2018年12月17日
十把一絡げズ 第30回 「大宝律令1」
こんにちは、酒保です。
第30回の今回は、大宝律令です。
大宝律令は日本で初めて律(刑罰の決まり)と令(政治の決まり)の両方を備えて作られた法です。
天武天皇は天智天皇の意思を継ぎ、天皇中心、中央集権の国家を目ざしていました。
そのあとを継いだ、天武天皇の孫である文武天皇の時代に完成しました。
初めて日本という国号が使われたのが大宝律令である、という説があり、「明神御宇日本天皇(あきつかみとあめのしたしらすやまとのすめらみこと)」と書かれているそうです。
しかし、残念なことに大宝律令の原本は存在していないようです。
現在おおむね大宝律令を継承している養老律令をもとにして、大宝律令の復元が行われているようです。
日本で古い令(政治の決まり)は近江令(おうみりょう)や飛鳥浄御原(あすかきよみはらりょう)がありますが、律と令がそろって成立した本格的な律令は大宝律令が最初です。
そのような重要な律令法なので、復元はぜひとも成功してほしいものですね。
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