谷田部 紫の日々思う事

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石の上にも3年…という諺がありますが、労働の世界にも、これを美徳とする風潮はいまだに根強いです。

社会人駆け出しの若手の皆さんの中にも「今の場所が、自分にとって本当にベストな職場なのか？」…と考えながら生活する方も少なくないのではないでしょうか？

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実は私も前職が約6年半続いた理由に「あと数年続けてみよう」という思いがあったからです。

私はその頃、まだ社会人になって何年も経っていない時期だったため、今後の自分の成長に期待することができました。

ただ、そう思った時期からさらに数年が経過し、自分の中で仕事に対する成長が見出せなくなったと思ったときには、既に辞職を決意していました。

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退職願を書き何日か経ち、上司と話をつける日が来ました。

しかしその時に「もう何年か頑張ってみて」と言われ、すぐには取り合ってもらえませんでした。

現在、少しずつではありますが、30代以降でも転職しやすい世の中にはなって来ました。

ですが、未だ永年勤続に対する一種の「信仰」のようなものがある世の中で、30代になるのを待ちながら仕事ができるようになるのか見極める自信はこの時既にありませんでした。

私は1度目に話をつけに行った上司よりも上の人と数回話をし、ようやく退職のメドがつきました。

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そんな中で「この退職の決意は、本当は逃げではないのか？」…と自問する日も少なくありませんでした。

…ですがいちどきりの人生、生命はもちろんのこと、身の安全や精神に悪い影響を及ぼすくらいならいっそのことやめてしまおう…という気持ちが大きくなったのも事実です。

自身の仕事の適合・不適合などの自己評価、自分の行きたい方向の職種や職場が決まっているのであれば、早期の辞職も問題ないと思っています。

ただし早期の辞職の前提としてきちんと自分の中で重く受け止め、熟考しておくことが大前提になります。

決して軽い気持ちで辞職することがないように、皆様もお気をつけ下さい。

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初めは不安だらけの転職になると思います。

ですがいちど転職や転業ができてしまうと、今までの仕事上の自分の悩みも小さなもののように思えてきます。

皆様も深刻に悩まれるのであれば、機を見て転職に踏み切ってみて下さい。

読んでいただき、ありがとうございました☆

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