2018年06月17日
苗や種子を第四種郵便で発送する場合の手順や注意点
1.はじめに
ヤフオクで植物の苗や種子などを出品してると,第四種郵便に対応してほしいという依頼が来たりするのだが,私は不着や紛失時のトラブルを避けるために,これまでほとんどの場合,商品の追跡が可能なレターパックなどの発送方法しか利用してこなかった
2.第四種郵便の希望が増えてきた
厚みのある球根を1個とか2個とか落札したような場合,第4種郵便なら送料は72円とか110円なのに,レターパックプラスの場合は510円という送料になる,落札者としてはそこまでの送料は出したくないと思うだろうから,第四種郵便で発送してほしいという要望がくるのは当然だろう
3.定形外郵便が使いにくくなった
追跡とかは不要なので,とにかく安い発送方法を希望するという人には,定形外郵便で送ったりしてきたのだが,定形外郵便の料金体系が変わって,厚さ3cmを超えると規格外ということになり,その場合,最低料金でも200円と,定形外郵便が利用しにくくなってしまった
4.送料が高くなってオークションが低迷
おまけに,最近,宅配業者がどこもかしこも配送料金を値上げしてからというもの,送料が高くなるものはあきらかに入札件数が減ってるし,その分,競り合いも起こらず,落札金額は低下傾向にある,ここは少しでも入札増が期待できるなら,第四種郵便にも対応するしかない
5.第四種郵便の発送に関して調べる
ということで,これまで第四種郵便に関しては,私はまったく利用したことのない発送方法なので,ネットでイロイロ情報をあさってみたんだが,この発送方法に関しては,あちこちの質問コーナーにたくさん質問が上がっていて,みなさん試行錯誤しながら利用してるようである
なかには,どうも利用者はちゃんとしてるのに,郵便局側の対応に問題が有る例も散見され,これはちょっと心して利用しないとイケナイのではないかと身構えてしまう,そもそもこの第四種郵便をよくわかってない郵便局の職員がいるというような投稿も見かけたが,本当だろうか?
6.第四種郵便の発送に関しての注意事項
郵便のサイトで確認すると,植物関係で利用できるのは「植物種子,苗,苗木,茎もしくは根で栽植の用に供するもの」と記載されている,この「栽植の用に供する」というのが重要で,植物の種子でも食用や動物のエサ用はダメ,またドライフラワー,切り花,手芸工作用の材料などもダメである
つまりその送る植物の種をまいたり,苗を植え付けたりして栽培するということが条件なわけだが,これが意外とややこしく混乱の一因でもある,例えばヒマワリの種をハムスターのエサとしては送ることはできないが,花として観賞するヒマワリを育てるためと言うことにすれば送れることになる
ほかにも注意点として「第四種郵便」とオモテに朱書きすること,また中身が見える状態で窓口に提出する必要がある,この中身が見える方法というのが,これまた難しいのだが,現物を郵便局まで持って行って,送るものを確認してもらってから封をするという方法もあるようだ
さらに総重量は1kg以内でなければならない,なお,大きさに関しては,定形外郵便などよりかなり融通が利く,最大の長辺が60cm以下で,3辺の合計は90cm以下であること,最小の規定もあるが,こちらは「特例」もあるので,詳細は郵便のホームページ→(こちら)を参照してほしい
7.第四種郵便について郵便局で相談する
今回初めて第四種郵便で送ろうとしてるのは,直径が4cmくらいの花の球根が8球である,第四種郵便での発送は初めてなので,いきなり窓口に持って行って,不備があって受付してもらえないとかのトラブルはゴメンだから,事前に品物や包装資材をもって直接郵便局に聞きに行った
いつものかわいいおねえさんが2人でやってる簡易郵便局に行って「これこれしかじかの球根をこれこれしかじかの梱包で第四種郵便で発送したいのだけど」と質問したら,詳細は省くが,中が見える梱包方法や注意すべき事項について,ものすごく丁寧にアドバイスしてもらい大助かり
この簡易郵便局のおねえさんたち,いつもにこにこ愛想がいいし,実は距離的には集荷を担当してる中央郵便局がずっと近いのだが,この中央郵便局の郵便窓口は愛想が無いこと甚だしく,無愛想に単に事務的に処理するだけ,料金同じなら愛想いい方に行くのは必然だろう,あっ,話がそれた!
8.第四種郵便の実際の発送手順
実際にクッション封筒に球根を入れて発送する手順を以下に示すが,今回は球根なので大きめのクッション封筒を使用しているが,送るものによりけりだから,梱包方法等は,それぞれで工夫すればいいと思う,先の郵便局の話では条件さえ満たしてればかなり柔軟に対応可能とのことだった
◆発送する球根
◆クッション封筒の準備
◆第四種郵便のラベルを準備
◆チャック付きポリ袋に入れる
◆封筒に入れて一部を開けて封をする
◆発送用の完成した荷姿
9.第四種郵便を実際に郵便局に持ち込む
第四種郵便に関しては郵便局側と内容物のことでトラブったり,持ち込んだ荷物が第四種郵便に該当するか,その解釈について延々と上部機関とやりとりしてて大変だったとかのブログ記事等をいくつも見たので,内心ヒヤヒヤだったが写真の梱包状態のものを持って行ったらすんなりOKだった
これは,数日前に実際送る品物(球根)を持ち込んで,あれこれ相談してたから,すんなりOKだったんだろうが,中でも「中が見える梱包方法」という部分は,郵便局によって解釈に違いがあるようである,私は封筒の一部を開けて中が確認できさえすればいいと言われたので,写真の方法を取った
なお,ちょっと裏技的な梱包方法として,球根類なんかは,ペットボトルを加工した容器に入れて,外側に宛先シール貼ったような状態でもOKですよってアドバイスされたけど,なるほどね〜,クッション封筒は100円くらいするけど,ペットボトルなら家に困るくらい溜まっててタダだしね
10.おわりに
掘り取ったばかりの苗や球根等を送る場合,水分や泥が付着してるだろうから,それなりに配慮した梱包方法を採用するか,泥は洗い落として水気は乾燥してから発送するなど,この点は特に気を付けた方がいい,郵便局の方で「他の郵便物を汚すかもしれない」と判断されたらアウトである
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