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2018年02月18日

公務員の実態(試験,仕事,給料,異動,結婚,上司など)

公務員の実態.jpg

1.はじめに
 世間一般の認識として,公務員は身分が保証されてて,楽な仕事してるわりには給料も安定してていいよなぁとか,ひどい場合は税金ドロボーとか言われたりもするんだが,果たしてその実態はどうなんだろう,ということでその辺の状況にすこしばかり迫ってみた


2.公務員の実態を語る前提条件
 同じ公務員といっても,霞ヶ関の省庁レベルから町村の役場レベルまで,まさにピンキリである,ここでは,中間的なレベルということで,中程度の県の県庁職員とか,政令指定都市などの行政組織に勤務している,一般行政職の公務員ということで話を進める

 ここで述べる公務員の実態に関しては,私が見聞きしたごくごく一部の例であって,これが全体の公務員の状況を現してるわけではない,公務員の職務内容は多岐にわたるため,実態把握と言ってもなかなか難しいのであるが,1つの事例として見て欲しい


3.公務員試験の1次試験について
 公務員になりたかったら公務員試験を受けて,いい成績をとれば採用される,試験は普通は1次試験の常識問題と論文や面接等の2次試験がある,とりあえず1次試験に受からないと話にならないが,これは常識試験対策用のハウツー本を2冊ほど丸暗記しちゃえば,ほとんど対応できる

 企業の業績がウハウハの時代は,給料の安い公務員になる人が少なくて,試験受ければネコもしゃくしも合格とか,また地方の自治体では力のある議員さんとかに相応の金品を用意すれば,公務員になれた時代もあったようだが,さすがに最近はそういうことは無い(らしい)


4.公務員試験の2次試験について
 2次試験は自治体によってイロイロだが,何かの命題に対して論述させるような論文試験が多い,この場合,絶対に本音を書いてはいけない,ごくごく普通の論文対策のハウツー本の内容で結構,個性的な回答なんか書いたら絶対にダメ,採用する側はそういう個性的な人材は求めていない

 なぜ個性的な人は嫌われるかというと,そういう人は往々にして組織の輪を乱すことがあるから,公務員としては不的確と見なされる,上の人の言うことに何も疑問を抱かず,黙って指示通り,規則通り業務をこなしてくれれば,それが一番よい公務員,没個性が一番なのである

 逆に言えば,そういう長いものに巻かれるような日常を嫌う人は公務員になってはいけない,公務員の仕事は,右のモノを左に置く,左のモノを右に置くというような非生産的な仕事も多いのだが,それに疑問を感じて,上司に意見したりするような人はノーグッドなのである

 また面接に関しては,それほど深く考えなくて良い,一般的な質問をイロイロされるが,その質問に答えられなくても大丈夫,答えが正解か不正解かではなく,会話の中からその人が過激な思想や反社会的な面がないか,そういうことを見てるので,普通の常識的な人と思われさえすれば大丈夫


5.公務員の仕事の実際について
 外から見てたらそう見えないだろうが,一般的にはとにかく忙しい,多忙である,昔の親方日の丸の時代には,出勤して机の前に居さえすればよかった,というような話も聞くが,昨今,公務員への風当たりが強くなってから人員削減も進んでおり,マンパワーに余裕が無く忙しさは常にmax状態

 ブラック企業などの過重な超過勤務が報じられるが,議会開催中に待機させられるような部署は結構な超過勤務があるが,逆にそうでない部門は最近は予算削減等がうるさいので,超過勤務は極力減らすような方向になってきている,ただそれじゃ本来の業務が終わらないことが多い

 じゃどうするかとなるが,最近は情報の外部持ち出しは禁止なので,自宅への持ち帰り業務はできないから,勤務時間内に終わらせなくてはいけない,だから忙しいわけだが,業務を完璧なものにしようとすると時間がかかるので,80%程度で完了したことにしてそれで流すという手法をとる

 また部署にもよるがストレスが多いのも事実である,住民と直接対応する部門なんかは,ひどい罵声を浴びせられるくらいならマシな方で,受付カウンター越しに掴み掛かられたりとかもあったりする,こういう場合も大抵は穏便に処理されて,よほどのことが無い限り警察沙汰にはならない

 特に最近は,切れるオヤジとか高齢者の対応が大変だと聞く,相手が手を出せない公務員だと言うことで,暴言を吐きまくったり,執拗にイヤミを長時間にわたり言い続けて業務を妨害したりする,そういうことをわざとやる手合いもいる,これに耐えられないと公務員は勤まらない


6.公務員の給料について
 昔の景気が良かった時は,毎年基本給が1万円以上も上がっていき,その年に上がった分を12月に差額追給と言って,4月までさかのぼって再計算して支払われるというすばらしい時代もあった,ボーナスが2回あるような夢のような状況である,ただしこんなのは最近はまず無い

 世間的にみればまあ公務員の給料は中間的な位置づけだろう,そうそう安月給ではないが,大手の企業とか銀行なんかに比べたら安いというレベル,貧しくはないが特に裕福でもない,郊外にローン組んで一軒家を買える位のレベル,車はフィットかアクア,子ども多いとノアとかセレナとか

 公務員の給料は高いんだってねぇ,なんてのは,昔々の古き良き時代の話である,今は人事院が行う民間企業と比べた勧告が優先されてるから,まず一般大手企業より高くなることは無い,ただし財政が逼迫してきて給料が下がることはあっても,原則としてリストラに逢うようなことはない


