2019年03月12日
十把一絡げズ 第74回 「鎌倉時代の農村」
こんにちは、酒保です。
今回は鎌倉時代の農民の様子について、やっていきましょう。
鎌倉時代の農村では、「かんがい」という田に水を引いたり、水田を排水して畑にしたりする技術が発達しました。
また、近畿地方を中心に、稲と麦の二毛作が行われるようになります。
二毛作というのは、「一年のうちに」「同じ土地で」「違う作物(米と麦)」をつくる農法です。地理で習う「二期作」は「一年のうちに」「同じ土地で」「同じ作物(米)」をつくる農業なので、違いをしっかり覚えておきましょう。
さらに、鎌倉時代において牛馬や鉄製の農具、草木を焼いた灰や糞尿の肥料も使われはじめたことで、農業生産能力が大幅に高まりました。
ここで気を付けてもらいたいのが、鎌倉時代においては、上記の取り組みが「始まった」ということです。
室町時代になると、今度は上記のような取り組みが「全国に広まった」という説明になります。
いつの話をしているのかを判別する際に、「二毛作」「牛馬耕」「肥料」などといった言葉だけで「鎌倉時代の話だ」と判断すると誤ってしまう可能性があるということです。
中学生のテストの結果を見ていると、よくある間違い方として、「問題をしっかり読んでいない」ことが挙げられます。
問題は、「ヒントとなる文章」「問いかける文章」「答えを書く際に書かなくてはいけない条件を伝える文章」などにより構成されています。
しかし、読んでいる途中で「答えはあれだな」と予想がつくと、それ以降を読まない人が多くいるのです。
いや、むしろ程度の話であって、ほとんどの人がそのようになっているでしょう。
こういった間違いの積み重ねが最終的に大きな結果となって返ってくるわけですから、そうならないよう気を付けてください。
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