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2022年04月07日

バイリンガルの育て方とは

私は娘が小さい時からバイリンガルとして育てたいという願望があり、自分が娘のために出来ることは色々試してきました。英語圏で生活していれば、嫌でも勝手に英語は話せるようになるだろうし、日本語をなるべく集中的に教えて行こうと考えていました。


小さい頃から日本語の絵本を毎日読み聞かせし、テレビも音楽も全て日本語という生活を娘が3歳くらいまでしていました。そんな生活に加えて、娘が2歳から4歳までの3年間、毎年日本に帰国し、3ヶ月間ずつ幼稚園に短期入園させていました。旦那の仕事のシフトが、2週間仕事で1週間休みということで、旦那が仕事で家にいない2週間は完全日本語環境で生活していました。そして度重なるイベント事(誕生日、クリスマス、正月など)に旦那が家にいなく、旦那の家族と旦那無しでその日を過ごす事が多かったので、どうせなら私は自分の家族とも過ごしたいと思い、娘の学校が始まるまで毎年日本に帰ることを決めました。結果、3歳くらいまでには日本語はとても流暢に話せるようになっていました。読み書きも3歳から教え始めていたので、ひらがなやカタカナも十分にできていました。


ここで大きな問題にぶつかりました。私のエゴで、娘と日本語中心で話した生活をしてきていたせいで、父親(旦那)との会話が成り立たないということが起きました。娘は3歳の時点で英語力はほぼゼロ。完全に日本語のみでした。旦那が話しかけても英語で会話が出来ないのですぐに私のところに戻ってきてしまうようになったのです。それを見ていて、これはヤバいと思いました。


オーストラリアでは4歳から「Kindergartenキンディ」と呼ばれる幼稚園的な所に行き始めます。
※オーストラリアの州によってこの呼び方は様々です。西オーストラリアではキンディと呼びますが、東側では違う呼び方のようです。
キンディに行くのに英語が話せなかったら友達も作れないし、心細い気持ちになるかもしれないと思い、私はすぐに行動に出ました。キンディが始まる前に、満3歳児が通う「Pre Kindyプリキンディ」というものがあります。簡単に言えばキンディに行く前に行く、練習場所みたいなところですね。とりあえずそこに連れて行ってみることにしました。説明会なども色々あり、たくさんのお母さんお父さん達が見学に来ており、学校内での授業内容などの説明を受けていました。

私は娘が産まれてから日本語に力を入れていたので、一緒に遊ぶ友達も日本人、話す言語も日本語ばかりで、英語を使うことがどんどん減っていってしまっていました。この説明会に行ったときに、自分の英語力のなさにガッカリし、自信をなくしました。元々自分の英語力に自信はありませんでしたが、先生が説明していることの半分ほどしか理解出来なかったのがとてもショックでした。娘はわけもわからずに、学校内のおもちゃや遊具で遊び始め、楽しそうにしていました。


とりあえず申し込みを済ませ、1週間に2日の数時間だけですが、通わせてみることにしました。初日は、色んなおもちゃやドレスアップコーナーなどに気を取られ、私がいてもいなくてもどっちでも良さそうな雰囲気だったので、そのまま先生にお願いして帰宅しました。2回目の登校時に、「ママ今日も帰るの?」と聞かれ、幼稚園は子供たちが勉強する所だからママ達は入っちゃダメなんだってさ。後で迎えに来るね」と言うと、寂しそうにはしつつも理解したのが、おもちゃ遊びが楽しいのか、気にせず教室に入っていきました。話を聞くと、授業中泣き叫ぶ子がいるらしく、母親が全然離れられないでいる子も2人ほどいたらしいのです。娘は割と一人でも大丈夫なタイプなんだろうか?と思いながらも、強い子に育ってくれててほっとしました。


こんな感じで、プリキンディに通うことは何とか成功しました。プリキンディは1年行かせるつもりだったのですが、時間がたった2時間と短いのに授業料がかなり高額で、どうせその額を払うなら「Day Careデイケア」に入れた方がいいじゃないかと旦那と話し合いました。デイケアとは、日本でいう保育園みたいな所で、0歳児〜5歳児が通う場所です。ほとんどのデイケアは朝7時〜6時まで開いていて、1日料金を払うと、時間関係なくセンターが開いている限り預けることが出来ます。


家から歩いて行ける距離のデイケアに試しに行ってみると、割と綺麗で良さそうだったので、プリキンディを辞めてデイケアに入れることにしました。


娘は当時3歳半で、息子が7ヶ月になった頃でした。息子はまだ小さかったのですが、デイケアに行ってから小学校に入学した子は、社交性が全然違うという話を聞いていたのと、息子には娘のように全く英語が話せない状況にならないようにと思い、姉弟二人同時にデイケアに預けることを決めました。息子はBaby room(赤ちゃん0〜2歳児部屋)で娘はKindy(キンディ3〜5歳部屋)


最初の数ヶ月は何の変化も見られませんでした。娘は英語が出来ないわりには楽しそうにデイケアに行ってくれていたので助かりました。気づいたときには、娘は英語は話せないなりにも、理解力が伸びていることがわかりました。旦那が仕事から帰ってきて話しかけた時も、全て理解しているようでした。子供の脳はすごいですね!!

こうして、学校のキンディに通い始めるまでデイケアに週3日ほど通い、英語力を伸ばしていきました。4歳半になった娘は、小学校に所属するデイケアに通い始めました。ですが、最初の数ヶ月間は学校に行きたくないと泣きました。理由をきくと、みんなの言ってることがわからない時があると言うのです。それから自分だけ英語が上手に話せないと言いました。これは私に大きな原因があり、本当に申し訳ない気持ちになりました。娘の担任の先生は、幼稚園の先生歴15年以上のベテラン先生でした。移民の国、オーストラリアだけあって、娘のクラスには数人程、英語を母国語としない子供たちがいました。その先生は臨機応変にその子たちのサポートもこなしていました。特に驚いたことは、クラスの生徒全員に日本語で「キラキラ星」の歌を教え、クラス内で発表会を開いたことです。4歳の生徒達はみんな楽しそうに日本語で歌を歌っていました。先生から、「娘さんが張り切ってみんなに教えてくれていましたよー」と教えてもらい、先生のすごさに本当に感動しました。娘を楽しませてくれて、他の生徒も楽しませながら学ばせる、さすがプロだなーと思いました。


キンディに行き始めて3ヶ月、娘は英語を少しずつ話し始めました。それから新しい友達も出来て、学校に行くことに抵抗がなくなり、毎日元気に登校するようになったのです。これは娘にとっても試練でもあって、私にとってもとても勉強になった経験でした。


バイリンガルの子供を育てるということがこんなに難しいということは知りませんでした。海外に住んでいたらほっといてもバイリンガルに育つのかと思っていた自分が本当に恥ずかしいです。親も子供も共に努力が必要でした。そしてこのバイリンガル子育ては今後もずっと続きます。。。












posted by Mookie at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て
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