アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年07月03日

肉の摂取頻度が認知症リスクと関連

(肉の摂取が少ないこと(1回以下/週)だけが、
通常の摂取(4回以上/週)と比較し、
認知症およびアルツハイマー病(AD;アルツハイマー型認知症)のリスク増加と関連が認められた)


肉の摂取頻度が認知症リスクと関連

提供元:ケアネット 公開日:2019/04/22

これまで、食物摂取と認知症リスクとの関連は、
初発症状バイアス(逆因果関係)の可能性を考慮して研究されていなかった。豚牛とり.jpg


フランス・モンペリエ大学のLaure Ngabirano氏らは、
肉、魚、果物、野菜の摂取頻度と
認知症やアルツハイマー病(AD)の長期リスクとの関係について、
初発症状バイアスを考慮して検討を行った。
Journal of Alzheimer's Disease誌2019年号の報告。

『12年間』に2〜4年ごとのフォローアップを行ったThree-city studyより、
65歳以上のボランティア『5,934例』のデータを分析した。

食物摂取は、簡潔な食物摂取頻度アンケートを用いて評価した。
各フォローアップ時に、認知症症状の有無を調査した。
初発症状バイアスリスクを制限するため、
データの組み入れから『最初の4年間に発生したすべての認知症症例を分析から除外』した。

社会人口統計、生活様式、健康要因で調整した後、Cox比例ハザードモデルを用いて分析を行った。

主な結果は以下のとおり。

・平均フォローアップ期間は、9.8年であった。
・フォローアップ期間中の認知症発症者数は、662例であった(AD発症者数466例を含む)。
・調整後、肉の摂取が少ないこと(1回以下/週)だけが、
 通常の摂取(4回以上/週)と比較し、
 認知症(HR:1.58、95%CI:1.17〜2.14)
 および
 AD(HR:1.67、95%CI:1.18〜2.37)
 のリスク増加と関連が認められた。
・魚、果物、野菜の摂取と認知症またはADリスクとの間に関連性は認められなかった。

著者らは「肉の摂取がかなり少ないと、認知症やADの長期リスクを増大させることが示唆された。
これまでの研究からの知見は、初発症状バイアスが影響を及ぼした可能性がある」としている。
(鷹野 敦夫)

原著論文はこちら
Ngabirano L, et al. J Alzheimers Dis. 2019;68:711-722.
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8931914
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
プロフィール
田中松平さんの画像
田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
プロフィール
<< 2021年07月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。