2020年11月17日
人生はパズルに似ている
「人生は、パズルに似ている」と思ったことがあります。
それは、息子が、2歳のとき、パズルをしていたときです。
息子が夢中だったパズルの中に、台紙の上にピースを置いていくタイプのパズルがあります。
台紙には、パズルのピースの形があり、台紙の周りに縁があるものです。
そのパズルを私もやった時がありました。
ピース数が多いものは、ピースと同じ形を台紙上でなかなか見つけられないことがあります。
適当に手に取ったピースと台紙上の同じ形が見つかるまで探すというやり方もあるでしょう。
しかし、それでは時間がかかってしまいますし、見つからないこともあるでしょう。
すぐに見つからないときは、持っていたピースを置いて、他のピースを取り、それもすぐに見つからなければ、また他のものにしてみます。
そうやってやると、そのうち、すぐに置けるものがあります。
すぐに置けるものを、どんどんやっていくと、先ほど置けなかったピースも、簡単に置けるようになっていきます。
このやり方であれば、どんどんピースを置くことができ、考える時間もほとんどなく、どんどんパズルができていき、完成するのも早いでしょう。
このパズルのやり方は、ありふれたことではあるのですが、ここに人生の大きなヒントがあると思います。
それは、一つのピース、一つの考えにとらわれるよりも、
他に意識を向けてみたり、
他の方法を取り入れたり、
今の自分にやれることをやっていくことで、
物事が完成したり、実現しやすくなるということです。
婚活・結婚もそうだと思います。
偶然かもしれませんが、自分が知っている30代半ば以上の独身男女は、自分自身のこだわりや執着などが強いと感じることがあります。
一つの考え、自分の考えにこだわり、それによって、人生を歩んでいるような感じです。
同時に、「自分の考えが絶対正しいんだ」というような強い意識がある場合があります。
その考えなどが好ましい場合もあるでしょうが、そういった意識が、敵対心を生んだり、自分自身の気持ちをマイナスにしてしまうこともあると思います。
彼女たちは、意識が強いので、一見、いろいろなものを手に入れていそうなイメージですが、
心の中は穏やかではないことが結構あり、本当の幸せを得ていないと感じます。
自分の気持ち(一つのピース)に執着してばかりでなく、相手の気持ち(ほかのピース)を尊重することが、人生を幸せに歩んでいく秘訣だと思います。
そうすることで、幸せ(結婚)という名のパズルを完成させることができると思います。
パズルのように、自分の力を過信して、いつまでも一つのピースにこだわっているよりも、
一度そのピースを置き、より簡単に置けるピースを見つけ、
柔軟に対応できる人のほうが、
パズルの完成(人生の幸せ)を早く得る場合が多いのではないでしょうか。