そもそも日本が、金融活動作業部会(FATF)とやらで、重点フォローアップ国となっている現状。
イオン銀行がターゲットになったのだけれども、他の銀行であってもよかったのでは?
Yahoo!より、
金融庁、イオン銀行に業務改善命令へ…マネーロンダリング対策で不備
12/24(火) 22:50配信
読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/221a9ba0fd7ef3d011b0d01f9ffff21569f41b31
記事より、
金融庁がイオン銀行に対し、マネーロンダリング(資金洗浄)対策で不備があるとして、銀行法に基づく業務改善命令を近く出す方針を固めたことがわかった。金融庁が求めていたリスク管理体制の整備などが不十分だとして改善を求めるとみられる。
日米欧の金融・警察当局などでつくる「金融活動作業部会(FATF)」(本部・パリ)が2021年に公表した審査結果で、日本は3段階のうち2番目の「重点フォローアップ国」となった。金融庁は各金融機関への検査を実施し、24年3月末までに対応を完了するよう求めていた。
コメント
今回のイオン銀行への業務改善命令は、単に一つの銀行だけの問題ではなく、日本全体が直面している課題を反映していると言えます。日本が国際的な基準を設定する金融活動作業部会(FATF)で「重点フォローアップ国」に指定されている現状を考えれば、イオン銀行がターゲットになったのは一例に過ぎず、他の銀行が対象になっていてもおかしくありません。
問題は、国内の金融機関全体が国際基準に対応できる体制をどれだけ迅速かつ効果的に整備できるかです。特にマネーロンダリング対策は、グローバルな金融活動において欠かせない信頼を構築するための重要な要素です。イオン銀行だけに責任を押し付けるのではなく、日本全体としてこれを機にリスク管理体制を見直し、改善する努力を進める必要があるでしょう。
English Comment
The business improvement order issued to AEON Bank reflects not just the issues within one bank but a broader challenge facing Japan's financial system. As Japan remains under "enhanced follow-up" status by the Financial Action Task Force (FATF), AEON Bank's case seems to be one example, and any other bank could have been the focus of scrutiny.
The key issue lies in how effectively and swiftly Japan's financial institutions can align with international standards. Anti-money laundering (AML) measures are essential for maintaining trust in global financial activities. Instead of solely holding AEON Bank accountable, this situation should serve as an opportunity for Japan as a whole to reassess and improve its risk management frameworks.
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