人生後半戦に入ってきました

　私も車の運転はします。在職中は車で通勤していました。
　若い頃はターボ車に乗って、先輩たちが家庭を持つとノーマルの大人しい車に変わっていくのを見て、「つまらない人生送ってるなあ。」と思ったものの、私もターボ車に乗って遊んでたのはこの時だけ。年を重ねるにつれて大人しい車に変わっていきました。
　ターボ車に乗ってた頃は、確かにエンジンが低回転でもターボが効くとそれなりの速度が出て気持ちがいい。が、燃費は悪いし、パワステは付いてないし、エンジンが冷えてる時にハンドル切るとエンストもするし。ターボは付いてるけどポンコツだった。
　独身の時にその車でとなりの県に遊びに行った帰り、めっちゃ渋滞。「どうせ1人なんだから、バイクでいいじゃん。」とバイクの免許を取りに行ってアチコチ旅をする事になる。（でも、バイクってチェーンが錆びるので手入れが細かく必要。）　
　結局、家庭を持つと車に戻るものの、あまりお金かけられない私は必然的に大人しい車となる。

　衣類の機能としてポケットは大事。財布、キーケース、スマホ、ハンカチ、ティッシュ等々は服やズボンに収まらないと別に小物入れを持ち歩く必要が出てくる。余計なものを持つと手が塞がるし、忘れ物のリスクも出てくる。服なら胸ポケットの1つは。ズボンなら両腰と太腿脇の計4つのポケットは欲しい。
　しかし、私の技術ではポケットを見栄え良く設置する技術は持っていない。先日も、車の運転中に太腿脇のポケットに入れていたスマホがスルッと抜け落ちるのを防止するために、そのポケットの開口部を閉じる機能を追加しようと作業したが、ボタンホールを設定する技能がない為、マジックテープを縫い付けた。糸の並びが美しくなく見栄えが良くない。開ける時も比較的大きくバリバリッと音がする。スマートではない。

　私の私見ですが、私はデザインよりも機能だと思ってます。例えば、生地は汗を吸って直ぐに乾燥してくれる機能が必要。最近は吸汗速乾を謳う服も多くなってきたが、ゆったりとして薄ければ涼しいと勘違いしている様だ。私にしてみれば薄くして機能を疎かにして原価を下げてる様にしか見えない。ゆったりとしたり生地が薄いと、汗を吸うキャパが小さく、体か服がビチョビチョになる。汗が体を覆う事で保温効果が高まり余計に熱く感じる。汗をダラダラかく人よりもコマメに拭いた方が涼しいのと同じ理屈。体の表面をピッタリと覆い、汗を吸ってビチョビチョにならない程度の生地の厚さがあると、熱がと汗と一緒に生地の表面に移動し蒸発することで涼しさを感じる。人によって発汗量が違うのであるから各々適当な生地の厚さが必要である。
　昔、吸汗速乾の厚手のTシャツを売ってたのを見たことがあるが最近は見ない。そんな生地でも売ってたら自分でシャツとかパンツとか作ってみようか。と思うこともある。そんな技術があるかどうかは別ですが。

　私はジョギングをするが、このジョギング時に履くボトムウエアのウエスト部が余るのでウエスト部を詰めようと考えた。
　昨年、母が生前の時にこのウエストの詰め方について相談した事があった。母は「よし、やってあげよう。」と言って、母はウエストを縛っていた紐を抜き、その紐が通っていた所にゴム紐を通し、このゴム紐の両端をズボンの左右前側に縫い込んだ。「エッ。これじゃあ只の下着のパンツと一緒やんか。」と思った。てっきり紐はそのままで、ウエストをカットするものと思っていた。が、大先輩のキャリアに口出しは出来ない。有難くそれでジョッギングさせて頂いた。

　私の私見ですが、ズボンの腿幅はダボダボしてるとトイレで小用をする時にすごく気を遣う。便器にズボンのダボダボ部分が接触しないか？又は小用がズボンのダボダボ部分にかからないか？とか。妻が「安かったから。」と買ってきたズボンも少なからずそういう物がある。流行りか？何のためのダボダボ？
　トイレに行かないズボンであれば気にしない。トイレに行く可能性のあるズボンであれば補修をする。腿幅をシュッとするのにいつもは内股をカットする。両側をカットする方法もあると思うが、流石に両側は目立つし縫製が手が込んでて自分には難しい。

