2013年02月08日
もし私がタンホイザーの登場人物だったら
私がワーグナーのオペラ、タンホイザーの登場人物だったらと、
想像してみました。
もし私がヴェーヌスだったら。
ヴェーヌスは愛の女神様です。
ハインリヒ(タンホイザー)は、ヴェーヌスベルクと言う女神様の住まいで、
女神様からの寵愛を受け、愛欲の日々に耽っていたのですが、
ある日故郷の夢を見て帰りたくなリます。
ヴェーヌスは懸命にハインリヒを引き留めます。
しかしハインリヒは「O Königin, Göttin Lass mich ziehn 」
「女王、女神 私を行かせて下さい」と言って聞きません。
3度目の「O Königin, Göttin Lass mich ziehn 」
私ならブチギレます!
「この私をどなたと心得る。恐れ多くも愛の女神、ヴェーヌス様であるぞ!
頭が高い!控えおろう」
「無礼者め!そんなに行きたいのなら、あの世にでも行くがよい!」
「Geh geh」 ←ワルキューレの3幕ラスト近くで、ヴォータンがフンディングを
殺すときに言ったセリフ(歌)です。
ハインリヒ死亡 1幕前半でDas Ende. 終了です。
もし私がヴォルフラムだったら。
ヴォルフラムは、ハインリヒのかつての仲間で、ヴァルトヴルク城で
領主ヘルマンに使える騎士です。
城の近くの谷間に仲間達とやって来て、ヴェーヌスベルクから戻った
ハインリヒを発見します。
一緒に城へ帰ろうと誘いますが、ハインリヒは戻ろうとしません。
ヴォルフラムは領主の姪、エリーザベトの名前を出して、彼を留めるのです
が、私だったら、引き留めませんね。
「そうか、残念だけれど達者で」
「Lebe wohl Dich segnet Wolframs Weh」 ←ワルキューレ3幕で、
ジークリンデがヒルデに別れを告げる時に言ったセリフ(歌)のアレンジです。
ハインリヒに別れを告げて、1幕のラストでDas Ende.
もし私がエリーザベトだったら。
エリーザベトは、領主の姪、ヴァルトヴルク城のお姫様です。
騎士ハインリヒ(タンホイザー)に密かに想いを寄せていましたが、
彼への好意は周囲にバレバレでした。
ハインリヒが帰って来たので浮かれています。
吟遊詩人でもある騎士達の歌合戦が開かれる事になります。
歌合戦で「愛の本質」について歌う内に、ハインリヒは興奮して
ヴェーヌスベルクに居た事を暴露してしまいます。
ヴェーヌスベルクに居たのは、恐ろしい罪なのですね。
会場にいた全員からハインリヒは責められ、剣を向けられます。
エリーザベトはハインリヒを庇います。
ここから彼女は、聖エリーザベトとなるのです。
しかし私がエリーザベトなら「スケベ男だったなんてショック… 私の気持ちに
気づいていたくせに、裏切られた気分… 私って人を見る目が全然ない…」
と嘆きの歌を歌い、続いて「救いになるのは Heinrichs Tod」と、
ハイリンヒの死を歌います。←ここは神々の黄昏の第2幕でのハーゲンの
セリフ(歌)のアレンジです。
神々の黄昏、第2幕後半でブリュンヒルデ、グンター、ハーゲンが、
ジークフリートの死を相談して歌う3重唱のごとく、
ちょっと違うけれど、エリーザベト、ヴルフラム、ハインリヒの3重唱。
そしてハインリヒが人々の剣に倒れて、2幕のラストでDas Ende.
もし私がハインリヒだったら。
ヴェーヌスベルクから去りません。
いきなりDas Ende.
これでは物語になりませんね。
私がタンホイザーの登場人物になると、全3幕のオペラなのに、
どうしても第3幕まで辿り着けません。
第3幕まで辿り着くには?
ハインリヒ(タンホイザー)が、かなりの美形だった場合しかありえません。
前にも書きましたが、ハインリヒは絶対に美形です。
そして悩むのが好き。悩みが欲しくてヴェーヌスベルクを去ります。
超イケメンのハインリヒなら、愛の女神ヴェーヌスが未練たらたらに彼を
引き留めるもの理解できます。
エリーザベトが彼の帰りに狂喜し、裏切り者でも庇う気持ちも分ります。
第3幕では彼女はハインリヒの救済の為に祈り続け、命に代えてまで
天に訴え、本当に命を落とします。
それはそうですよね。超好みの顔で、顔を見ているだけで幸せ、
もう他の人は目に入らない。そんな大好きなハインリヒと会えなくなるなら、
命も要りません。
ヴォルフラムや騎士達は性格がいいので、カッコイイ彼を妬んだりせず、
憧れに近い友情を持っていて、チヤホヤしていたのでしょう。
自己中なハインリヒが皆から好かれるのは、美形だからです。
美しいって、やはり罪なのですね。
想像してみました。
もし私がヴェーヌスだったら。
ヴェーヌスは愛の女神様です。
ハインリヒ(タンホイザー)は、ヴェーヌスベルクと言う女神様の住まいで、
女神様からの寵愛を受け、愛欲の日々に耽っていたのですが、
ある日故郷の夢を見て帰りたくなリます。
ヴェーヌスは懸命にハインリヒを引き留めます。
しかしハインリヒは「O Königin, Göttin Lass mich ziehn 」
「女王、女神 私を行かせて下さい」と言って聞きません。
3度目の「O Königin, Göttin Lass mich ziehn 」
私ならブチギレます!
