なぜ飛び込んだのか?
「気持ちいいから泳ごうと思った」。そう思い立った2人が飛び込んだのは、観光名所として有名なあの場所でした。
坂詰怜記者:「男性2人は五稜郭公園の堀に向かい、この辺りから飛び込みました。2mほどあるということですが、かなり濁っていてその深さを上から判断することはできません」。
人もまばらな午前5時すぎ、五稜郭の象徴、星型の要塞を形作る堀へと向かい、若い男性2人が飛び込む様子を通行人が目撃していました。
2人が飛び込んだのは五稜郭の南側。五稜郭タワーにも近いこの辺りです。そして、幅およそ20mある堀を泳いで渡ろうとしたのです。
1人は対岸にある貸しボート店の桟橋に辿り着きましたが、もう1人の行方が分からなくなりました。およそ1時間半後、函館市の桜井一真さん(25)が意識不明の状態で見つかり、死亡が確認されました。
坂詰記者:「堀の周りには、このように中で泳がないようにと書かれた看板が設置されています」。
函館市の男性:「飛び込む人は見たことない」。女性:「そんなにきれいな水でもないので、泳ごうと思わないですね」。
市によると、この辺りの水深は2mほど。一体なぜ2人は飛び込んでしまったのでしょうか。
警察によりますと、2人は市内のカラオケ店で朝まで酒を飲んでいました。その後「気持ちいいから泳ごう」と飛び込んだと、助かった男性が話しているということです。
夏至の21日、午前5時の函館はすでに明るく、気温は14℃近くありました。警察は、溺死とみて死因の特定を進めています。
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