こぐママ発の育児ときどきうちカフェ

　年女の今年は廻りあわせよく産休なので、上半期の『半分、青い』を最初から最後まで見ることができました。年明けごろからキャスティングについていろいろ騒がれていたのでとっても気になっていた朝ドラだったのですが、極めつけに佐藤たけるんが出るとは思わなんだ。もうこれは見るっきゃないでしょ!!!と気合を入れて第１回目からTV前にスタンバって見たのですが、あれが面白かったんですよ！

　終わって２ヶ月が経った今もたまにラジオで「アイデア」が流れるとガッとテンションが上がって娘と一緒に熱唱してしまいます。北川さん特有のテンポの良さにたまに心がついていかず、自分の中でエピソードを納得させるのに時間がかかりましたが（特に律君の離婚と和子さんの死が…。）、トータルで見るとエンタメ色が強くて私好みのドラマではありました。(過去の名曲引っ張って来たり、和子さんのスープとかレシピも盛り込んだりね。)

『半分、青い』はオープニング映像もステキに仕上がっていましたね。私のように絵が好きな人ならまばたき少な目で見入ってしまったのでは？無造作に積んだお皿にガラスの戸が閉まるとろうそくの並ぶバースデーケーキになっていた…なんて仕掛けも子供達のツボにはまったようで、夏休み中なぞは「すごいね〜、すごいね〜。」なんてワイワイ言いながら大合唱してました。

　あ…いけないいけない、またいつもの脱線だ。(^^;)　私がよく聞くラジオで朝ドラがらみのコメントが流れた時「朝ドラ初めて見るようになりました！」という若いアーティストさんからの投稿もあったので、『半分、青い』が呼び水になってそのまま『まんぷく』に流れ着いた人も多いんじゃないかと思います。その層が好調な視聴率に貢献しているとも読めます。

『半分、青い』と『まんぷく』では脚本家の性別が違うことにも興味をそそられました。それが反映されていたのか、あまりの趣向の違いに私の母に興味半分で「ねぇ、どっちが面白い？」と聞いてみたところ、やはり「まんぷく」に軍配を上げていましたね。母曰く「こっちの方が我々には落ち着く」のだそうです。私同様、展開の速さ＆内容の薄さについていけなかったそうで…。昭和を長く過ごした人にはこっちの方が受けるんでしょうね。

　OP映像も鈴愛が自分の得意分野とする『絵』でつづられているのとは対照的に、『まんぷく』ではおさんぽする福ちゃんの身ひとつでこれから辿るお話の内容が体現されているかのよう。最初はあちこちで騒がれていた「主題歌何言ってるかわかんない問題（笑）」も、物語に引き込まれていくと同時に何て歌ってるのかわかるようになりました。うん、確実に話の中身とリンクしとる。（←前作の影響でちらほら岐阜弁。）

　塩づくりやダネイホン開発のシーンを見ていると『まんぷく』は「個」が重視されつつある今の日本の風潮に「みんなで1つのことに取り組むって、実はこんな良さがあったんだよ」って諭すように語りかけてくれているような気がします。なんかあれは部活のノリで作ってますよね。

　研究に没頭する萬平さんの傍で、初めての育児を会社のお手伝いと両立していく福子の姿はまさにワンオペ育児。普段はどんと構えてはいるけど、居場所を探し続けている鈴さんの姿にも私は共感しました。

　そして私が注目しているのは三姉妹の結婚相手の連携。互いにない素質をうまく補い合っていて、私もああいう風に妹たちの旦那さん達と付き合っていきたいな〜なんて憧れてしまいます。あのドラマを見て、「人数が多いといろいろ問題も生まれるけど、それによって人間学んで成長できる。」と思ってくれる人が増えるといいな。兄弟や家族が多いと、考えることも多い分、『諦め』や『アイデア』が否応なしに出てくるもんなんです。（私自身も4人兄弟ですので、金銭的にはあまり恵まれた環境ではありませんが、おかげさまでアイデアと感謝の気持ちはいつも持ち続けられています。そして高望みしない分、堅実な暮らしで満足できるのもメリットです。）

　神戸ちゃん見たさにほぼ欠かさず見ていますが、進駐軍の件を忘れさせる感じでひっぱりまくって急展開で終わった土曜日。
うーん、明日のお昼も楽しみだぁぁぁ〜