新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2024年02月09日
観山寄席第二夜 お料理ご紹介
「三遊亭兼好独演会」
2日目の演目は、「真田小僧」と「締め込み」
もちろんこちらもバカ受け。皆さん大笑いでした。
’
ではでは献立など。
’
先付 笹巻豆腐(観山荘のオリジナルです)
新筍木の芽焼き
蕗の唐揚げ田楽
旬彩 京人参カステラ
蕪のふくませ豚味噌掛け
関門蛸梅酢よごし
造里 天然鯛 鰹 ひらす
焼物 寒鰆からすみ焼
揚物 鮟鱇竜田揚
変わり鉢 ふぐ茶碗蒸し
温物 和牛すき焼き
御飯 しらすとえんどう豆の釜飯
留椀 赤出汁
甘味 わらび餅
料理長 久木野和夫
’
以上です。
皆さん口々に「おいしいねー」と大評判。
「いい落語聞けてこの料理、しかも飲み放題で
11000円は安いよ」と多くのお客様に
お声いただき、プロデューサーとしては
嬉しい限りです。
次の6月の寄席を帰り際に、予約してくださる
方も多数いらっしゃいました。
’
ちなみに博多はほとんどがそういうお客様で、
6月の寄席は、もうチケット完売です。
有難いなぁー。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
2024年02月07日
すわさん親治さんからの電話2
言い忘れたことがあった。
すわさんが、話の途中で
「芸人にとって一番いい客、
それは誘い笑いを高らかに
してくれて、会場を和ませて
くれる人。高坂さんみたいな
お客さんなんだよ」
と、嬉しいことをいってくれたのです。
’
そしてそのあと、一言。
「似たようなお客さんがあと二人いるんだ。
沢田研二さんと田中裕子さん。
高坂さんと同じように笑ってくれる」
だって。
’
最高な誉め言葉だね。
ごめんなさい、自慢話でした(笑)
すわさんが、話の途中で
「芸人にとって一番いい客、
それは誘い笑いを高らかに
してくれて、会場を和ませて
くれる人。高坂さんみたいな
お客さんなんだよ」
と、嬉しいことをいってくれたのです。
’
そしてそのあと、一言。
「似たようなお客さんがあと二人いるんだ。
沢田研二さんと田中裕子さん。
高坂さんと同じように笑ってくれる」
だって。
’
最高な誉め言葉だね。
ごめんなさい、自慢話でした(笑)
2024年02月06日
とはいえ、明日も芸人さんと会うのだ。
観山寄席
「三遊亭兼好独演会」
’
明日も明後日もおかげさまで
完売。
僕の好きな芸人さんをお呼びして
おいしいお酒と懐石料理を二晩続けて
いただき、いやー、つらいです。
仕事なので頑張りますが、
いやー、きついです。
お腹いっぱいで楽しすぎて。
お客様と師匠に感謝です。
’
すわ親治さんからの電話\(^o^)/
寄席やイベントの仕事を
しているので、噺家さんや
芸人さんに会うことは多いけど、
基本的に仕事以上は親しくならない
ように気をつけてる。
なぜなら、彼らは尊敬すべきアーティストだから
失礼がないように距離を置いている(もともと
僕は遠慮が少ない男なので)。
’
でもドリフターズの付き人を経て
今や、沢田研二さんのコンサートの
バックコーラスまでやっていると
いう幅広いコメディアン、すわ親治さんと
だけは、深い友達づきあいをさせて
もらってる。
’
だからお互い寂しくなったら電話をかけあう。
今夜はすわさんから。
「元気?どうしてるかと思って」
僕はちょうどいつものジャズバーで飲んでる
ときだったので、スマホをオープンにして
みんなに聞こえるようにした(この店でも何度か
彼のライブをやったことがあるので)。
’
すわさんは、去年から大病をしてその話を
面白おかしく話した。
で、僕は店のマスターが「原発不明がん」に
なって、元を探すけど「見つからなかった」
しかも、彼はその前に海馬脳炎になって
嫌なことは全て忘れてるという、素晴らしい
毎日を送ってる。
’
70を越えたママに対しても記憶は出会ったときの
20代のイメージ。
マスターは、鍼灸師の免許を持っている(目が不自由)。
だからいつも店で頑張っているママのために
毎朝マッサージをする。
頭に浮かぶのは20代のときの彼女。
マスター、身体触りながら、
「君は誰?えらく、大きくなったねー」
’
この話をすわさんにすると、彼は大笑いしたあと、
「最近、自分も含めて年寄りネタ受けるんで
それ作っていい?」
マスター「著作料はいくらぐらい?」
