アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年02月16日

学校の始業時刻を遅らせることで睡眠時間が長くなり、学業成績が向上する!

学校の始業時刻を遅らせることで睡眠時間が長くなり、学業成績が向上する!

青年は睡眠時間が長いほうが学業成績が向上する
School Performance Improves When Adolescents Sleep Longer
F. Bruder Stapleton, MD reviewing Dunster GP et al. Sci Adv 2018 Dec 12

学校の始業時刻を遅らせることで睡眠時間が長くなり、学業成績が向上する
青年は就寝時刻が遅く、学校に行くため起床時刻が早いことから、推奨されている8〜10時間の睡眠を得られていないことが多い。
2016年、Seattleの公立学校は、secondary school(訳注:米国における高等学校)の始業時刻を午前7時50分から午前8時45分に遅らせた。
この方針変更が睡眠パターン、眠気、成績、登校状況にもたらす影響を調べるため、研究者らは方針変更前後のこれらの指標を比較した。
参加者は2つの公立高校の2年生であった。
睡眠時間はリストバンド型睡眠覚醒・活動量計で測定された。
結果は以下のとおりであった。

学校の始業時刻を遅らせたあと、登校日の睡眠時間の中央値は6時間50分から7時間24分に増えた(34分増加)
休日の寝坊が登校日の睡眠に二次的に及ぼす影響(すなわち社会的時差ぼけ)は、遅い始業時刻を導入後少なくなった
遅い始業時刻は、眠気が少ないことと学業成績の向上を伴った
遅い始業時刻は、貧困および民族的少数者の生徒の割合が高い高校では欠席と遅刻がより少ないことを伴ったが、それ以外の学校ではそうではなかった。

コメント

この研究は青年のために学校の始業時刻を遅らせることを支持している。
われわれは教育委員会および教育者に、青年期の生徒は遅く起きられるほうが学校での成績がよくなることを主張すべきである。
これらの研究者らは、学校の始業時刻が遅くなった場合にティーンエイジャーの就寝時刻が遅くなることは見出さなかった

CITATION(S)
Dunster GP et al. Sleepmore in Seattle: Later school start times are associated with more sleep and better performance in high school students. Sci Adv 2018 Dec 12; 4:u6200.
posted by 田中松平 at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8558859
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
プロフィール
田中松平さんの画像
田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
プロフィール
<< 2021年07月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。