2020年11月09日
「糖質ゼロ」とは
「糖質ゼロ」とは
最近は、「糖質オフ」「糖質ゼロ」「砂糖不使用」とうたった商品をよく目にします。
そうした商品で使われているのが、人工甘味料です。
甘いのに「糖質オフ」「糖質ゼロ」なのは なぜか、というと
「アスパルテーム」「アセスルファームカリウム」といった非糖質系の人工甘味料が使われているからです。
これらにはブドウ糖が含まれていないので、血糖値を上げません。
ところが、私たちが食べて「甘い」と騙されるように膵臓も騙されてしまいます。
血糖値は上がらないのに、インスリンが出てしまいます。
糖が来たと、体が錯覚してしまうのでしょう。
そうすると、結局は肥満や糖尿病につながってしまいます。
そのため 血糖値を上げないからと言う理由で人工甘味料を使っても、
インスリンの分泌量は増えるわけで、
長期的に見て糖尿病の予防ができた、肥満が解消された、
という実績は今のところありません。
糖質は単糖類まで分解されて吸収されます。
そのままの形で吸収される単糖類や単糖類が2つつながっただけの二糖類は、
たくさんのブドウ糖がつながっている多糖類のデンプンに比べると
消化にかかる時間がとても短く、早く吸収されやすいという特徴があります。
つながっている単糖類の数がデンプンよりも少なく3個から9個ほどの単糖類がくっついたものがオリゴ糖です。
オリゴ とはギリシア語で少ないという意味でオリゴ糖は「少糖類」とも呼ばれます。
オリゴ糖の特徴は、私たちの体内にある消化酵素では消化されにくく、吸収されにくいこと。
そのため、そのまま大腸に届いて腸内細菌の中でも善玉菌のエサになりやすい。
そういう意味では水溶性食物繊維と似ています。
大豆には「大豆オリゴ糖」、
玉ねぎ、ごぼう、アスパラガスといった野菜には「フラクオリゴ糖」が、
牛乳には「ガラクトオリゴ糖」が含まれています。
その他 希少糖「レアシュガー」と呼ばれる糖もあります。
名前のとおり希少な、自然界での存在量が少ない単糖や糖アルコール(糖質1種です)のこと。
自然界に最も多く存在している単糖類がブドウ糖で、果糖やガラクトースなども自然界にたくさん存在していますが、その他にも数は少ないものの自然界に存在している単糖や糖アルコールが50種類以上あるそうです。
ガムなどで すっかりお馴染みとなった「キシリトール」も希少糖の1つです。
虫歯予防効果があることが認められ 今では いろいろな種類のガムに使われています。
健康のため、と思って糖の質に目にいくのは当然ですが、
最終的には摂取総量が問題になります。
やはり、血糖値を上げないためには、糖質の全体量を制限すべきなので、
調味料に関しては、あまりこだわらずに、
おやつを食べたければ、その前の主食を減らしたほうが、正しいやり方だと思います。
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