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2018年03月03日

頭痛や肩こりのしない とっても楽なメガネの作り方

 先日のテレビ番組で紹介されていた内容が良かったので紹介します。
その内容は、メガネと目のマッチィングに関するお話です。メガネが合わないと頭痛や肩こりなどを引き起こすことは知られていますが、その原因の大部分は、どこまで遠くを見ることが出来るかの基準だけでメガネのレンズを選んでいたために生じている問題のようです。
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番組では、「一番楽に見ることのできる」、新しく開発した視力測定装置(現在、500台程度有)をスタジオに運んで説明していました。


目のピントの合わせ方


 左を向いた人の目の断面を思い浮かべてみてください。光は、左から目に入ってきて、水晶体(レンズ)を通過して、後方の壁(網膜)に光をあてます。

この時にレンズを通過した光は1点に集まりますが、1点に収束した所にちょうど網膜があると、ピントが合います。

目は、ピントが合うように(網膜に収束した点がくるように)対応しようとします。

このピントの調節は、レンズの周りの筋肉「毛様体筋(もうようたいきん)を収縮してレンズの膨らみ具合を調節して行います。

つまり、ピントを合わせるために、毛様体筋は相当頑張っています。

メガネは、遠くのものを見る時にピントが合うように対応していたため、頻繁にみることの多い、部屋の中のもの(数メートル)、テレビ(数メートル)やスマホ(数10センチ)等には合っていない場合があるようです。

ピントが合わないと毛様体筋は、さらに頑張ってしまうため、疲れはたまります。


新視力測定装置


 新しく開発した視力測定装置は、どこまで遠くを見ることができるのかを測定するのではなく、毛様体筋がリラックス(ゆるんでいる時)している時にメガネのレンズでピントを合わせることを念頭に測定しています。

その方法は、次のようなものです。

部屋を暗くすると、毛様体筋はゆるみます。このゆるんだ状態で視力を測定します。

視力を測定するには、光がないとできないため、点滅光で実現しています。点滅光なら、毛様体筋が気づかない内に測定できるからです。


視力にベストマッチしたメガネを作るには


 今回番組で紹介していた視力にベストマッチしたメガネを作るには、新しく開発した視力測定装置を持っている眼科医を受診して、メガネレンズの処方箋を書いてもらわなければなりません。

番組に登場した梶田眼科(東京都港区芝浦)では対応しています。尚、現在、「調節機能解析装置」は、日本中で500台あるようなので近くにある病院に問合せしてみるのが良いと思います。


まとめ


 従来のメガネは、一番遠く見えるところを主体にピントが合うように作られていました。たしかにそうですが、番組をみるまで気づきませんでした。

確かに、このやり方でピントを合わせてメガネを作っていたのでは、日常生活と合わないようです。

測定技術の進歩や、レンズ加工の進化などの技術の進展が実現させてくれたようです。

余談ですが、番組ゲストの、一人の測定データは、目の中のレンズは毛様体筋で調節できない程、硬くなっていたようです。

一時、毛様体筋を鍛えようと努力したことがありますが、このデータを見て私も納得しました。(老化でレンズも硬くなっていたのです、しょんぼり。)

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