日航アルコール検査で「替え玉」
日本航空の国際線の機長が、おととし乗務前のアルコール検査を部下に代わりに受けさせて、乗務していたことがわかりました。
日本航空は先月、パイロットの飲酒をめぐる問題で国の事業改善命令を受けましたが、検査の不正は報告していませんでした。
日本航空によりますと、検査の不正を行ったのは59歳の男性機長です。
おととし12月、成田発シカゴ行きの便に乗務する前、アルコール検査をいっしょに乗務する部下の機長に代わりに受けさせていました。
当時は検査結果だけが記録され、パイロット以外の担当者による確認が行われていなかったため機長はそのまま乗務しましたが、その後の部下の機長の報告で不正が明らかになりました。
会社の調査に対し機長は「事前に予備の感知器で呼気を測ったところ社内基準の限度に近いアルコールが検出され、本番の検査で基準を超えてしまうのではないかと不安になり代行を依頼した」と話しているということです。
日本航空は先月、パイロットによる飲酒の問題で国土交通省から事業改善命令を受けましたが、検査の不正は報告していませんでした。
日本航空は「機長が申告した数値は乗務を禁止する基準値を超えておらず、アルコール感知事例として捉えていなかったため報告しなかった。検査を代わらせる行為は悪質であり、報告すべきだった」と話しています。
なぜ今更公開されたのか。
話によると、週刊誌に報道されることがわかったため、昨日の公表に早めたらしい。
安全に関わることですから、ちゃんとして欲しいですね。
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