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2019年09月02日

脳卒中と心筋梗塞(死亡原因1位)の主犯は高血圧

脳卒中と心筋梗塞(死亡原因1位)の主犯は高血圧


心臓血管障害(心筋梗塞と狭心症)と脳血管障害(=脳卒中:脳梗塞 +脳出血+くも膜下出血)で亡くなる人が現在の日本の死亡率1位です。
高血圧は脳心臓血管障害の主原因です。

若年者、中年では、食生活、早寝早起き、運動で血圧を下げれます。

ひとは口からしか塩分を取れません。

食物繊維はカリウムをたくさん含んでいるので、
食物繊維の多い食べ物を食べると、ナトリウム(塩)がおしっこで排出できます。


肥満を改善すると、血管の周りにへばりついて
血管を圧迫している脂肪組織を減らせるので、血管抵抗を減らせます。

起床時間を一定にして、お肉をたくさん食べることで、
天然の睡眠剤を豊富に決まった時間に分泌させることができるので、
熟眠した際に分泌させるストレス緩和ホルモンや細胞修復ホルモンも十分出てくるので、
血管の緊張が取れ、血管抵抗が減ります。

運動もストレスを解消するので、血管抵抗を減らせます。

悪玉コレステロール(LDL-C)が多いと、動脈硬化を促進させます。
血圧が高いと内皮細胞が傷つきコレステロールがその傷から血管内に侵入し、
これが炎症を引き起こし、炎症が起きた焼け野原にカルシウムが沈着します。
これを『石灰化』と言って、『動脈硬化』と呼ばれます。

血糖値が180mg/dL以上に上昇すると、内皮細胞が傷付き動脈硬化を促進させます。
炭水化物だけがブドウ糖を持つので、血糖を上昇させるのは炭水化物を摂取した時だけです。
糖質を制限することが、血糖の上昇を抑制でき流ので、血管内皮細胞の損傷を抑制できます
(カロリーは減らしません、おかずはむしろ増やします)。

糖質を制限すると、動力源として脂肪が使われるので、
LDL-C、悪玉コレステロールが消費され、
内臓脂肪を減らすことも明らかになってきました。

血管が生活習慣で柔軟性を取り戻すことができなくなった場合、薬物療法を行うことになります。

拡張期血圧は血液量と血管抵抗の和です。収縮期血圧は拡張期血圧に心臓がかけた圧を足したものです。

心臓が強い圧をかけるために筋肉が付きます。
心筋肥大が起き、心臓を栄養している血管が酸素供給しきれなくなる
=狭心症、時間が長いと心筋梗塞(心筋壊死)になります。

パンツのゴムが伸びるように心臓全体が伸びて収縮力が無くなるケースもあります。

心臓の負担、動脈硬化を減らすために、中高年、高齢者に対して、
降圧剤(利尿剤、抗レニンアルドステロン阻害剤、カルシウム拮抗剤)を使用することになります。

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田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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