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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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2024年01月11日

あっぱれ!


馴染みのジャズ喫茶のマスターが
40日間入院後、復帰されたと
いうので店へ。

彼は海馬脳炎という病に
ずいぶん前から罹り、記憶が
鈍くなっている。
とはいえ、今夜聞いた話は……、
「マスター入院長かったね。お疲れさん」
「それがさ、……なんも覚えてないのよ」
「え?全部?全く?」
「うん」

……だって。すごいねー、天才だねー、達人だねー。

で、ふと思い立ち、もうひとつ質問。
マスターは目が見えない。入院した病院は、
まだコロナ対策を講じてて面会謝絶。
家族に連絡の取りようがない。
彼もまたそんな気もない。

ところが、去年末のある日看護師さんから
家族のスマホに電話があり、
「どうしてもお話されたいことがあるみたいなので
変わります」
家族は、普段滅多にないことなので戦々恐々と
「どうしたの?」
すると、
「有馬記念、ルメールを軸に買っておいて」
その話を聞いてすかさず、僕、
「さすがにそれは覚えてるよね」
「……いや、まったく」

ああ、いいなぁ。
あやかりたい、首つりたい。
ちなみにそのレース、マスター、的中です。

2024年01月10日

今年一番最初の大笑い


清水ミチコと山口もえが
映画「キングコング」を
観た後の会話。

清水「キングコングよかったねー」
山口「はい。あれは、‥‥実話ですか」

2024年01月09日

今日の言の葉。 山田太一


西日本新聞「春秋」が教えてくれた。
成人式を迎えた方へ。

「効率的に過ごそうなんて考えないことですよ。
無駄を体験していない人は、狭くて暗くなるね」
             脚本家 山田太一

2024年01月06日

87分間釘付け。 「宮松と山下」

87分間釘付け

「宮松と山下」



Netflix新作。

この映画ほど、「言わぬが華」

「秘するが華」という言葉が

似合う作品はない。

だからストーリーは一切書かない。



緊張感がずっと続く脚本、映像、

主役を演じる香川照之の無言の饒舌。

以前僕の脚本で主人公を演じてもらった

津田寛治のクールな怖さ。



クリエイター3人からなる監督集団「5月」の

デビュー作だそうだが、オムニバスではなく

3人でひとつの映画を作るなど、今まで

あまり聞いたことがない。

海外の映画祭で評判なので、その評だけご紹介。



「独創的で楽しく、興味深い発見が散りばめら

れている。香川照之が、ある種カリスマ的な

主人公を演じて見事。

この映画祭で最も驚かされた作品の一つ」

――No es cine todo lo que reluce



「視覚的な驚きを与えながら、感情や哲学的な考察を

引き起こすようなアイデアにあふれている」

――El Contraplano



「今年のサンセバスチャン国際映画祭において、

もっとも驚かされた作品だった。

主演の香川照之は非常に素晴らしい俳優だと思った。

なかなかお目にかかれない独特な作品だ」

――ホセ=ルイス・レボルディノス

(サンセバスチャン国際映画祭ディレクター)





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2023年12月31日

プロ野球戦力外通告2023


毎年この番組を観て泣いてます。
今年は、なんといっても
元ヤクルトドラフト2位の
中山翔太選手。
戦力外通告を受けた後に
結婚した妻が、けなげで可愛いと
ネットでも大評判。
この方、来年いろんなところから
オファーあると思う。

12:17秒ぐらいから始まります。




アマゾンレンタル  「放送不可能 〜原発、全部ウソだった〜」 ’


小泉純一郎氏と田原総一郎氏の
対談。
小泉さんの覚悟に拍手。
これは見ごたえあった。



2023年12月30日

うーん、いいんだけど。「PERFECT DAYS」


元々ヴィム・ヴェンダース監督が
僕は苦手。
淡々とした物語、美しい風景。
本来は好きなはずなんだけど、
これまでの作品もなぜかぐっと来ない。

本作も同じ。
トイレ掃除もなんだかキレイすぎるし、
晴耕雨読っぽい毎日というのも、
ヨーロッパ人が考える禅の世界な
感じがして、そのまんまという感想。
もちろん、ため息が出るような木漏れ日の
美しさ、ルーリードの見事な選曲と、
素敵な映像世界なんだけどなぁ。

