2019年03月03日
「まずはビール」に二日酔い予防効果なし?
アルコールは純エタノール量を計算しましょう!
パーセンテージ×量、
《純アルコール量の目安》
ビール中びん1本(500ml)=20g、日本酒1合(180ml)=22g、ウイスキーダブル(60ml)=20g、焼酎(25度)1合(180ml)=36g、ワイン1杯(120ml)=12g
種類を変えれば、純エタノール総計は増え、悪酔い、二日酔いにつながるわけ!
「まずはビール」に二日酔い予防効果なし?
提供元:HealthDay News 公開日:2019/02/19
二日酔いを予防するには、ビールやワインなどの飲む順番が大切と考えている人は多いだろう。
しかし、ワインの前にビールを飲んでも二日酔いの予防効果はないことが、
ヴィッテン・ヘルデッケ大学(ドイツ)のJoran Kochling氏らの研究で明らかになった。
研究の詳細は「American Journal of Clinical Nutrition」2月8日号に発表された。
Kochling氏らは今回、19〜40歳のボランティア男女90人(平均年齢23.9歳)を対象に、
1)最初にビールを約1,420mL、続いてワインを大きめのグラスで4杯分飲む群(31人)、または
2)同じ分量でワインを先に飲む群(31人)、
3)ビールまたはワインのどちから一方だけを飲む群(対照群;28人)にランダムに割り付けて比較した。
その後、1週間以上空けてから、それぞれの群の参加者には再び、反対の順番で飲酒をしてもらった。
また、参加者には飲酒後の夜間に、飲酒レベルを0〜10のスケールで評価してもらった。
翌日のインタビューの後、のどの渇き、疲労感、頭痛、めまい、悪心、胃の痛み、心拍数の増加、食欲不振などに基づいて二日酔いスコアを評価した。
その結果、女性は男性よりわずかに二日酔いを感じる人の割合が高い傾向がみられた(基本アルコールを肝臓で分解する能力は女性は男性の半分しかありません。”乱れたところを見せない”という前頭葉の力;克己心ではありませんー管理人註)。
また、二日酔いの評価スコアには3群間で有意な差はみられず、アルコールの飲む順番は二日酔いの程度に影響しないことが明らかになった。
さらに、血液検査や尿検査、年齢、性、体重、飲酒習慣、二日酔いの頻度などの因子は、二日酔いの程度の予測には役立たないことも分かった。
一方、嘔吐と自分が酔っていると自覚することは、より重度の二日酔いと関連していた。
Kochling氏らは「白ワインとビールを用いた今回の実験で、ワインの前にビールを飲んでも、他の順番に比べて二日酔いが軽くなるというエビデンスは認められなかった」と結論づけている。
その上で、
「真実は、アルコールは飲み過ぎれば、二日酔いになる確率が高まるということだ。
どんな順番で飲んだとしても、飲み過ぎれば二日酔いになるだろう。
翌日どの程度の二日酔いになるかを予想するのに参考になるのは、
どのくらい酔っているのかと、体調が悪いかどうかだけだ」
と述べている。
また、論文著者の一人でケンブリッジ大学のKai Hensel氏は
「二日酔いは不愉快なものだが、自分の身体が発する警告でもあることを忘れないでほしい」
と述べている。
[2019年2月7日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay.
原著論文
Kochling J, et al. Am J Clin Nutr. 2019; 109: 345-352.
パーセンテージ×量、
《純アルコール量の目安》
ビール中びん1本(500ml)=20g、日本酒1合(180ml)=22g、ウイスキーダブル(60ml)=20g、焼酎(25度)1合(180ml)=36g、ワイン1杯(120ml)=12g
種類を変えれば、純エタノール総計は増え、悪酔い、二日酔いにつながるわけ!
「まずはビール」に二日酔い予防効果なし?
提供元:HealthDay News 公開日:2019/02/19
二日酔いを予防するには、ビールやワインなどの飲む順番が大切と考えている人は多いだろう。
しかし、ワインの前にビールを飲んでも二日酔いの予防効果はないことが、
ヴィッテン・ヘルデッケ大学(ドイツ)のJoran Kochling氏らの研究で明らかになった。
研究の詳細は「American Journal of Clinical Nutrition」2月8日号に発表された。
Kochling氏らは今回、19〜40歳のボランティア男女90人(平均年齢23.9歳)を対象に、
1)最初にビールを約1,420mL、続いてワインを大きめのグラスで4杯分飲む群(31人)、または
2)同じ分量でワインを先に飲む群(31人)、
3)ビールまたはワインのどちから一方だけを飲む群(対照群;28人)にランダムに割り付けて比較した。
その後、1週間以上空けてから、それぞれの群の参加者には再び、反対の順番で飲酒をしてもらった。
また、参加者には飲酒後の夜間に、飲酒レベルを0〜10のスケールで評価してもらった。
翌日のインタビューの後、のどの渇き、疲労感、頭痛、めまい、悪心、胃の痛み、心拍数の増加、食欲不振などに基づいて二日酔いスコアを評価した。
その結果、女性は男性よりわずかに二日酔いを感じる人の割合が高い傾向がみられた(基本アルコールを肝臓で分解する能力は女性は男性の半分しかありません。”乱れたところを見せない”という前頭葉の力;克己心ではありませんー管理人註)。
また、二日酔いの評価スコアには3群間で有意な差はみられず、アルコールの飲む順番は二日酔いの程度に影響しないことが明らかになった。
さらに、血液検査や尿検査、年齢、性、体重、飲酒習慣、二日酔いの頻度などの因子は、二日酔いの程度の予測には役立たないことも分かった。
一方、嘔吐と自分が酔っていると自覚することは、より重度の二日酔いと関連していた。
Kochling氏らは「白ワインとビールを用いた今回の実験で、ワインの前にビールを飲んでも、他の順番に比べて二日酔いが軽くなるというエビデンスは認められなかった」と結論づけている。
その上で、
「真実は、アルコールは飲み過ぎれば、二日酔いになる確率が高まるということだ。
どんな順番で飲んだとしても、飲み過ぎれば二日酔いになるだろう。
翌日どの程度の二日酔いになるかを予想するのに参考になるのは、
どのくらい酔っているのかと、体調が悪いかどうかだけだ」
と述べている。
また、論文著者の一人でケンブリッジ大学のKai Hensel氏は
「二日酔いは不愉快なものだが、自分の身体が発する警告でもあることを忘れないでほしい」
と述べている。
[2019年2月7日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay.
原著論文
Kochling J, et al. Am J Clin Nutr. 2019; 109: 345-352.
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