『エメラルドドラゴン』
シリーズと攻略(1)
メーカー:WBASHO HOUSE
対応機種:
PC-8801mkIISR以降版:1989年12月12日
PC-9801VM/UV以降版:1989年12月22日
X68000版:1990年12月6日
MSX2版:1990年12月26日
FM TOWNS版:1992年5月28日
PCエンジン版:1994年1月28日
スーパーファミコン版:1995年7月28日
パズルドラゴン フィギュア コレクション エメラルド ドラゴン
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「あらすじ」
説明1-
聖地イシュ・バーン。そこはかつて人間とドラゴンが共存する理想郷だったが、何者かの手により龍族に対して、この地にその姿のままでいると絶命するという旨の呪いが掛けられた。力無き者から次々に倒れ骨と化していく中、やむなく聖地を追われることとなった彼らは、異次元の島にドラゴンのみが住む国「ドラゴン小国」(PCE版以降では「ドラグリア」)を作り、そこで暮らすようになった。
それから約2000年後のある日、ドラゴン小国の海岸に何故か人間のものと思しき難破船が漂着する。その中では幼女が一人生き残り、気を失っていた。長命ゆえか子宝には縁遠き龍族にとっては、目前で衰弱し消えかかっている命が龍族でなく人間であろうと、その尊さに変わりはない。ほどなくその幼女は救出されるが、彼女はそれまでの記憶を失っており、会話はできども自分の名前すら思い出せなくなっていた。そんな彼女を不憫に思った龍族の長老・白龍は彼女に「清き者」という意味を持つ「タムリン」の名を与え、人間に例えれば同じ年頃に当たる幼きブルードラゴンのアトルシャンと共に育てることにする。
やがて10数年が過ぎ、タムリンは美しき少女へ、アトルシャンは逞しきブルードラゴンへと成長した。だが白龍は、仲睦まじき2人の姿に、やはり人間は人間の中で生きるのが一番幸せなのではないか、と考えるようになり、彼女も自分を思いやるその意思を汲んで同意。夕陽が辺りを包む中、タムリンとの悲しき別れに際したアトルシャンは自らの立派な角を掴み折ると、痛みに耐えながら彼女に手渡す。この角で角笛を作り、困った時には吹くようにと言付けて。
アトルシャンもまた、自分のことを深く思いやってくれていたことを改めて知ったタムリンは、彼の角とそれに込められた思いを胸に、イシュ・バーンへの帰路に就くのだった。
そして、タムリンがドラゴン小国からイシュ・バーンへ戻って数年後。
かつて聖地と崇められていたそこは、約20年前に突如として現れた魔王ガルシアの率いる魔軍と、人間から寝返った魔将軍オストラコンにより蹂躙され、もはや荒廃していく一方にあった。タムリンは今こそ救いを求める時と確信し、祈りの丘でアトルシャンの角笛を吹く。
角笛の音は次元を越え、ドラゴン小国に今も生きるアトルシャンの元へ届いた。決意したアトルシャンは白龍を説得し、イシュ・バーンへ向かう許可と、人間に姿を変えて呪いから身を守るアイテム「銀の鱗」を得て、ドラゴン小国を後にする。
かくして、人間の姿となりイシュ・バーンの地に降り立ったアトルシャンは、タムリンと共に魔王討伐へと旅立つのであった。
説明-2
舞台は呪われた聖地イシュ・バーン。呪いでイシュ・バーンを追われ、ドラゴン小国(ドラグリア)で暮らしていたドラゴンたちの元に、人間の少女タムリンが漂着した。
タムリンは同じ年頃の幼竜アトルシャンとともに育てられたが、長じてイシュ・バーンに帰っていった。
イシュ・バーンは魔王の軍勢に蹂躙されていた。惨状を見かねたタムリンは、救いを求めるべく形見の角笛を使い、アトルシャンを呼び寄せた。
呪いのため、イシュ・バーンではドラゴンは人間に変身していなければたちまち絶命してしまう。
人間の青年に姿を変えたアトルシャンは、タムリンとともに魔王征伐の旅に出る。
「ゲームシステム」
バショウハウスが本作の直前に手がけた「サバッシュ」の流れを汲んでいる。
移動時はトップビューの2D画面で、敵に遭遇するとタクティカルコンバット式の戦闘モードになるという、非常にオーソドックスなもの。
戦闘で基本的に操作できるのはアトルシャンのみで、他の仲間達は自動で行動する。
その思考ルーチンのためか、やたら正面から敵に突入するハスラムや、なかなか回復呪文を使わず、「レイ・ヴァース」(通称タムリンレーザー)を撃ってばかりのタムリンに悩まされたプレイヤーが多いらしい。
広大なマップと広大なダンジョンが用意されているが、移動手段は基本的に徒歩のみ。
戦闘では5人パーティのうち誰か一人でも死ぬとその場でゲームオーバーとなる*1。
ゲームバランスは決して悪くはないのだが、こうした要素ゆえ、挫折したプレイヤーもいた模様。