7.公務員の異動(転勤)について
 異動は公務員に限ったわけでは無いが,これが意外と恣意的に行われる,上司に気に入られたヤツとか要領のいいヤツは,極端な話,異動を1度も経験したこと無いとか,2〜3回異動してるけど,自宅から通える範囲だけとかね,逆の場合,勤続38年の間に異動回数20回とかになる

 知り合いの公務員の人なんか,県庁の本庁勤務になったときに,郊外に戸建て住宅を建てたんだが,上司に嫌われたのかなんかヘマやったのか,その年に異動になった,その後も自宅から通勤できないような部署ばかりで,以後20数年その家には住んでない,単身赴任継続中


8.公務員の結婚について
 男性も女性も結婚相手は公務員希望が多いと以前書いた,(詳細は→こちら),実際そういうお互い公務員という職場結婚はたしかに多い,傍目には公務員同士で結婚して2馬力で稼げて万々歳,順風満帆の日々だろうと思うでしょ,でもそうでは無い人々もいる,極端な例を2つ紹介する

 Aさんの事例:夫婦とも県の本庁勤務,その県庁所在地の郊外一等地に自宅を建ててしばらく住んでたけど,Aさんも奥さんも異動で,どちらも単身赴任,有名私立進学校に通う高校生の息子二人は,転校なんてできないと,自宅に残って2人で生活してたけど,お兄さんの方が自殺してしまった

 Bさんの事例:Bさんも奥さんも公務員,結婚したのもちょっと遅い気味だったと思うが,ふたりとも仕事が忙しくて,子どもを持つような時間的なあるいは精神的な余裕が無かったんだろう,ようやく奥さんが40歳ちょっと前に妊娠したけど1度目は流産,その後2度目は死産だった


9.公務員の上司との関係について
 以前も書いたかもしれないが,安泰な状況を望むなら上司に嫌われないようにすることが一番大事である,気の合わない嫌な上司がいる部署に配属になっても,とにかく我慢する,最近はパワハラ訴訟とかあったりするから,かなりなアホ上司でも暴言はいたり無茶な勤務を命じたりはしない

 そういうアホ上司に嫌われたりしたらどうなるかというと,まず人事評価を落とされる,昇任の推薦をしてもらえない,人事異動で辺境の支所なんかに飛ばされる,送別会では「私もイロイロ手はうったんだけどね,人事課のやることだからねぇ」なんて真っ赤な嘘を言われ,さらに頭に来る


10.公務員の今後について
 マスコミなんかでもイロイロ報道されてるが,今は60歳定年,65歳から年金支給だが,しばらくしたら65歳定年,70歳からの年金支給になるだろう,さらに今後公務員試験を受けるような若い方々は70歳定年,75歳からの年金支給なんて状況も想定していた方がいい

 公務員に限らずサラリーマンはみな同じ状況になるだろうが,自営業や農業経営やってる人たちは,体が動くうちは自力で収入得られるから強い,公務員なんて退職したらなんも無い,よほどの技術や知識持って無いと,そういう高齢者を雇用するとこなんてないだろう

 ただし,公務員にはおいしい天下りってのが有る,公務員の天下り先の外郭団体なんてスゴイというか非常においしいらしい,なんとか公社とかなんとか協会とか一杯有るが,まあ具体的な中身は想像にお任せするが,天下った人の待遇がいいことは確かだと思う


11.公務員として注意すべきこと
 公務員はいろいろな外に漏らしてはいけない情報を持っている,その情報を欲しがる連中が周りにうごめいていたりする,時に男性は既婚未婚に関わらず,若い綺麗な女性が接近してきたらヤバイ,それになびいたら,ほぼ100%身の破滅,家庭崩壊を招く,表沙汰にならないが意外といるんだよ

 また最近はちょっとしたことでも役所に通報される,横断歩道じゃないところを横断したとか,昼休み前に食事をしてたとか,公用車が喫茶店に停まってたとかで連絡される,こういう連絡があると担当部署は無視するわけにいかないので,調査しなくてはならない,場合によっては人事課から怒られる 

 地域においては常に「あすこは公務員だから」ってな目で見られてるから,たとえ公務中でない休日でも,その行動には気をつけた方がいい,自営業とか自由業の人が40kmオーバーのスピード違反したとしても「あちゃ〜」で免停くらって罰金を払えば,それで終わり

 これが公務員だと,自治体によって対応が異なるが,ほとんどの場合懲戒処分を受ける,マスコミなんかに取り上げられて名前まで公表されると,家族を含めて悲惨なことになる,就学してる子どもがいたら学校でからかわれるくらいならマシな方で,ひどいイジメに遭ったりする

 世の中には,公務員の不正をたたくのは正義という流れがあるんで,不正した公務員は徹底的にたたかれる,今のネットの時代を甘く見てはいけない,ツイッターやインスタなんかやってたら,本人はいうに及ばず,子どもまで特定されて徹底的に攻撃されてむちゃくちゃになる


12.おわりに
 公務員をすごくいい環境で仕事してる恵まれた人々というふうに捉えてる人は多いだろう,それは一概に否定はできないが,表面的には見えないマイナスの部分が有るのも事実である,これから公務員を目指す人は,希望する自治体の実態について先輩などから事前に情報を得ることをお薦めする



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