第7回アカデミー賞は1935年2月27日にカリフォルニア州のビルトモアホテルで行われました。
司会はアーヴィング・S・コッブが努めました。
作品賞:「或る夜の出来事」 "It Happened One Night"
監督賞:フランク・キャプラ 「或る夜の出来事」 "It Happened One Night"
主演男優賞:クラーク・ゲーブル 「或る夜の出来事」 "It Happened One Night"
主演女優賞:クローデット・コルベール 「或る夜の出来事」 "It Happened One Night"
原案賞:「男の世界」 "Manhattan Melodrama"
脚色賞:「或る夜の出来事」 "It Happened One Night"
短編映画賞(コメディ):「クカラチャ」 "La Cucaracha"
短編映画賞(ノベルティ):"City of Wax"
短編アニメ賞:"The Tortoise and the Hare"
作曲賞:「恋の一夜」 "One Night of Love"
歌曲賞:"The Continental" 「コンチネンタル」 "The Gay Divorcee"
録音賞:「恋の一夜」 "One Night of Love"
美術賞:「メリィ・ウィドウ」 "Merry Widow"
撮影賞:「クレオパトラ」 "Cleopatra"
編集賞:「エスキモー」 "Eskimo"
助監督賞:「奇傑パンチョ」 "Viva Villa!"
特別賞(Academy Juvenile Award):シャーリー・テンプル
第7回目となる1935年のアカデミー賞。今回から作曲賞、歌曲賞、編集賞が追加され部門が増えました。
結果はフランク・キャプラ監督の「或る夜の出来事」が主要5部門を独占するというものでした。
作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞(脚本賞)を全て制するのは第48回の「カッコーの巣の上で」までありませんでした。しかも「或る夜の出来事」はノミネートされた5部門全てで受賞したというのが特別でしょう。
特別賞を受賞したのは子役で知られているシャーリー・テンプル。当時6歳で、6歳でオスカーを受賞したのは最年少です。
価格:1,000円 |