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2022年05月23日

母が転んだ原因は父

自分では立つことも、歩くことも出来なくなり寝て、食べるだけの毎日なので、"生きてる意味がない。いつまで こんなことしてるんやろ?"

"早よ、お迎え来えへんかなあ。"と。

その横で 呑気に酒飲んでタバコ吸って "まだ、何も食べとらん" と言う父。

元はと言えば、母が立つことも、歩くことも出来なくなった原因は父にあると思っている。

直接の要因は家で転んで、救急搬送された先で分かった 背骨2本を折る 圧迫骨折。

しかし、転ぶくらいに足が弱くなったのは 歩くことなく、家に居ることが多くなったからだと思っている。


それまで(つい半年ほど前まで)はあまいものが大好きで、"三色団子"やら、"みたらし団子" や饅頭など スーパーへ自分で欲しいときには買いに出かけ パチンコが好きなので、パチンコ屋さんで、顔馴染みの人と"だんご" 食べながら世間話をしているのを 良く見かけた。


しかし、問題の父。
そこへ "何やってるんや!はよ、帰ってこい。"と。

私が "ええやん、気晴らしやん。"
人と話したり、パチンコはボケ防止にもエエし、歩くことで健康維持にもなるんやから。"

すると、"そんなことはない!と言いきる父。
人に言わせると "お父さん 年取って寂しいんやで。"


でも、昔からそうではないことを私は見ている。

母がちょっと居なくなると機嫌が悪い。
回覧板を渡しに行った お隣さんと世間話を10分以上でもしていると "何してるんや!早よ帰ってこい。" とわざわざ言いに行く。

私が 父に 
" お母さんに 何か急いで してもらう用事でもあるんか?"

特段何も無い。

みっともないから、止めとき。と言っても直らなかった。今から40年以上前 まだ父40代。

父が仕事から帰ってきて、母が居ないと買い物に行っただけなのに機嫌が悪い。

"何時間買い物しとるんや?!"
"必要なもの、チャット買って、サッサと帰ってこい!"と。

子供ながらに 変な親父やなあ、おかんもたいへんやなあ。と思っていた。

そんな私が物心ついたときから、父の母へのある意味 "監視、干渉"ともいえる、今なら"ストーカー"ともいえる行いにはウンザリしていた。

そんな母も90歳になり、相変わらずの父の監視にホトホトつかれ、出かけないようになり、家に居る時間が多くなり、横になってテレビを見るだけの毎日に。

"アカンで、外に出て、おひさん浴びて、歩けるうちは歩かな。足腰弱るで。"

すると、母は "面倒臭くなってな。いちいちお父さんが "何の用事があるんや、"言うてな。"

"アカンて、そんなこんな親父の言うこと無視してエエねん。"

しかし、家に居て寝てばかりの生活は変わらなくなり、思った通り
トイレへ行くにも、立ち上がるのが大変なようになっていった。

"ほれ、言わんこっちゃない。お母さん、足だいぶ弱ってきてるで。"

そんなある日、家で 何かにつまづくでもなく転げてしまった。

"大丈夫か?"
"うん、大丈夫や。チョット転んだだけやから。"




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