エメラルドドラゴン(楽天)
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PC-8801mkIISR以降版
開発:グローディア
発売:バショウハウス
発売日:1989年12月12日
フロッピーディスク (FD) 6枚組。サウンドボードII対応。アナログRGB8色対応だが、デジタルRGBでもプレイは可能。8MHzでは、後に発売されたPC98版をV30CPU搭載機種でプレイした時よりもスクロールが速い。ジェルメスの洞窟でドラゴンゾンビを倒した後はアヴェスタを「1歩前に出て」取る必要があり、これに気づかずに外へ出てしまうとクリア不能になるバグがある(PC98版以降では、自動的に取るように変更された)。製品とは別に、BGMと未使用CGを収録したスペシャルディスクが存在する。
エメラルドドラゴン PC-88
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エメラルドドラゴン PC-88攻略
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PC-9801VM/UV以降版
【中古】PC-9801 3.5インチソフト エメラルド ドラゴン プレミアムディスク[3.5インチ版]
【中古】PC-9801 3.5インチソフト エメラルドドラゴン[3.5インチFD版]
開発:グローディア
発売:バショウハウス
発売日:1989年12月22日
FD3枚組。内容はPC88版とほぼ同等だが、サウンドはPC-9801-26のみの対応。PC88版と発生条件は異なるものの、これにもクリア不能になるバグ(3つあるサブシナリオのうち「サギーの章」で手に入る「粒子カッター」をファルナに装備させると、ボス戦2か所でバグが発生してホルスの街へ入れなくなり、「E・JUNの責任」と表示される)がある。また、厳密にはバグではないが、PC-9801DAなどのNEC製PC-9800シリーズ後期の一部機種では、電源投入前に本体動作周波クロックをPC-9801VM同等の8MHzに落としておかないとBGMが鳴らないばかりか、ゲームディスク起動直後にアトルシャンが祈りの丘へ降り立つと同時にフリーズしてしまう。最初から始めるにしろ途中から始めるにしろ、起動直後は必ずここから始まるので、電源投入前にクロックを落としておかない限り、この不具合を回避する術はない。なお、PC88版同様、BGMと未使用CGを収録したスペシャルディスクが存在する。
エメラルドドラゴン PC-98
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エメラルドドラゴン pc-98攻略
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X68000版
開発・発売:グローディア
発売日:1990年12月6日
FD6枚組。上記にある諸般の事情と木村明広のライトスタッフへの移籍により、ビジュアル関連は別人による全面描き直しが行われた。移植の際にプログラムが見直され、ほぼノーバグとなっている。
エメラルドドラゴン X68000版
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エメラルドドラゴン X68000攻略
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MSX2版
開発・発売:グローディア
発売日:1990年12月26日
エメラルドドラゴン MSX2 / Emerald Dragon MSX2
FD5枚組。機種性能に起因してスクロールが他機種より非常に遅いが、作中で削られた要素はサブゲームのシューティング程度であり、MSXturboRの発表直後かつMSX2/2+シリーズの末期に発売されたため、ユーザーからはそれなりに支持を得る[要出典]。画面の横解像度が横512ドットとPC88版やPC98版の640ドットやX68k版の768ドットより低いため、レベル表示がメイン画面からは削除されている(パッケージ裏の開発版の画面では表示されている)。またマップ表示も細かい部分が潰れており、大まかな現在位置を知ることができる程度で、迷路の道順確認ができなくなっている。MSX-MUSICのみに対応しており、標準音源であるPSGには未対応のため、MSX2+以前のMSX-MUSICを内蔵していない機種では、MSX-MUSICカートリッジのFM-PACを装着しておかないとBGMが再生されない。ビジュアルシーンの絵柄はX68k版と同じ。ビジュアルシーン以外での顔の一枚絵はPC88版と同じだが、16色で着色し直されている。オープニングは横256ドットの256色表示モード(SCREEN8)に対応。漢字ROMが不要な反面ひらがなも多い。松下電器のワープロ内蔵機FS-4600Fではゲーム開始直後のタムリンの家に行くシーンでフリーズして正常に動作せず、後に不具合を修正した「FS-4600F専用版」が作成され、希望するユーザーには無償で交換が行われた。なお「専用版」と銘打たれてはいるが、実際には他のMSX本体でも動作する(一応、ユーザーが他の本体に買い換えた場合には、再度通常版との交換で対応とされていた)。
