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国内政治に関して

安倍晋三自由民主党総裁の辞任に伴う総裁選挙が昨日行われました。
総裁というのは自由民主党の党首の名称で、他の党は代表などを用います。
総裁という名称は立憲政友会から引き継いでいます。

選挙の基本は「党所属国会議員、党員、自由国民会議会員および国民政治協会会員」による公選。
これは国会議員票と同数の地方票(党員票、ドント式で配分)で決定。
任期中に欠けた場合で緊急を要する場合は、「党大会に代わる両院議員総会」で「所属する全ての現職国会議員及び都道府県連合の代表者による投票」で行うことができることになっています。
これは国会議員票と141(各県連3)の票が割り当てられるもの。
今回は後者に当たるものです。


石破茂氏
元党幹事長　元地方創生担当大臣　元農林水産大臣　鳥取県出身　衆院鳥取1区選出

菅義偉氏
内閣官房長官　元党幹事長代行　元総務大臣　秋田県出身　衆院神奈川2区選出

岸田文雄氏
党政務調査会長　元外務大臣　元党国対委員長　東京都出身　衆院広島1区選手


当選者
菅義偉氏　　377票　(国会議員288、地方89)

その他の候補
岸田文雄氏　 89票　(国会議員79、地方10)
石破茂氏　　 68票　(国会議員26、地方42)


事前の予想通り、菅官房長官圧勝の結果となりました。
岸田氏率いる岸田派宏池会の議員は50人程度なので、石破氏を3位にさせるために、菅陣営から流れてきたのでしょう。
国会議員26しか取れないとは、石破氏は評判通り人望がないに尽きますね。
こんな状況で地方で圧倒的に勝って選ばれたとして、まともに政権運営できるのか疑問。
菅氏も無派閥ながら派閥支持受けており、派閥政治復活かとの懸念もある。
まあ日本国民のために政策を実施してくれというのが一番ですね。

明日の首班指名選挙で菅氏は内閣総理大臣に選出される予定。