2019年03月16日
十把一絡げズ 第75回 「鎌倉時代の農民」
こんにちは、酒保です。
今回は鎌倉時代の農民の様子についてがテーマです。
鎌倉時代の初期、農民たちは荘園領主と幕府の二方向から税を課されていました。
労役と税の二重支配に苦しむ農民の訴えも残っています。
その状況が解消されたのが承久の乱です。
朝廷が戦いに敗北し、幕府が全国を統一的に支配をすることになり、税も一本化されます。
これにより、本格的に武士による支配が進んだといえるでしょう。
また、それ以外にも水陸の交通の要所には、年貢などを運ぶ問丸が現れ、商品を交換する場として、市が定期的に開かれるようになりました。
問丸は現在の問屋の語源ともいわれているものです。
少しずつ様々な変化が起こり、その後の時代の基本的な背景が出来上がっていきます。
歴史の教科書では起こったことを中心に覚えることになりますが、実際の歴史は小さな発展の連続が今に続いているような形です。
正直、重要な話でもなんでもないのですが、そういった視点も大事にしていきたいですね。
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