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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2017年08月10日

キャッチーなフレージングのちょっとしたコツ(アドリブ因数分解:フレージング)

キャッチーなフレージングのちょっとしたコツ(アドリブ因数分解:フレージング)

こんばんわ。
しげのです。

このシリーズ、何度も追加追加でごめんなさいね。
本当にこれで一旦完了にします。

今日は、前回の音数縛り練習の延長線上のお話。

フレージングのコツについてお話します。


【超重要】簡単な音使いでも複雑なスケールでも、歌を作るコツは同じ


例えば皆さんがよく耳にするヒットして売れてるCDや音源。

c3b7ea6fbe74336f036745b0e1f8bb22_s.jpg


こうした曲に使われてるフレーズやメロディって、
実はけっこうシンプル。

理論的な難易度・複雑さと、
フレーズやメロディがいいものかどうか?
は、比例しません。


それは、使われてる理論の影響ではなく、
主にリズム的な要素の影響が大きいからだと、
僕自身は思ってます。


ただ、昔に比べて最近の曲は、
使われるコードやバッキングなどに色んな工夫がされてる感じがしますね。


今日はあくまで、
あなたのアドリブソロのフレージングが、
キャッチーでインパクトのあるフレージングになるように、
それを意図的に作れるように、
そのためのコツをご紹介します。






【超重要】歌いだしのタイミングを工夫しよう



これ、個人的にはものすごく重要と思ってます。

たとえあなたが今、しょぼいソロしかできていなかったとしても、
真っ先にこの要素を取り入れるだけで驚く程フレーズの印象が変わりますよ。

例えば、こんなフレーズがあったとしましょう▼

01-フレーズ.png

めっちゃダサいフレーズですねw
話をわかりやすくするため4分音符と2分音符のみにしてます。

さてこのフレーズ、歌いだしのタイミングをちょっと工夫してみましょう▼

03-フレーズ.png

どうですか?

このように、1拍から2拍くらい食ったところからフレージングを始めるだけで、
だいぶ印象が違って聴こえると思います。





手数の密度を工夫しよう



これは、フレージングというよりも、
アドリブソロにストーリー・起承転結をつけるコツとして捉えて下さい。

とりあえず先にコチラを見て下さい▼

04-手数.png
(▲クリックで画像拡大)

手数の密度というのは、
細かいフレーズとか16分音符などの細かい音符で作られたフレーズのこと。


まず、わかりやすくするためにコード進行はずっと同じ進行にしてます。

見てもらえれば一目瞭然、
[A]+[B]…手数の密度が高いフレーズ。
[C]…手数の密度が薄いフレーズ。

コード進行が一緒でも、
[B][C]へ展開した時に、ストーリーが1つ進んだ感じがしませんか?ということ。

このように細かいフレーズから大きなフレーズにするだけで、
ストーリーが作れちゃいます。

ここまで散々言って来た「歌を作るように」という意味では、
このノウハウはかなり使えるワザです。




似たフレーズの繰返しを意識しよう


さっきの手数の件と同じフレーズです。

05-繰返し.png
(▲クリックで画像拡大)

さっきは”手数・音数”にフォーカスしてましたが、
ここではフレーズの"作り"にフォーカスします。

[A]+[B]は、似た感じのフレーズの繰返しなのに対して、
[C]は違った作りになっています。

こうして譜面で見ると「そうなんだ」くらいにしか感じないかもしれません。

ただこれ、あくまでアドリブソロとしてイメージして欲しいんです。


アドリブのターンがあなたに回ってきた瞬間は、
譜面上では真っ白な状態なわけです。

その状態から、このように即興でフレーズを組み立ててアドリブする。

こうすることで、
  • 曲を弾きこなしてる感じ
  • ソロをまとめられている感じ
  • ストーリー展開を感じさせる
  • キャッチーで印象に残る感じ


というような、
いわゆる「歌を作る」という作業が凝縮されてきます。

そういう意味で、この「繰返し」という手法はメジャーで有効です。


また、ここでは食って入るときの「入り方」を同じような感じにしています。
(ここでは8分音符×3つ)

このように入り方を似た感じにすると、
フレーズが始まってから(譜面の赤いとこ)が全く違っていても、
統一感が生まれ、「歌を作ってる」感じが伝わります。




ちなみにこのお話、あくまでPOPSとかを主体に書いていますが、
JAZZでもとても使える手法です。

一見あまり関係なさそうに見えるビバップでさえ、
シーケンスフレーズとかよく使いますよね?

あれば「"ビバップという歌"を作っている」わけであって、
その中の手法としてこの繰返しはよく用いられているわけです。



まとめ



さて、いかがでしたか?

思ったより長くなっちゃいましたが…




今日のまとめです。

  • キャッチーなフレーズと理論の複雑さは比例しない
  • フレーズを始めるタイミングを工夫しよう
  • 音の密度を工夫しよう
  • 似たフレーズの繰返しを活用しよう


ここでお話したコツが
「歌を作る」ということの具体的なノウハウになります。

他にも細かく出せばきりがないんですが、
効果が高いものだけご紹介させて頂きました。

このへんを意識してアドリブしてみてください。


応援していますね。



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