天保の改革の基本セットを覚えましょう。
@老中・水野忠邦(ただくに)が改革
A株仲間の解散
B上知令(あげちれい)
この3つが、基本セットです。
AとBを、もう少しくわしく説明しましょう。
株仲間は何のことか、覚えていますか?
忘れた人は、歴史107も参考にしてください。
同業者組合のようなものです。
これを解散しました。
当時、物価がとても上がっていて、その原因は、株仲間にあると考えたからです。
でも、物価を下げることはできませんでした。
見事な失敗です。
Bの上知令は、江戸・大阪周辺の大名、旗本の領地を、幕府の領地にしようとする政策です。
これも失敗します。
そりゃあ誰だって、自分の土地を取られては、
「何すんじゃ、われぇ〜!」
反発しますよね?
あまりにも厳しい改革だったので、2年ほどで・・、
The End。
プチプチ情報
教科書に出てくる天保の改革は、上で書いたようなものがメインです。
しかし、それだけではありません。
風紀を統制するという政策もしています。
たとえば、寄席(よせ)を制限しました。
芝居小屋も、強制的に郊外へ移しました。
出版も、自由にできませんでした。
そりゃあ、娯楽を奪われた庶民は反発します。
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