　太っている頃のズボンは「入るかどうか」が課題で、デザインとか機能とかは二の次だった。大きなズボンになるのでウエストの位置と股下の位置が遠い。ズボンの裾だけ合わせると足がめっちゃ短いズボンになる。
　痩せてからこのズボンを履こうとするとウエストがダボダボ。股下が遠い。という事になるので、ズボンを裏表ひっくり返し、股の位置を切上げ、腿幅を狭くする。凹脚ぽくカットして縫う。生地が解れない様に端末処理もする。ウエスト部は両横を詰めてカットし縫う。ジロジロ見られるとイビツさが判るが、元のズボンよりはシュッと履けるのでまだマシ。という感じ。

　私の衣装箱には着ない衣類がいっぱい詰まっている。その幾つかは妻が「安かったから。」と買ってきた物。或いは子供が着なくなった物。残りは昔、太ってた自分が着てたのが少し瘦せたのでダボダボになった物。着ないのなら捨てればよいが、そのまま捨てるのは気が引ける。服は入ればそもまま着るが、ズボンは補修を要す。
　子供が履かなくなったズボンは足の長さを裾上げして履く。この時ミシンを使うが、縫い目が一周するとズレて喰い違う。糸はあるものを使うのでズボン生地と色が異なり目立つ。しかも、左右で縫い目位置が合わない。（片側でも合わないのに左右で合う筈もない）ご愛敬。

　私は裁縫は好きではない。しかし、携帯用ソーイングセットとミシンは持っている。携帯用ソーイングセットは大昔に1人暮らしをする時に今は亡き母が持たせてくれた物。
　裁縫は小学校の時に習ったのを覚えていたので、チョットした綻びは自分で縫う。自分で使うものなので出来栄えは気にしない。仕方なくやってるだけで決して好きでやってる訳ではない。
　手縫いだと時間がかかるのでミシンも買ってしまった。しかし針の糸通しとか下糸と上糸の調整とか何度やってもうまくいかない。要は不器用である。メカニシャンなら旨くやるのだろうが私には向いてない。ミシンは買ったが細かな操作は出来ないので結局基本は手縫いとなる。

　散髪の髪の毛の始末が終わったら後片付けの前に自分の場合はジョギングに行く。走りながら体と頭に残っているかも知れない髪の毛を払う。ジョギングから帰ったらシャワーを浴びてバリカンとハサミの手入れを行う。

　バリカンは刷毛で毛を払って刃先を分解して水洗い。石鹸を付けて洗うこともある。恐らく昔に比べて丸洗いが出来るのは楽になったんだと思うが刃の可動部の中に毛が入るため分解が必要。可動部の中は凸凹していて毛を掃き取るのが難しい。分解しても水でゆすぐ程度で済むようにしてくれてれば楽なのだが。ハサミも毛を払って水洗い。バリカンもハサミも1日程度乾燥させてオイルを塗って片付け完了。

　17回も自分で散髪しているうちに、刈り方も凡そ定まってきた。以下の4つ手順でやっている。

1）バリカンに3�oのアタッチメントを付け耳回りの髪をくるっと刈り上げる。前から後ろ。後ろから前。左右共。
2）バリカンに9�oのアタッチメントを付け、頭の頂点を左手の指をいっぱいに広げて押さえ、頭の後ろ側を下から上に刈り上げる。この時、頭で左手の指と刈り上げるバリカンを感じながら何処をどう刈り上げているかを推測する。同様にして6�oのアタッチメント、3�oのアタッチメントで刈り上げる位置を各々少し下げながら後頭部の裾を刈り上げる。
3）頭の側面は、首を左右に振り鏡で2）の出来に合わせてバリカンのアタッチメントを変えながら合わせ込む。
4）頭の前面と頭頂部はすきバサミでカットして鏡を見ながら合わせ込んで出来上がり。
以上で時間は概ね40分位。「これ以上の合わせ込みは無理」と判断したら、散髪マントに収まる様に髪を払い、溜まった髪を近くにビニール袋に捨て、目張っていた養生テープで残った髪を貼り取る。散髪マントのマジックテープ部に付着した髪の毛も目張りに使ってた養生テープで貼り取ってビニール袋に捨てて片付ける。