好きだった方、ごめんなさい。
あくまで好みの話なので
お許しを。




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アマゾンプライム 「選挙」 「選挙2」



二度目の鑑賞。

小泉旋風に乗って、市会議員選に

立候補した、切手・コイン商の

山内和彦氏のどぶ板選挙戦を

描いたドキュメンタリー。



長老や後援者たちに言われるままに

右往左往する山内氏の滑稽な姿がウケて、

海外でも多くの賞を受賞した。

観察映画というスタイルで、

ナレーション、音楽、字幕一切なしの

淡々としたタッチだけに余計に

面白い。



パート2も、主役は山内氏。

今度は主体的に脱原発を表明し、無所属で

立候補した彼の変身ぶりが気持ちいい。



昔、選挙の映画を作ろうと、少しだけ取材を

したことがある。

ベテランの関係者が言った、

「選挙は男のホビー」というフレーズを

改めて本作2本を見て思い出した。

わかるなぁ。




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2023年12月27日

合掌。 「作家の贅沢すぎる時間」 伊集院静


無頼と呼ばれるには、かっこ良すぎる

著者の珍しい食のエッセイ集。

なにしろ本書の中でも、

「私は食べ物の美味い、不味いを口にしないし、

書くこともない。

口にしても、書くにしても、それがどこか

卑しく思えるからだ。

どんな名文を書く人でも、こと食べ物の美味い、

不味いが書いてあると、どこか品性を欠いて

いるように思える」

と書かれてあるぐらいだ。



だから食に関してよりも店のご主人、雰囲気、

そして自分との関りを、いつものクールで

ときに放り投げたような毒とユーモアを

滲ませながら描いていく。

酸いも甘いも噛みしめてきた人だから、

ハッとするフレーズも多い。



「京都には奥がある言いますろ。けどほんまは、

その奥に、また奥がありますんや」

これは京都人がよく口にする言葉である。

最初はその言葉を聞いて、何をもったいぶってんだ

と思ったが、やはり京都には、奥の、そのまた奥が

あるらしいとわかった。



近代以降のフランスのパリと京都は似ている。(中略)

ふたつのみやごびとに共通しているのは、

どんなことがあろうと自分たちは生き抜く、という

精神である。

合理性、個人主義のバックボーンはそこにある。



私が通う店の主人は、なぜか無口で不愛想な男が多い。

だからたまに、愛想が良い、主人やシェフ、マスターの

店に入ると、

ーもしかして、相当におかしい店ではないか

と思ってしまう。



かっこいいなぁと思うのはギャンブルで勝った

ときはなじみの店で、「はい、女将さん、お小遣い!」

と金の入ったポチ袋を差し出す。

女将さんの返しもいい

「こんなにたくさんはダメ。無駄遣いをする人間は

ロクな仕事ができませんよ」とたしなめる。



著者は大みそかに実家に帰ったときは、

親に挨拶する折り、長男でもあったので

父、姉妹やお手伝いに小遣いを渡していた。

30年ほどその習性を続けたあと、

父が逝った。

遺品を見ると、古い箱の中に著者が渡していた

金がそっくり使わずにあった。

金額は言わぬが、八桁を超えていた。

さあ、その金はどうしたか。

ここがいい。

オチは、どうぞ本書をお読みください。



伊集院静。誰もが赤面するはずのこのペンネームを

似合うものにした。この作家の一番すごい

ところだと思う。

こんな名前、ちょっとやそっとでは纏えない。

享年73歳。

早すぎるなぁ。





作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々 (双葉文庫) [ 伊集院 静 ]

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2023年12月26日

今日の言の葉

高田文夫「ご笑納ください」を

読み直してたら、好きな都都逸が

出てきたので、ご紹介。



女房にゃいえない仏ができて

秋の彼岸の廻り道



私の人ではないけれど誰かの人にも

したくない



外は雨酔いも回ってもうこれからは

あなたの度胸を待つばかり



くーっ、粋だねー。

内海好江師匠に教わったそうです。

次は、内田百閨B



世の中に 人の来るこそうれしけれ

とはいうものの お前ではなし



さすが、ちくりと刺すユーモア

ラストは高田センセーが好きなやつ



楽しみはうしろに柱 前に酒

左右に女 ふところに金



人生は五分の真面目に 二分侠気

残り三分は茶目に暮らせよ



これはいいねー。

ラストは都都逸じゃないけど、

徳光和夫さんの名言。



「最近、薬が増えて記憶が減るんだー」



あはは、同感!



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