アメリカ人のペリーさんが、浦賀(うらが・神奈川県)にやって来たのは、1853年のことです。
日本は、ほぼ鎖国状態でした。
なぜペリーさんが、日本に来たのか?
それは、開国を求めるためです。
ではなぜ、開国してほしいのか?
当時、アメリカは中国との関係を強めていました。
東アジアと、貿易がしたかったのです。
もう1つ、アメリカはクジラの油がほしくて、太平洋で捕鯨(ほげい)をしていました。
当然、長い航海をしていると、途中で、食料や船の燃料などを補給する港が必要になってきます。
そこで目をつけたのが、日本でした。
しかしすぐに、
「いいですよぉ」
とか、
「ダメですよぉ」
なんて言えるほど、簡単な問題ではありません。
なので、一旦引き下がったペリーさんは、翌年返事をもらうために、再び日本にやって来ます。
プチプチ情報
ペリーさんは幕府に対し、
「じゃあ、返事は1年待ってやるよ」
ということで、一旦、日本を去っていきます。
しかし、やって来たのは半年後。
びっくりです。
1年の猶予があると思っていた幕府は、慌てたことでしょう。
不意打ちみたいなもんです。
当時、将軍は12代・家慶(いえよし)で、残念ながら、病にふせっていました。
ペリーが来た直後に、亡くなっています。
全権を任される形となってしまったのが、ナンバー2の役職である老中の阿部正弘です。
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