2017年03月09日
関西・鉄道あるある【阪急電車はリースだった!?】
今回は、阪急電車がリース車両を使っていた話です。
阪急8300系 (Wikipedia より)
2002年、阪急電鉄は所有車両のうち京都本線で 1989年から運用していた 8300系車両 (83両) をカリブ海のケイマン諸島にあるリース会社『S&H Railway』に売却しました。
売却した車両はリース料金を支払って、今まで通り阪急電鉄で運用していたので、実際は所有権を移動させただけのようです。
その後、阪急電鉄は、契約満了した 2007年に車両を買い戻しています。
何故、車両を売却したのでしょう?
車両を売却してしまうと、その車両は阪急電鉄の固定資産ではなくなるので節税にる。
そして、減価償却処理が不要となり、リース料金の全額を経費として計上できる。
つまり、資金調達と節約が同時に実現できるというわけです。
次に、車両の売却先 (リース会社) があるケイマン諸島の税制度にも大きな利点がありました。
ケイマン諸島は法人税や所得税等の税制度がない、つまり『タックスヘイブン』だったのです。
※タックスヘイブン とは?
外国資本や外貨を獲得するために、税金を優遇してして資産誘致している国や地域の事です。
鉄道事業は、車両や設備に多額の費用がかかる為、ほとんど赤字経営のようで、付帯事業や様々な工夫をして赤字補填しているのが現状のようですね。
本記事は、Wikipediaを参考に作成しました。
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