1.はじめに
アクセルとブレーキを踏み間違えたという事故がよく報道されるが,AT車のクリープ現象も原因の一つではないだろうか,クリープがあるとノロノロの渋滞時に楽だとか,坂道で発進するときに後退しないとかのメリットも有るが,踏み間違い事故の原因にもなってるような気がする
2.クリープで駐車する
コンビニの駐車場に停車する時を考えてみよう,ごく普通の平坦な駐車場なら,駐車スペースに近づいたら,アクセルから足を離して,クリープ使ってそろそろと車止めに進むことが多い,このクリープで前に進むってことが,そもそもヤバイ
3.クリープで駐車時に間違う訳
クリープで前に進む場合,右足はブレーキペダルに置かれてて,最後にグイッと踏み込んで停車するわけだが,ところが駐車場がソコソコ傾斜が有った場合,クリープでは力が足りないので,アクセルを踏んで駐車スペースに接近する
ここで,脳ミソがクリープで近づいてると勘違いする,クリープ状態をブレーキでコントロールしてると勘違いしてるわけだから,最後にブレーキをギュと踏み込んだつもりが,足はアクセルに有るから急加速,慌ててブレーキだと思ってる,アクセルをベタ踏み,でキックダウンで急加速のドッカーン
4.踏み間違え事故に年齢は関係ない
ブレーキと思って踏んだペダルはアクセルペダルで,コンビニとかに突進,この手の脳ミソの誤認識は,若いとか年寄りだからとか関係ない,ダレにでも起こる,いわゆる勘違いってヤツ,下のグラフを見ても解るように,踏み間違いは若い人が多いんだよ,よくあるでしょ,エアコンのリモコンをテレビに向けて押すとかさ,そういう認知症なんかとは違ういわゆる低緊張状態の勘違い
5.緊張感の欠如も間違いの元
車の運転も慣れてくると,単に駐車スペースに車を止めるって作業は,脳があまり緊張してない,もちろん駐車場に人がうじゃうじゃいたり,止めるスペースの横にフルスモークのベンツでも止まってたら,緊張感持って駐車するだろうけど
平日の昼下がり昼飯食った後14〜15時くらいにコンビニに行く,駐車場もがら〜んと閑散とした状況だと,緊張感も無く,なんとな〜くアクセル操作やブレーキ操作して駐車スペースに侵入,で,間違えてドッカーん!
6.クリープ現象を無くしたらどうか
このクリープという現象を無くすだけで,ブレーキ・アクセル操作ミスの事故ってだいぶ減らせるように思うんだが,もうこれだけ一般化してしまったら無理なんだろうか,自動車メーカーとか監督官庁とか,今一度真剣に議論した方がいいんじゃないだろうか
そもそもブレーキ側に足があるのに,走行しちゃうってのは問題だと思う,このクリープ現象が起きないようにすればいいと思うけどね,交差点で信号赤で止まったらエンジン停止,ブレーキから足を離したら即刻エンジン始動なんて制御が簡単にできてるんだから,クリープの制御なんてどうとでもなるでしょう
動いてるときはアクセル側に足がある,止まるときはブレーキ側に足がある,この2点が徹底されるだけで,踏み間違いによる暴走とかコンビニ突入とか,ほとんど無くなると思うんだけど,これって考えが甘いかな?
7.おわりに
今時の車は暴走制御に関しては,レーダーとかカメラ等の情報でコントロールする方向に開発が進んでるけど,クリープ制御とかそう難しい制御技術でもないだろうに,そういう車を出しても渋滞時に不便とか,燃費が悪くなるとかで,売れないんだろうなぁ,日本は燃費至上主義だし,まあいずれにせよ車は安全重視,人命重視で開発して欲しいものである
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