2022年02月22日
"にゃんこ" との出会い
"マルソー、マルソー!どこや?!"
"この辺には居(お)らんみたいやねえ。"
"どこ、行ったんやろ?"
"僕は、こっちの神社の方へ行ってくるから、お袋はむこうの銭湯の方、見てきてくれる?"
"うん。"
"ほんま、世話の焼けるやっちゃで。"
マルソーはわたしが 勤務先のホテルの裏で産まれて、母ネコから見放され、その産まれた横の山下さんが、産まれたばかりで、可哀想や。と面倒見ようとしていた野良猫です。
ただ、6匹も産まれて全部はよう面倒見れんから、誰か貰ってくれる人おらんかなあ。と言うことで、玄関先に "可愛い 仔猫貰って下さい。" と張り紙したのですが、裏通りで 人が余り通らないのと、独身寮のアパートがあるくらいで、一般の、普通のファミリーが住んでいるところではないので、張り紙してから、1週間経っても引き取り手はいませんでした。
"可愛いにゃんこやね。"
"そやろ、にいちゃん、もろてくれへん?"
(私は "にいちゃん" ではない。
関西 特に大阪では、おっさんには "にいちゃん" 、おばさんには "お姉さん"と言うのが、礼儀・マナー)
"えっ?"
"おばちゃんとこ、困ってんねん。
元々2匹猫飼ってるから、この6匹、なんぼ、猫好きや言うても、8匹はしんどいねん。"
"なっ、可愛いやろ。"
"ちょっと抱いたって。"
と1匹の黒と白の斑(ぶち)の仔猫をひょいと渡された。
まだ産まれて6日目、小さくて、小さくて、私の手のひらに収まるくらいだった。
"えらい懐(なつ)いとるやん。
にいちゃん、のこと気に入ったみたいやで。"
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