2019年02月07日
十把一絡げズ 第60回 「平清盛」
こんにちは、酒保です。
今回は平清盛がテーマです。
平清盛は武士として初めて朝廷の最高の役職である太政大臣になり、政治の実権を握りました。
権力の握り方は、娘を天皇の后にして、一族も高いくらいや役職を占めるなど、若干藤原氏をほうふつとさせますが、行った政策はかなり重要です。
その中でも最も重要なことが、瀬戸内海の航路や摂津(今の兵庫県)の港を整備し、中国の宋と盛んに貿易を行ったことです。
これにより、宋銭が大量に輸入され、宋銭をもとにした貨幣経済が部分的に導入されました。これにより、経済は活発化し、清盛の軍資金にもなりました。
また、この貿易は平家滅亡後も続きました。そのため、鎌倉時代にも宋との国交はないものの貿易は行われ、商人や僧が行き来するなど、大陸との交流が活発になりました。
とはいえ、平清盛はやはり調子に乗ります。
「平家にあらずんば人にあらず」とはまで言われた権力は、貴族や寺社、諸国の武士たちの反発を招き、結局反乱を起こされることとなります。
平治の乱で、清盛が見逃して伊豆に流した源頼朝が中心となった挙兵です。
このころになると清盛は病でこの世を去っていますが、結局滅亡の種を積みきれなかった清盛の失策となるのでしょうか。
こういった歴史のつながりは、探してみると至る所にありますが、そういった関係性を見ていくことも歴史を学ぶときの面白さなのかもしれませんね。
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