2016年11月02日
キネマ旬報 昭和37年9月上旬号から
キネマ旬報の昭和37年9月上旬号が手元にあります。
表紙はルータ・リーという女優さん。
この人「略奪された七人の花嫁」や「情婦」といった映画に出演していますが、
調べても名前が見当たりません。
ちなみに、海外のWikipediaにはちゃんと名前がありました。
1936年にカナダに生まれます。ショウガールとしてのキャリアがあり、テレビの仕事が中心だったようです。
そして、グラビア1ページ目に池内淳子さんが登場しています。
当時「よろめきマダム」などという言葉を頂戴していたらしいです。
最初のエッセイを「墨色判断」と題して、衣笠貞之助さんが書いています。
内容はさておき、ちょっと当時の映画監督さんの暮らしが垣間見られて面白いです。
「私の家に永くいたお手伝いさん」が「行者さん」のところへ嫁ぐといった
一風変わった情景が想像できる文章があります。
この行者さんが衣笠監督の家に新年のあいさつにおいでになります。
「墨色判断を一つと、」行者さんに言われ、文字を書きます。
ちょっと、それますが、
この難しい言葉の意味は、占いの一種で、墨で書いた文字のカスレなどから占う方法のようです。
さて、監督は、この行者氏から
「今年の仕事は流れます」
と言われてしまいます。
半年間で4つほどの仕事が流れて、なんだか笑っていられなくなったと書かれて、この話は締められます。
エッセイひとつとっても、時代を感じます。
表紙はルータ・リーという女優さん。
この人「略奪された七人の花嫁」や「情婦」といった映画に出演していますが、
調べても名前が見当たりません。
ちなみに、海外のWikipediaにはちゃんと名前がありました。
1936年にカナダに生まれます。ショウガールとしてのキャリアがあり、テレビの仕事が中心だったようです。
そして、グラビア1ページ目に池内淳子さんが登場しています。
当時「よろめきマダム」などという言葉を頂戴していたらしいです。
最初のエッセイを「墨色判断」と題して、衣笠貞之助さんが書いています。
内容はさておき、ちょっと当時の映画監督さんの暮らしが垣間見られて面白いです。
「私の家に永くいたお手伝いさん」が「行者さん」のところへ嫁ぐといった
一風変わった情景が想像できる文章があります。
この行者さんが衣笠監督の家に新年のあいさつにおいでになります。
「墨色判断を一つと、」行者さんに言われ、文字を書きます。
ちょっと、それますが、
この難しい言葉の意味は、占いの一種で、墨で書いた文字のカスレなどから占う方法のようです。
さて、監督は、この行者氏から
「今年の仕事は流れます」
と言われてしまいます。
半年間で4つほどの仕事が流れて、なんだか笑っていられなくなったと書かれて、この話は締められます。
エッセイひとつとっても、時代を感じます。
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