「この私をどなたと心得る。恐れ多くも愛の女神、ヴェーヌス様であるぞ!
頭が高い!控えおろう」
「無礼者め!そんなに行きたいのなら、あの世にでも行くがよい!」
「Geh geh」 ←ワルキューレの3幕ラスト近くで、ヴォータンがフンディングを
殺すときに言ったセリフ(歌)です。
ハインリヒ死亡 1幕前半でDas Ende. 終了です。
もし私がヴォルフラムだったら。
ヴォルフラムは、ハインリヒのかつての仲間で、ヴァルトヴルク城で
領主ヘルマンに使える騎士です。
城の近くの谷間に仲間達とやって来て、ヴェーヌスベルクから戻った
ハインリヒを発見します。
一緒に城へ帰ろうと誘いますが、ハインリヒは戻ろうとしません。
ヴォルフラムは領主の姪、エリーザベトの名前を出して、彼を留めるのです
が、私だったら、引き留めませんね。
「そうか、残念だけれど達者で」
「Lebe wohl Dich segnet Wolframs Weh」 ←ワルキューレ3幕で、
ジークリンデがヒルデに別れを告げる時に言ったセリフ(歌)のアレンジです。
ハインリヒに別れを告げて、1幕のラストでDas Ende.
もし私がエリーザベトだったら。
エリーザベトは、領主の姪、ヴァルトヴルク城のお姫様です。
騎士ハインリヒ(タンホイザー)に密かに想いを寄せていましたが、
彼への好意は周囲にバレバレでした。
ハインリヒが帰って来たので浮かれています。
吟遊詩人でもある騎士達の歌合戦が開かれる事になります。
歌合戦で「愛の本質」について歌う内に、ハインリヒは興奮して
ヴェーヌスベルクに居た事を暴露してしまいます。
ヴェーヌスベルクに居たのは、恐ろしい罪なのですね。
会場にいた全員からハインリヒは責められ、剣を向けられます。
エリーザベトはハインリヒを庇います。
ここから彼女は、聖エリーザベトとなるのです。
しかし私がエリーザベトなら「スケベ男だったなんてショック… 私の気持ちに
気づいていたくせに、裏切られた気分… 私って人を見る目が全然ない…」
と嘆きの歌を歌い、続いて「救いになるのは Heinrichs Tod」と、
ハイリンヒの死を歌います。←ここは神々の黄昏の第2幕でのハーゲンの
セリフ(歌)のアレンジです。
神々の黄昏、第2幕後半でブリュンヒルデ、グンター、ハーゲンが、
ジークフリートの死を相談して歌う3重唱のごとく、
ちょっと違うけれど、エリーザベト、ヴルフラム、ハインリヒの3重唱。
そしてハインリヒが人々の剣に倒れて、2幕のラストでDas Ende.
もし私がハインリヒだったら。
ヴェーヌスベルクから去りません。
いきなりDas Ende.
これでは物語になりませんね。
私がタンホイザーの登場人物になると、全3幕のオペラなのに、
どうしても第3幕まで辿り着けません。
第3幕まで辿り着くには?
ハインリヒ(タンホイザー)が、かなりの美形だった場合しかありえません。
前にも書きましたが、ハインリヒは絶対に美形です。
そして悩むのが好き。悩みが欲しくてヴェーヌスベルクを去ります。
超イケメンのハインリヒなら、愛の女神ヴェーヌスが未練たらたらに彼を
引き留めるもの理解できます。
エリーザベトが彼の帰りに狂喜し、裏切り者でも庇う気持ちも分ります。
第3幕では彼女はハインリヒの救済の為に祈り続け、命に代えてまで
天に訴え、本当に命を落とします。
それはそうですよね。超好みの顔で、顔を見ているだけで幸せ、
もう他の人は目に入らない。そんな大好きなハインリヒと会えなくなるなら、
命も要りません。
ヴォルフラムや騎士達は性格がいいので、カッコイイ彼を妬んだりせず、
憧れに近い友情を持っていて、チヤホヤしていたのでしょう。
自己中なハインリヒが皆から好かれるのは、美形だからです。
美しいって、やはり罪なのですね。
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