2016年12月01日
【なぜ本拠地移転を考えた最大の理由は施設だと思う】北海道日本ハムファイターズの札幌ドーム⇒新球場建設問題で4者協議【収益 高額使用料問題が前面だが・・・】
誘致活動中の「きたひろしま総合運動公園」
野球場予定地
今季はリーグ優勝⇒CS突破⇒日本シリーズ優勝し
「日本一」となった北海道日本ハムファイターズ。
先日の札幌ドームでのファンフェス、納会も終わり
いよいよ札幌ドームを取り巻く4者間での協議が
12月3日に第1回目を迎えます。
新球場建設、また先日の一部報道で「北広島市」を
軸に検討に入った・・・など、
オフシーズンとなった今、動き始めています。
札幌ドーム⇒新球場移転問題ではお金の面が
(収益や高額使用料)
前面になっているような印象をこれまでの報道などで
感じていますが、
なぜ本拠地移転を考えた最大の理由は
個人的な考えですが「施設」、
それも札幌ドームで試合を実施するに当たっての
基本中の基本の部分だと思っています。
「札幌市長・日ハム・コンサ・札幌ドーム」
12月3日「4者協議」のテーブルに
12月3日「4者協議」のテーブルに
ファンフェスが終わった後、
ファイターズの新球場問題に何らかの動き・・・、
という話は耳にしていましたが、
今週末12月3日土曜日に
秋元札幌市長、北海道日本ハムファイターズ島田球団代表、
先日J1昇格を決めた北海道コンサドーレ札幌野々村社長、
そして施設側の札幌ドーム長沼社長の4者で
今後の「札幌ドームの方向」と「様々な可能性」について
意見・議論する場にしたいと第1回目の会合を開く
事が決まりました。
日ハム本拠地移転 12月3日に4者協議
毎日新聞 11/29(火) 11:06配信
プロ野球・北海道日本ハムファイターズの
本拠地移転問題で、札幌市は28日、
12月3日に日本ハムの本拠地・札幌ドーム(札幌市豊平区)の
運営・利用を話し合う「4者協議」の第1回会合を
開催すると発表した。
(一部抜粋:記事全文は下記よりどうぞ)
Yahoo!ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00000030-mai-soci
札幌ドームの施設は「多目的」な用途
札幌ドームは「野球専用」ではありません。
先日行われた嵐あゆはぴツアーやこれから行われる
関ジャニエイターテイメントライブなど
有名アーティストを中心としたライブ・コンサート、
その他のイベントや
コンサドーレのサッカーの試合などなど、
その使われ方は「多目的」にわたります。
札幌ドームはその目的に応じて3つの「モード」が
存在します。
1つ目は「野球モード」
つまりアリーナ面には「人工芝」を敷き詰め、
フィールドシート部分を設置するもの、
2つ目は「コンクリートモード」
野球開催時の人工芝を外すとその下は
コンクリートの床になります。
ライブ・コンサートや各種イベント時は
大体このコンクリートモードになります。
そして3つ目は「サッカーモード」。
コンクリートの床上に
外にあるサッカー用の天然芝グラウンドを
「引き入れて」「90度回転させる」ものです。
東ゲートを挟むように札幌ドーム本体と
相反した側にサッカー練習場があることは
札幌ドームに来られた方なら見たことがあるかと思いますが、
そのグラウンド自体を東ゲート直下の扉を開放し
ドーム内に入れています。
そのメカニズムは「ホヴァリング」と言われている
機能です。
「札幌ドーム」 ホヴァリングサッカーステージ
http://www.sapporo-dome.co.jp/dome/hovering.html
収益や高額使用料などの「金銭面」もありますが
札幌ドームで安心して試合が出来るのか?
そもそも施設は「多目的」
札幌ドームで安心して試合が出来るのか?
そもそも施設は「多目的」
この「ホヴァリング」のシステムが
かなり「くたっている」ということを耳にします。
考えてみれば札幌ドームが出来たのは
今から15年前の2001年。
2002年のFIFAワールドカップ開催候補地に
決定されたことから作られました。
その後、当時の「日本ハムファイターズ」が
東京ドームから本拠地を札幌ドームに移転。
そんな歴史をたどってきた札幌ドームですが、
皆さんご存知のように北海道の
夏冬の寒暖差や降雪・凍結など「過酷な条件下」の中、
この「ホヴァリング」システムの
保守作業はものすごく大変なんだろうな・・・、
という想像は容易に出来ます。
ファイターズ側の立場ということを仮定して、
この「ホヴァリングシステム」が脆弱・・・という話を聞いた時、
もし、ある試合開催日の前にサッカーモードで使用されたとき
「場面転換作業」が必ず付いてきます。
その作業がシステムの不具合などで
出来なくなってしまった時・・・、
当然ながら野球開催は「出来なくなってしまいますね」。
使用料が高い・・・収益が入りにくいなどの金銭面の問題も
当然あるんだと思いますが、
自分がその立場ならその金銭面を語る以前の
根本である安定した試合開催に黄色信号が
灯っている限りそこを問題視すると思います。
札幌ドームの人工芝は「固い」
土日など試合終了後野球モードの状態で
グラウンドレベル(アリーナ)に入ることができる
「ファミリーデー」や球団が毎年8月に行う
札幌ドーム内でのキャンプ体験などを通じ、
何度かグラウンドに立ったことがあります。
画像を見る限り「フカフカそうにも見える」人工芝、
グラウンドレベルに立った感想は「固い!」です。
選手も人工芝について問題提起しており、
先に行われた球団から札幌ドームへの申し入れの中にも
「人工芝のリニューアル」が入っていることが
うなずけます。
私たちのように「遊び」で入る分には
なんの問題もないでしょうが、
連日のように試合をする選手からしてみると、
足・膝・腰にかなりの負担があるんじゃないのかな?
という印象です。
今回、北海道日本ハムファイターズが
「新球場構想」をもって移転先を探っている、
なぜ本拠地移転を考えた最大の理由は
収益や高額使用料などの金銭面もそうでしょうが
こういった施設面が最も重視している項目
なのではないか・・・?
と、個人的には思っています。
今週末第1回目の会合が始まります。
今後の動向を注視したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5671755
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック