アフィリエイト広告を利用しています
ファン
<< 2020年06月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
月別アーカイブ
写真ギャラリー
タグクラウド
最新コメント

広告

posted by fanblog

2020年02月25日

カーステレオ

大学生のときの話。 彼女のいない学生寮の男4人で、休みの前日などの深夜にドライブをしていた。 夏休み前の暑い日、いつものように当てもなく出発した。 友人の車は中古車で、エアコンの効きが悪かったため、窓を開けていた。 当てもないので、普段通らないような道を進んでいた。 山道に入り、まわりに人家もなくなったため、迷惑にならないと考えカーステレオのボリュームを上げた。 峠に差し掛かり、もう少しで峠越えをするというところで、突然カーステレオの音声が途切れた。 いくら中古車とはいえ、カーステ自体は新品だったので少し不思議に思ったが、 峠を下るころに元に戻ったためあまり問題にせず、そのままドライブを続けた。 当てもないドライブなので、夜景を眺めたりした後に、帰って麻雀をすることになった。 私たちは何も考えずに、行きに不思議現象の起こった峠のある道を走っていった。峠に向かったところ、またもやカーステが鳴らなくなった。 そこで、何かあるのか確かめようということになり、峠に車を止めて下車した。 男4人ということもあり、その時はさほど怖くなかった。 虫の声も何も聞こえず、辺りには静寂が広がっていた。 音のない世界というものは不気味なもので、4人とも黙ってしまった。 月明かりと車のライトで辺りは見渡せたが、道の両脇は草が生い茂っており特に何かがあるようにはなかった。 すると突然、車を運転していた友人が「今、誰か喋ったか」と怯えたように私たちを見回した。 しかし誰も喋っていない。よく冗談を言う奴だったので、「脅かすなよ」と私を含めた3人が彼に言った。 すると、『立ち去れ』という声が頭の中に響いた。 我々4人に同時に響いたのか、次の瞬間、示し合わせたように車に乗り、無言のうちに峠を後にした。 結局その日は麻雀などする余裕はなかった。 それ以降、その峠を通ることはなく、話題にすることもなかったのだが、卒業前にもう一度行ってみることにした。 2月の終わりの頃、夜は怖いので昼間に出発した。 カーステを鳴らすことはなく、峠に着くと、夏の間は草で見えなかったのか小さな立て札を見つけた。 その立て札には、青い字で、  ここには、  ×××がねむっています  ××かにしてください。 (※×は読み取れず) と書いてり、傍には何かを祀っているのか大きな石が置いてあった。 我々は『何か』を怒らせたのだと感じ、全員で謝った。 結局、それが何だったのかは分からなかった。 <感想> わざわざそんな看板があるということは…。
検索
最新記事
カテゴリーアーカイブ
アクセスカウンター
にほんブログ村 本ブログ ホラー・怪奇へ
にほんブログ村
にほんブログ村 動画紹介ブログ ホラー・怪奇動画へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク集
プロフィール
みもんさんの画像
みもん
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。