こんにちは。
くり子です。
透明マルチを山畑に敷いた日のこと。
朝9時過ぎに父から電話がありました。
くり子はちょうど畑から帰っているときでした。
父に折り返し電話すると、
「電話しても出ないから、透明マルチ作戦をしているのだと思った。手伝おうかな〜と畑に向かった。
今、畑に着いたところ。納豆菌を持ってきたで〜。」とのこと。
「もう帰ったよ〜。まあ、どんなもんか様子を見て帰ってちょうだい。もう暑いから、すぐに帰りよ〜。もし、納豆菌があって、ほかのところに透明マルチを敷くのなら、まだ小屋の中に余っているよ。でも、米ぬかがないよ。全部使っちゃった。」と答えました。
まあ、マルチを敷くのは実質1時間くらいの作業です。作業したとしてもそんなに大変ではないでしょう。
帰りの時間は買い物したりするとして、長く見積もっても11時くらい。
・・・そう思って、畑の様子がどうだったか尋ねようと11時過ぎに電話しました。
運転中だったらいけないので、実家の家電話に電話します。
しかし、出ません。時間をおいて10回くらい電話しても出ません。
念のため携帯電話にも何度かかけてみましたが出ません。
「こりゃあ熱中症で倒れたか?!」と思って畑に様子を見に行くことにしました。
とりあえず、冷えた首巻をくり子の首に巻いて、ポカリスエットをリュックに入れて、
まずは実家に向かいます。
午後からダンスなので、ひょっとしたら自宅に帰って風呂に入っているとか寝ているとかしているかも知れません。
しかし、実家に車が無かったので、まだ帰っていないようです。
途中で事故を起こしていてもいけないので、くり子が通るいつもの自転車道ではなく、父の使いそうな自動車道を、対向車に気を付けながら進みます。
しかし、父の車とすれ違うこともありません。
こりゃあ、マジでやばいかも・・・と思って、頭の中で後の行動をシミュレーションしながら自転車をこぎます。
「えっと、まずは救急車でしょ。119番よね。
で、首に冷えた首巻を巻いてから、頭に水をかけるかな。
それで、ご近所さんに男手を借りて、父を日陰に運ぶのを手伝ってもらうでしょ。
で、救急車に場所を知らせるために、分かりやすいところまで迎えに行かなきゃならないな。
えっと〜畑の住所は・・・・」
もうほとんど畑に着いたとことで父から電話がありました。
「家に帰ったで〜。」とのんきな声。
「なんで???連絡がつかないから、熱中症で倒れたかと思って今畑の近くまで来たんよ。すれ違わんかったじゃん?」
「あ?近くのドラッグストアの自販機で水分補給しとったけ〜、その時にすれ違ったんかもな。
畑、頑張って草刈りしたけ〜見てきて〜。」
「いや、もう帰る。炎天下で畑まで2往復するなんて、くり子が熱中症になるわ。
おとーさんが草刈りしなくてでいいように色々工夫しているところなのに!!!」
草刈り頑張ったな〜と褒められるかと思ったのでしょうが、叱られてしまった父なのでした。