エメラルドドラゴン MSX2
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エメラルドドラゴン MSX2攻略
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FM TOWNS版
開発・発売:グローディア
発売日:1992年5月28日
FD1枚組+CD-ROM1枚組。FDとは比べ物にならないCD-ROMの大容量を生かし、アーツビジョン所属の声優を起用したボイスが追加された。ビジュアルについては、グローディアに保管されていた木村明広によるPC88版&PC98版原画をフルカラーで取り込み、着色したものが用いられた。マニュアルでのキャラクター写真や画面紹介写真はX68k版と同じ。
エメラルドドラゴン FM TOWNS
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エメラルドドラゴン FM TOWNS攻略
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PCエンジン版
移植開発:アルファ・システム
発売:NECホームエレクトロニクス
発売日:1994年1月28日
【中古】PCエンジンスーパーCDソフト エメラルドドラゴン
CD-ROM1枚組。上記にある諸般の事情をメディアワークスが統括する形で解決、移植開発をアルファ・システムに発注する形で制作された。また、ライトスタッフから木村明広が出向し、キャラクターデザインに復帰。タイトルロゴも一新(ただし、オープニングで表示される分だけはTOWNS版パッケージやマニュアル準拠のフォント)され、SUPER CD-ROM2の機能を活かしたビジュアルシーンは全面描き下ろしである。プログラムを担当した岩崎啓眞や監修を担当した桝田省治によって、パソコン版にあったシステム周りやAIの思考パターンなどの問題点が改善されているため、ボリュームがやや増加しているにもかかわらず難易度はそれほど高くなく、快適にプレイできる。こちらも声優によるボイスあり(声優の面々はTOWNS版と異なる)。
【中古】PCエンジンスーパーCDソフト エメラルドドラゴン
エメラルドドラゴン PCエンジン
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エメラルドドラゴン PCエンジン攻略
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エメラルドドラゴン 攻略 PCE版
http://kogemaru.sugoihp.com/emdpce/emedora-index.htm
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スーパーファミコン版
移植開発:アルファ・システム
発売:メディアワークス
発売日:1995年7月28日
【中古】 SFC エメラルドドラゴン /スーパーファミコン 【中古】afb
ROMカセット1個組。ビジュアルに関してはPCE版から引き続き木村明広が担当したが、ゲーム内容に関してはROM容量の制限やハードの対象年齢もあってか、ビジュアルシーンやマップなどが大幅に簡略化されており、難易度もさらに引き下げられている。また、PCE版まで存在した3つのサブシナリオもまったく別のもの(「幽霊の町1」、「幽霊の町2」、「バニー5人集」)に差し替えられている。スーパーファミコンのソフトとしては異色と言える豪華なボイスも特徴。
「テーマは愛」というキャッチコピーで宣伝活動を進めたり、それまでのタクティカルコンバット風戦闘システムに、アトルシャンがドラゴンの姿に戻って戦うという、本来イシュ・バーンにおいては自殺行為に当たるはずの「ドラゴンチェンジ」が追加された。また、滅多に発生しないが、「アトルシャンのバカッ!」というタムリンの声を戦闘シーンで聴くことができる。
エメラルドドラゴン スーパーファミコン
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