国家の不祥事

2023年3月31日
栃木県警機動警察隊に所属する27歳から33歳の警察官3人が、部下への暴行や強制わいせつ、器物損壊の容疑で書類送検されました

栃木県警機動警察隊の警察官3人は2022年10月13日午後4時頃に、直前に閉幕した「いちご一会とちぎ国体」の慰労会として、宇都宮市内にある居酒屋で同隊所属の男性の部下１４人と飲み会を開きました。

警部補と巡査部長は、その場で部下のシャツを破るなどした疑いがもたれています。

同日午後8時頃から宇都宮市内にあるカラオケ店で２次会を行い、「いちご一会とちぎ国体」の慰労会に参加したうち計12人が参加しました。
警部補と巡査部長が、隊員を全裸にして抱え、巡査長がその裸体をスマートフォンで撮影しました。

このカラオケ店で巡査部長から楽器などで頭や背中をたたかれた署員は、全治２週間のけがを負いました。
警部補から顔をたたかれた隊員は2022年11月に依願退職しています。

栃木県警監察課は2023年3月30日付で、機動警察隊の33歳の男性警部補と33歳の男性巡査部長を停職6カ月の懲戒処分とし、機動警察隊の27歳男性巡査長を加えた３人を、強制わいせつ容疑などで宇都宮地検に書類送検しました。
この警部補と巡査部長は、2023年3月30日付で依願退職しました。

被害者の1人が上司に報告したことで事態が発覚しました。

懲戒処分を受けた警部補と巡査部長は2022年4月から同年10月中旬までの間に、部下に対して「使えねぇ」「バカ」「死ね」などと日常的に暴言を吐いていたということです。


栃木県警の警察官3人のコメント
「場を盛り上げるため、その場のノリでやってしまった」


栃木県警の谷島義則首席監察官コメント
「誠に遺憾であり、深くおわび申し上げる。指導教養を徹底し、再発防止に努める」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
これだけの事件をパワハラとして公表する栃木県警には、戦慄さえ覚えます

発言によるパワハラの時点で栃木県警監察課が適切に対応していれば、事件にまで発展しなかった可能性もあります


「指導教養を徹底、再発防止に努める」
というテンプレが各署から発せられますが、「あんたら、今まで指導教養を徹底していなかったのかい？」と問いたいです