すわ「だったら、気が付かないくらい遠い話にする」
だって。
’
スマホから聞こえるすわさんの話に
みんな大笑い。
そしてその後、ぽつり。
「嫌なことの記憶がないなんて、
マスターは、きれいな人だねー」
’
なんというポエジー。
くだらない笑いと詩的な感性が、
見事なハーモニーを奏でる人。
’
僕は感激して言った。
「ライブいつやる?」
「沢田さんのコンサートで福岡に5月に来るから、
それ以外の日程は一週間ぐらい空いてる」
「やだ。あんたと一週間もつきあいたくない」
お互い大笑い。
’
すわさーん、2週間続けてライブ企画しまーす。
2024年02月03日
作ってみた。歌ってみた。
若い頃から作詞家のマネごとのような
ことをやってました。
そのせいか、最近歌をまた作るように
なったんで、恥ずかしながら
動画載せまーす。
まずは1曲。
「花鳥風月」という歌です。
’
ことをやってました。
そのせいか、最近歌をまた作るように
なったんで、恥ずかしながら
動画載せまーす。
まずは1曲。
「花鳥風月」という歌です。
’
2024年01月31日
こんな雨の日は、スタン・ゲッツ
朝から冷たい雨が静かに
降ってる。
フリーランスの特権、こんな日は
外に出ずにゆっくりと過ごす
(というか、仕事がない?)。
’
そんなときよく聴くのは、
スタン・ゲッツ&ケニー・バロンの
「ピープルタイム」。
’
これはスタンのラストレコーディングで、
僕が彼のアルバムで最も好きなもの。
なかでも、ベーシストのチャーリー・
ヘイアンが妻のために書いた
「ファースト・ソング」が美しすぎて
しみる。
最近僕は好きな音楽をユーチューブの焚火の
映像(音は消す)を観ながら、聞くのが
気に入ってる。
とくに冬の雨の日は最高だ。
’
2024年01月29日
映画評論家、町山さんってやっぱりすごいな。
「哀れなるものたち」の
解説に唸る。
なるほど、こういうことだったのか。
興味のある方はぜひ最後まで
観てください。
’
笑う、寝る、唸る。 「哀れなるものたち」
いやーこんな映画観たことない。
その一点だけでも、いかにこの
作品がすごいか、わかる。
’
胎児の脳を移植したため、
幼女の感性と大人の肉体を
持った女性ベラが主人公。
まずこの設定についていけるか、
乗れるかが、本作の最初の分岐点。
ツッコミどころ満載だからね。
’
心は幼女だから、まずいものを
食べたら吐き出す。
覚えたてのセックスに味をしめ、
どこでもしたくなったら始める。
このやりたい放題に僕は大笑い。
基本コメディーだと思うけど、
客席は案外静かだった。
これで笑えるか、どうか、これが
第二の分岐点。
’
映像は見事のひとこと。
耽美派の画家、ラファエル、
フレデレック・レイトンらを
思わるようなビジュアルの数々は、
この監督の美意識がいかに高いかを
伺わせる。
’
映画の前に熱燗を二合飲んだこともあり、
ストーリーの中だるみもあり、途中寝たので
偉そうなことはいえないが、テーマは人間、
好きなことして何が悪いと、いい意味での
「悦楽主義」と人生よりも美、官能を第一とする
「芸術至上主義」を監督は称賛していると思った。
とにかく自分の好きな世界をこれでもかとぶつけ、
類まれなるセンスで魅せている。
’
もちろん、文字通り身も心も賭して挑んだ
主役エマ・ストーンは、120%の演技力で見事。
’
いずれにしろ、ダークファンタジーコメディーとして
突出の1本だろう。
いまどきR18というのも潔いね。
’
2024年01月26日
チップは渡さんといかんな。 「東京自転車節」
水道橋博士のYouTubeで
知ったドキュメンタリー。
配信レンタルで鑑賞。
いやー、これは名作です。
’
コロナ過で仕事を失った若者が
東京でウーバーイーツに挑み
右往左往する様子を描いた作品。
監督自らが主人公なのだが、
一見優しくて可愛くて頼りないキャラに
見えるが、いやいや青柳さん、なかなかの
演出家。
自然体に見せながら意識的にキャラを想定し、
ノンポリを表明しつつ、今の日本を
猫パンチのような柔らかさで打つ。
’
笑わせながら、自分をアホに落としながら打つ。
末期的な資本主義に、小さな中指を立てる。
でも多大な奨学金も事実、ウーバーで必死に
自転車を漕ぐ人たちも、ほんと。
64歳になったオレも大して変わらない。
’
せめて今度ウーバをお願いしたときは
チップを送ろうと思った。
たぶん少額だけど、ごめんね。