2020年02月04日
猿田彦について
猿田彦について、古事記、日本書紀では、邇邇芸命(ににぎのみこと)の天孫降臨の際に天照大御神に遣わされ、天の八衢(やちまた)に待ち受け、道案内をした国津神とされています。この方は、おそらく佐太大神のことだと考えています。佐太大神は、大国主神を助けたキサガイヒメを母として加賀の潜戸(かかのくけど)で生まれたとされていますが父神の名前は記されておりません。加賀の潜戸は周囲を荒海に囲まれた岩場の洞窟であり、よほどの危機的状況の中、秘密裡に出産をしたものだと思われます。須佐之男命の隠し子かもしれませんし、出雲地方の有力豪族の血筋かもしれません。ただ、佐太大神は出雲でも中心的役割を果たした方と考えられ、何らかの理由で出雲と日向の仲立ちをしたと思われます。おそらく饒速日尊とも面識があり、邇邇芸命=神武天皇と饒速日尊の娘イスケヨリヒメの結婚(出雲=大和と日向の和合)に多大な功績があったものと推察されます。
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