アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年06月16日

ペットと肺がん死亡率に意外な関連

(ネコを飼っている女性は飼っていない女性に比べ、『肺がん死亡率が2.85倍』と有意に高かったー犬は関連なし。なんでだろう。鳥は糞に有害なカビが住んでいるので理解できるが、猫は何を飼い主に感染させているのだろうか?)

ペットと肺がん死亡率に意外な関連

提供元:ケアネット 公開日:2019/04/17

わが国でもペットを飼っている人は多く、ここ数年はネコがイヌを上回っている。
今回、米国ジョージアサザン大学のAtin Adhikari氏らは、
米国の全国コホートにおける18年間の追跡調査で、
ネコを飼っている女性は飼っていない女性に比べ、
『肺がん死亡率が2.85倍』と有意に高かったことを報告した。

ペットによるこの影響は、喫煙やアトピー性疾患の交絡によって説明されないという。猫写真.jpg

Environmental Research誌2019年2月25日号に掲載。

この研究の対象は、
1988〜94年の米国国民健康栄養調査
(National Health and Nutrition Examination Survey:NHANES)IIIにおいて、
ペット所有に関する質問に回答した『19歳以上の1万3,725人』で、
2010年12月31日まで追跡調査を行った(最長22年)。

主な結果は以下のとおり。

・対象者の約43%がペットを飼っており、
20.4%がネコ、4.6%が鳥を飼っていた。

・18万3,094人年(unweighted)の追跡期間中に肺がんで213人死亡し、
肺がん特異的死亡率は1,000人年当たり1.00であった。

・喫煙・飲酒・身体活動・BMI・アトピー性疾患歴・血清中コチニンについて調整後、
女性では、ペット所有者は非所有者に比べて、肺がん死亡率が2倍以上であった
(ハザード比[HR]:2.31、95%信頼区間:1.41〜3.79)。

ペット別のHRは、
ネコが2.85(1.62〜5.01)、
鳥が2.67(0.68〜10.5)

イヌが1.01(0.57〜1.77)で、
ネコおよび鳥の所有がこの関連に大きく起因していた。

男性では、ペットの有無やペットの種類にかかわらず、有意な関連はみられなかった。
(ケアネット 金沢 浩子)

原著論文はこちら
Adhikari A, et al. Environ Res. 2019;173:379-386. [Epub ahead of print]
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8892881
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
プロフィール
田中松平さんの画像
田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
プロフィール
<< 2021年07月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。