2020年12月18日
【真逆】食の信頼できる情報源と消費者の信頼する情報源
食品で健康被害などに関するニュースを見聞きしたときに、その情報がどこから出たのかを気にすることは至極当然ではないでしょうか。
食品の健康に関する情報の信頼のおける情報源としては、 科学的な根拠をもとに公正な判断をしているという観点から言えば、世界保健機関(WHO)、国連食糧農業機関(FAO)など食品が関連する国際機関です。また、政府機関の公式発表も、同様に信頼性が高く、日本であれば、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省、消費者庁などの公式発表が該当します。専門家による公正な審査で、妥当な研究水準をクリアしていると判断された学術論文も、信頼性が高いと言えます。
マスメディアは速報という面では非常に優れており、多くの人は世の中で発生したニュースをまずマスメディアから得ることになります。しかし、マスメディアはとかく速報にこだわるが故に、内容の分析や説明が不十分になる可能性があります。また、視聴者や読者の興味を引くために話を必要以上に誇張すること、繰り返し伝えることで先入観を与え、余計な不安を煽る可能性も否定できません。
食品安全委員会が、消費者に食品についての信頼できる情報源を尋ねたところ、上位にはニュースや報道番組、新聞、ドキュメンタリー番組などのマスメディア情報がランクインしていました。一方、食品安全委員会、大学などの研究機関、農林水産省、厚生労働省は、下位に低迷していました。マスメディアの情報が上位にランクインするのは、消費者への高い影響力によるもので、食品安全委員会、大学などの研究機関、農林水産省、厚生労働省の情報は、十分に精査された内容にもかかわらず、専門用語ばかりでわかりにくく、消費者にはなかなか伝わりにくいのかもしれません。
食品で健康被害などに関するニュースを見聞きしたときに、その情報がどこから出たのかを気にすることは至極当然ではないでしょうか。誰でも何らかの噂話を聞いたとき、誰がそんなことを言い出したのだろうと疑問に感じます。誰が言い出したのかがわからなければ、ただの噂話として片づけてしまいます。
誰が言い出したのかが判明したとしても、それが誠実で信頼できる人なら真実味のある話と受け取るかもしれませんが、逆にあまり信頼できない人なら疑ってかかるかもしれません。
食品の健康に関する情報の信頼のおける情報源とは、いったいどこになるのでしょうか。 科学的な根拠をもとに公正な判断をしているという観点から言えば、世界保健機関(WHO)、国連食糧農業機関(FAO)など食品が関連する国際機関です。消費者の健康の保護や食品の公正な貿易の確保などを目的として、1963年にFAO/WHOにより設置された国際的な政府間機関であり、国際食品規格の策定などを行っているコーデックス委員会、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)、FAO/WHO合同残留農薬専門会議(JMPR)などの国際的な専門委員会などです。
また、政府機関の公式発表も、同様に信頼性が高く、日本であれば、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省、消費者庁などの公式発表が該当します。専門家による公正な審査で、妥当な研究水準をクリアしていると判断された学術論文も、信頼性が高いと言えます。
一方、学会発表や専門家のコメントや本の記述は、場合にもよりますが、学術論文よりも信頼性は低いかもしれません。学会発表は研究段階の内容が含まれることもあり、専門家のコメントや本には査読のような確認機能がないため、憶測や偏ったものの見方、ただの自己主張の可能性があるからです。消費者団体についても、おおかたは自らの主張に適った情報のみを取り上げており、提供している情報が偏っていること、主観的な解釈に沿って内容を誇張していることがあります。
マスメディアは速報という面では非常に優れており、多くの人は世の中で発生したニュースをまずマスメディアから得ることになります。しかし、マスメディアはとかく速報にこだわるが故に、内容の分析や説明が不十分になる可能性があります。また、視聴者や読者の興味を引くために話を必要以上に誇張すること、繰り返し伝えることで先入観を与え、余計な不安を煽る可能性も否定できません。
食品安全委員会が、社会を取り巻くリスクに関する正確な情報を、行政、専門家、企業、市民などのステークホルダーで共有し、相互に意思疎通を図るリスクコミュニケーションをより効果的に行うため、食品に関する消費者のリスク認知を調査しました。
その調査で、消費者に食品についての信頼できる情報源を尋ねたところ、上位にはニュースや報道番組、新聞、ドキュメンタリー番組などのマスメディア情報がランクインしていました。一方、食品安全委員会、大学などの研究機関、農林水産省、厚生労働省は、下位に低迷しています。マスメディアの情報が上位にランクインするのは、消費者への高い影響力によるもので、食品安全委員会、大学などの研究機関、農林水産省、厚生労働省の情報は、十分に精査された内容にもかかわらず、専門用語ばかりでわかりにくく、消費者にはなかなか伝わりにくいのかもしれません。
しかし、影響が大きいマスメディアの情報も、もともとの情報源があります。情報源が示されていれば、情報の信ぴょう性は当然高くなります。一方、情報源が明確に示されていないとき、あるいは示されていても十分に信頼のおける情報源でないときは、その話をそのまま鵜呑みにせず、ひとつの見解として受け止めた方がいいのかもしれません。もっとも、紙面などにぎわすニュースは情報源を明かさないことが、業界の鉄則でもあり、やむを得ないこともあります。ただし、食品の健康に関するニュースは、情報源を示さない限り、信ぴょう性は低いと考えられます。
また、テレビや新聞などから見聞きしたニュースで疑問に感じることは、政府機関の発表をインターネットなどで確認することで、理解できることがあります。さらに日常生活で知っておきたい情報も政府機関のホームページなどに掲載されています。
食品で健康被害などに関するニュースを見聞きしたときに、その情報がどこから出たのかを気にすることは至極当然ではないでしょうか。
食品の健康に関する情報の信頼のおける情報源としては、 科学的な根拠をもとに公正な判断をしているという観点から言えば、世界保健機関(WHO)、国連食糧農業機関(FAO)など食品が関連する国際機関です。また、政府機関の公式発表も、同様に信頼性が高く、日本であれば、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省、消費者庁などの公式発表が該当します。専門家による公正な審査で、妥当な研究水準をクリアしていると判断された学術論文も、信頼性が高いと言えます。
マスメディアは速報という面では非常に優れており、多くの人は世の中で発生したニュースをまずマスメディアから得ることになります。しかし、マスメディアはとかく速報にこだわるが故に、内容の分析や説明が不十分になる可能性があります。また、視聴者や読者の興味を引くために話を必要以上に誇張すること、繰り返し伝えることで先入観を与え、余計な不安を煽る可能性も否定できません。
食品安全委員会が、消費者に食品についての信頼できる情報源を尋ねたところ、上位にはニュースや報道番組、新聞、ドキュメンタリー番組などのマスメディア情報がランクインしていました。一方、食品安全委員会、大学などの研究機関、農林水産省、厚生労働省は、下位に低迷していました。マスメディアの情報が上位にランクインするのは、消費者への高い影響力によるもので、食品安全委員会、大学などの研究機関、農林水産省、厚生労働省の情報は、十分に精査された内容にもかかわらず、専門用語ばかりでわかりにくく、消費者にはなかなか伝わりにくいのかもしれません。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10415419
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。