2021年05月15日
【平均寿命との差は10年】健康寿命
健康寿命とは、介護や人の助けを借りずに起床、衣類の着脱、食事、入浴など普段の生活の動作が1人ででき、健康的な日常が送れる期間のことをいいます。生き生きと楽しい人生を送るには、心身共に健康であることが必要です。
生活習慣病は、健康長寿を妨げる大きな要因です。健康寿命を延ばすためには、生活習慣病を理解し、バランスのとれた食生活、適度な運動、十分な睡眠を心がけます。
健康寿命とは、介護や人の助けを借りずに起床、衣類の着脱、食事、入浴など普段の生活の動作が1人ででき、健康的な日常が送れる期間のことをいいます。生き生きと楽しい人生を送るには、心身共に健康であることが必要です。
厚生労働省によると、日本人の健康寿命は、2016年には男性72.14歳、女性74.79歳でした。2010年の調査に比べると男性が1.72年、女性は1.17年延びています。一方、平均寿命は、女性が87.26歳、男性は81.09歳となっています。健康寿命と平均寿命の差は10年前後あり、その期間は医療機関や家族などの手助けが必要となります。
生活習慣病は、健康長寿を妨げる大きな要因です。健康寿命を延ばすためには、どのようなことを習慣化すればいいのでしょうか。
・生活習慣病の理解
生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などをはじめとした生活習慣により引き起こされる病気のことで、がん、循環器疾患、糖尿病などがあります。生活習慣病は、健康長寿の最大の阻害要因となるため、生活習慣病のことを知り、予防することが大切です。
・バランスのとれた食生活
主食、主菜、副菜からバランスよく糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを摂取します。果物を適度にとることも欠かせません。塩分のとり過ぎは、高血圧による循環器疾患だけでなく、胃がんなどのリスクを高めることがわかっています。塩分の摂取量の目安は、男性が8g未満、女性は7g未満です。
・適度な運動
適度な運動は、心臓病、脳卒中、足腰の痛みなど多くの病気のリスクを下げることがわかっています。ウォーキングを1日30分行うだけでも、効果が期待できます。
・十分な睡眠
健康維持には休養も大切です。健やかな睡眠があってこそ、十分な休養をとることができます。規則正しい生活を行うことで、体内時計が整い、ホルモン分泌や生理的な活動を調整し快眠へと導きます。
・適度な飲酒
アルコールの影響は、肝臓だけでなく全身に及び健康障害をもたらすことがあります。厚生労働省は、適度な飲酒量を、1日平均純アルコールで20g程度、ビールであれば中瓶1本、日本酒であれば1合、チューハイは350ml缶1本、ウイスキーはダブル1杯としています。
・歯及び口腔の健康維持
昨今、歯周病と全身の病気との関連が報告されています。毎日の歯磨きと定期的な歯石除去を行って歯周病を予防します。
両親の病気や高血圧などの体質は、自身も素因を持っているかもしれないと考えることが適切です。健康診断などで、両親がかかった病気や体質に関連する数値が上昇したときは、専門家に早めに相談した方がいいかもしれません。また、その病気特有の検査を人間ドックなどで行うのも、健康寿命の延長につながります。
健康寿命とは、介護や人の助けを借りずに起床、衣類の着脱、食事、入浴など普段の生活の動作が1人ででき、健康的な日常が送れる期間のことをいいます。生き生きと楽しい人生を送るには、心身共に健康であることが必要です。
生活習慣病は、健康長寿を妨げる大きな要因です。健康寿命を延ばすためには、生活習慣病を理解し、バランスのとれた食生活、適度な運動、十分な睡眠を心がけます。
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