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2012年10月18日

日本脳炎予防接種後 小5男児急死 

岐阜県美濃市藍川の「平田こどもクリニック」で、

日本脳炎の予防接種を受けた同県関市の

小学5年生の男児(10)が約5分後に意識不明、

心肺停止状態になり、約2時間後に

搬送先の病院で死亡が確認された。




男児は母親に連れられ、妹と一緒に予防接種を受けた。

妹に異常はないという。

男児は本来は3〜4歳で計3回受ける

「1期接種」を受けておらず、今回初めて接種を受けたという。





接種を行った医師は「ワクチンは1人分ずつ用意しており、

用量は間違えていない。思いあたる節はない」と話している。





厚生労働省は、日本脳炎の予防接種について、

重い副作用が報告されたことから

05〜09年度は積極的な勧奨を差し控えてきた。

新ワクチンが開発されたため10年度から再開していた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000005-mai-soci




ちょっとこわいニュースですね。

自分の子どもがこの様な悲劇にあったら・・・。


考えただけでゾッとします・・・。




日本脳炎予防接種。

受けたほうがいいのか、受けないほうがいいのか・・・。

難しい選択ですね。



この「日本脳炎」。

どんな病気でしょうか?

ちょっと調べてみました。





日本脳炎ウイルスが感染して脳がおかされる病気。

かかった人の約20%は死亡し、

約20%は治った後に知能障害や

手足のまひが残ってしまう。

完全に治るのは、50〜60%という悪性の病気。



日本脳炎ウイルスをもった

コガタアカイエカという蚊に刺されて感染する。

感染を受けた人すべてが発病するわけではなく、

大部分の人は何事も起こらず、

ウイルスに打ち勝って免疫ができる。(不顕性感染)


発病するのは、感染を受けた人のごく一部の人。

(流行によって大差があるが、通常1000人に1人程度)



症状は、4日〜2週間の潜伏期を経て、

急に38℃前後に発熱し、頭痛、嘔吐、

軽い腹痛や下痢などが起こる。


「夏かぜ」か「腹くだし」かと思ってるうちに、

熱が39℃前後になり、興奮したり、

顔や手足にけいれんが起こったり、

斜視(しゃし)や眼震(がんしん)が起こる。



病気の峠は、発病後4〜5日。

この時期をもちこたえると、しだいに熱が下がり、

ほかの症状もおさまって来るが、

数週間は表情が失われ、話が低声・単調だったり、

健忘症になったりする。


重症だった場合は、重い精神障害や

手足が硬直して動かせないなどの

後遺症が長く残る。

(発症すると死亡したり、

脳に重症の後遺症を残す確率は、極めて高い)


成人の場合は、半年くらいで回復することもあるが、

子どもは回復が困難。





結局は確率の話ですので、

まず感染するかしないか、

感染しても発症するかしないか、

軽症で済むか済まないか、

を辿る確率と

予防接種を受けて今回のような

事故に遭うか遭わないか

となると思いますが、

予防接種の事故に遭う確率より、

受けずに感染する確率が高いらしいそうです。



もし、受けてなくて

「やはり受けておけばよかった」

「受けてれば多分事故には遭わなかっただろう」

と思うでしょうし、事故に遭えば

それはそれで悔やむでしょうし。


結局は我が子を思う親の判断しかないようです。


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