2019年02月13日
脂質異常症(高脂血症)とは
脂質異常症(高脂血症)とは
中性脂肪値は前日の食事(脂っこい、揚げ物、炒め物、食物繊維が少ない)が反映します。
絶えず600以上の方やLDL-Cが190以上の方は家族性高脂血症を除外する必要があります。
代謝内科を専門にしている病医院を受診してください!
LDL-Cは組織に脂という原材料を送っています。脂から細胞膜や酵素やホルモンなどが作られています。
女性は女性ホルモンのおかげで、ストレスに強く、組織の柔軟性が保たれ、男性は成人とともに動脈硬化が始まるのに対して、閉経を迎える50歳前後から、女性ホルモンが作れなくなるため材料のコレステロールが余ってしまいます。
なので、閉経後LDL-Cが100から140ー160に上昇してしまいます。
LDL-Cを必ず下げないといけない病気があります。
狭心症、心筋梗塞です。
再び、発病すると、死に至ることが多いので、この場合、薬を使って、LDL-Cを100以下、可能ならば70以下に下げないといけません。
健康な人の血管の内膜表面を覆っている「内皮細胞」の層は、血液から必要な成分を取り込み、他の成分は入り込まないようにしています。
このほかに、血液が固まるのを防いだり、血液が内皮細胞にくっつかないようにしたりする大切な役目も果たしています。
最近になって、内皮細胞の層でさまざまな物質(生理活性物質)がつくられ、放出されていることがわかってきました。この細胞の役割は極めて大きいのです。
高血圧や糖尿病や感染などが刺激になって内皮細胞が傷害されると、血中の単球(白血球)が内皮細胞にくっつくようになります。さらにこの単球は内皮細胞の間から潜り込み、「マクロファージ」と呼ばれる状態に変身します。
血液中のコレステロールが多すぎると、この「マクロファージ」が“呼び寄せ役”になって、脂肪物質がどんどん取り込まれてたまり、内膜が厚くなってきます。時間の経過とともにこの“呼び寄せ役”自体も壊れて、「粥状」になります(「おかゆ」か「ヨーグルト」、もしくは「柔らかいチーズ」のような状態を思い浮かべてください)。
「高血圧や糖尿病などが刺激になって内皮細胞が傷つけられると、その部分の血管壁の中に脂肪物質がたまって厚くなり、“おかゆ”のような状態になる」と理解してください。
5つの危険因子
動脈硬化の原因は一つではありません。
この変化を起こしたり、進めたりする条件を「危険因子」と呼んでいますが、その中には「男性であること」「齢をとること」のように、自分ではどうにもならないものから、「高血圧」「高脂血症」「喫煙」「肥満」「糖尿病」「ストレス」などのように、自分の意志次第でコントロールできるものもあります。
こうした危険因子を多く持つ人ほど、動脈硬化が加速度的に速まることがわかっています。
危険因子の中でも「高血圧」「高脂血症」「喫煙」は特に重要で、3大危険因子になっています。
米・マサチューセッツ州のフラミンガムで、危険因子と心臓病の関係を明らかにするための疫学調査が行われました。その結果、総コレステロールに高血圧、喫煙、耐糖能異常(糖尿病)、さらに心電図異常(左室肥大)が加わるにつれ、心筋梗塞や狭心症など“心臓事故”の頻度が高くなっています。
中性脂肪値は前日の食事(脂っこい、揚げ物、炒め物、食物繊維が少ない)が反映します。
絶えず600以上の方やLDL-Cが190以上の方は家族性高脂血症を除外する必要があります。
代謝内科を専門にしている病医院を受診してください!
LDL-Cは組織に脂という原材料を送っています。脂から細胞膜や酵素やホルモンなどが作られています。
女性は女性ホルモンのおかげで、ストレスに強く、組織の柔軟性が保たれ、男性は成人とともに動脈硬化が始まるのに対して、閉経を迎える50歳前後から、女性ホルモンが作れなくなるため材料のコレステロールが余ってしまいます。
なので、閉経後LDL-Cが100から140ー160に上昇してしまいます。
LDL-Cを必ず下げないといけない病気があります。
狭心症、心筋梗塞です。
再び、発病すると、死に至ることが多いので、この場合、薬を使って、LDL-Cを100以下、可能ならば70以下に下げないといけません。
健康な人の血管の内膜表面を覆っている「内皮細胞」の層は、血液から必要な成分を取り込み、他の成分は入り込まないようにしています。
このほかに、血液が固まるのを防いだり、血液が内皮細胞にくっつかないようにしたりする大切な役目も果たしています。
最近になって、内皮細胞の層でさまざまな物質(生理活性物質)がつくられ、放出されていることがわかってきました。この細胞の役割は極めて大きいのです。
高血圧や糖尿病や感染などが刺激になって内皮細胞が傷害されると、血中の単球(白血球)が内皮細胞にくっつくようになります。さらにこの単球は内皮細胞の間から潜り込み、「マクロファージ」と呼ばれる状態に変身します。
血液中のコレステロールが多すぎると、この「マクロファージ」が“呼び寄せ役”になって、脂肪物質がどんどん取り込まれてたまり、内膜が厚くなってきます。時間の経過とともにこの“呼び寄せ役”自体も壊れて、「粥状」になります(「おかゆ」か「ヨーグルト」、もしくは「柔らかいチーズ」のような状態を思い浮かべてください)。
「高血圧や糖尿病などが刺激になって内皮細胞が傷つけられると、その部分の血管壁の中に脂肪物質がたまって厚くなり、“おかゆ”のような状態になる」と理解してください。
5つの危険因子
動脈硬化の原因は一つではありません。
この変化を起こしたり、進めたりする条件を「危険因子」と呼んでいますが、その中には「男性であること」「齢をとること」のように、自分ではどうにもならないものから、「高血圧」「高脂血症」「喫煙」「肥満」「糖尿病」「ストレス」などのように、自分の意志次第でコントロールできるものもあります。
こうした危険因子を多く持つ人ほど、動脈硬化が加速度的に速まることがわかっています。
危険因子の中でも「高血圧」「高脂血症」「喫煙」は特に重要で、3大危険因子になっています。
米・マサチューセッツ州のフラミンガムで、危険因子と心臓病の関係を明らかにするための疫学調査が行われました。その結果、総コレステロールに高血圧、喫煙、耐糖能異常(糖尿病)、さらに心電図異常(左室肥大)が加わるにつれ、心筋梗塞や狭心症など“心臓事故”の頻度が高くなっています。
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