東京湾アクアライン事故で死者 追突トラックの運転手逮捕 トンネル火災でUターンも
東京湾アクアラインのトンネルで28日、事故による火災が発生し、1人が死亡した。上下線とも一時、通行止めになった。 ■中型トラックが乗用車に追突 3台が絡む玉突き事故 火災は、川崎市と千葉県木更津市を繋ぐ東京湾アクアラインで起きた。 Uターンはトンネル内でも行われていた。場所はちょうど風の塔の下、アクアラインで唯一Uターンができる場所だ。 事故のあった上り線に滞留していた車を壁にある通路を通して、反対側の下り線に移動させ、千葉県側に戻すという作業だ。 事故があった場所では、中型トラックが乗用車に突っ込み、3台が絡む玉突き事故が起き、火災が発生した。他の車に燃え移れば、大惨事につながりかねない。 ■過失運転致死の疑い 50代のトラック運転手を逮捕 しかし、4分後にはスプリンクラーが作動し、燃えている車両に水が噴射された。消火に当たった消防によると、このスプリンクラーが鎮火に一役買っていたという。 こうしたスプリンクラーは、1979年に173台の車両が焼失した日本坂トンネル火災事故を機に、主要なトンネルに装備されるようになった。 今回の火災事故で1人が死亡し、アクアラインは上下線とも数時間にわたって通行止めとなった。 警察は追突したトラックを運転していた50代の男を過失運転致死の疑いで逮捕した。
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