2017年06月04日
アルツハイマーは予防できます!
最近の医学の進歩には目覚ましいものがありますが、先日のTV番組で、アルツハイマー病は予防できることを知りました。
かなり希望の持てる内容のため紹介します。
従来、アルツハイマーは、原因が不明で、その予防や治療はできないと言われてきました。ところが最新の研究によると、アルツハイマーの原因は、脳内に蓄積される老廃物(ゴミ)が引き起こしていると考えられています。
アルツハイマー患者の脳をCTスキャンすると、脳内にシミのようなものが点在しています。このシミは、アミロイドβ(ベータ)という物質が排出されないで脳内に残留して固まると、その周辺の脳細胞が死滅するために発生します。
その後、脳細胞が部分的に死滅すると、脳は萎縮してしまいます。
但し、このアミロイドβが悪者かというと、そういうことではありません。アミロイドβは、人が考え事をすると生じる物質です。
今までの研究では、このアミロイドβが異常に多く産出されるために、アルツハイマーを引き起こしていると考えられていましたが、米国のワシントン大学(ジョンモリス教授)は、アミロイドβの排出量が少なくなるために発症することをつきとめました。(従来は、世界中の学者が異常産出される原因に着目して研究していたため、気が付かなかったそうです)
日本の著名な研究者も、ジョンモリス教授の排出量に着目した研究は、アルツハイマー病の対策に向けて、画期的なものと賞賛しています。
上記のように、脳内に蓄積されるアミロイドβは、人が考え事をすると作られるものですので、何時でも作られています。問題は、算出量に比べて、排出される量が少ない場合です。
それでは、どのようにしたらアミロイドβの排出量を増やすことができるのでしょうか?
尚、アミロイドβの検出は、血液検査や脊髄液検査で分析すると確認できますが、微量を判定するのは難しく、様々な手法が考案研究(日進月歩)されています。
オランダの研究グループが行った結果では、アミロイドβの排出量は睡眠が影響していることが確認されています。
その方法は、早めに就寝した25名と、徹夜した25名で、アミロイドβ量を測定比較したものです。
この実験では、たった1日で違いがでました。徹夜したグループは、アミロイドβ量が増えていて、早く就寝したグループの方は減少していたのです。
脳内のアミロイドβ量を減らすには、良い睡眠をとることでした。
アミロイドβは脳内の細胞の隙間を通って排出されていて、その様子は、映像でも確認されています。このデータから、起床している時よりも就寝している時の方が多く排出していることが判ってきました。
(但し、アルツハイマー患者が睡眠不足であったかどうかの確認は、まだ実施されていません)
睡眠時間とアルハイマー発症率の関係を追跡したデータ「3000名以上(3年間)」があります。その結果、普段の生活で、睡眠時間が(6〜8時間)で居眠り(30分以内)の人達は、アルツハイマー発症率が、通常の1/5と少ないことが判りました。
良い睡眠がアルツハイマーの予防になることは判りましたが、脳神経を活性化させることも大切です。TV番組に出演した研究者は、脳神経を活性化させるため、「有酸素運動」「おしゃべり等のコミュニケーション」「知的活動」「指を使う“あやとり”等」も予防効果があると言っていました。
さらに、バランスの良い食事や、血管の健康を良くするために減塩は重要だそうです。(脳の活動には血管の健康が必要不可欠です)
尚、アミロイドβの蓄積は、アルツハイマー発症まで25年間もの長い期間を経ているそうです。つまり、65歳で発症する人は、既に40歳の時から蓄積が始まっています。
このことの意味は、
@ アミロイドβの蓄積量を確認すれば、将来アルツハイマーになるのかどうかの判定ができる
A アルツハイマーは、お年寄りだけの問題ではない
ということです。
かなり希望の持てる内容のため紹介します。
アルツハイマー病の原因
従来、アルツハイマーは、原因が不明で、その予防や治療はできないと言われてきました。ところが最新の研究によると、アルツハイマーの原因は、脳内に蓄積される老廃物(ゴミ)が引き起こしていると考えられています。
アルツハイマー患者の脳をCTスキャンすると、脳内にシミのようなものが点在しています。このシミは、アミロイドβ(ベータ)という物質が排出されないで脳内に残留して固まると、その周辺の脳細胞が死滅するために発生します。
その後、脳細胞が部分的に死滅すると、脳は萎縮してしまいます。
但し、このアミロイドβが悪者かというと、そういうことではありません。アミロイドβは、人が考え事をすると生じる物質です。
今までの研究では、このアミロイドβが異常に多く産出されるために、アルツハイマーを引き起こしていると考えられていましたが、米国のワシントン大学(ジョンモリス教授)は、アミロイドβの排出量が少なくなるために発症することをつきとめました。(従来は、世界中の学者が異常産出される原因に着目して研究していたため、気が付かなかったそうです)
日本の著名な研究者も、ジョンモリス教授の排出量に着目した研究は、アルツハイマー病の対策に向けて、画期的なものと賞賛しています。
上記のように、脳内に蓄積されるアミロイドβは、人が考え事をすると作られるものですので、何時でも作られています。問題は、算出量に比べて、排出される量が少ない場合です。
それでは、どのようにしたらアミロイドβの排出量を増やすことができるのでしょうか?
尚、アミロイドβの検出は、血液検査や脊髄液検査で分析すると確認できますが、微量を判定するのは難しく、様々な手法が考案研究(日進月歩)されています。
脳内のアミロイドβの排出量を増やす方法
オランダの研究グループが行った結果では、アミロイドβの排出量は睡眠が影響していることが確認されています。
その方法は、早めに就寝した25名と、徹夜した25名で、アミロイドβ量を測定比較したものです。
この実験では、たった1日で違いがでました。徹夜したグループは、アミロイドβ量が増えていて、早く就寝したグループの方は減少していたのです。
脳内のアミロイドβ量を減らすには、良い睡眠をとることでした。
アミロイドβは脳内の細胞の隙間を通って排出されていて、その様子は、映像でも確認されています。このデータから、起床している時よりも就寝している時の方が多く排出していることが判ってきました。
(但し、アルツハイマー患者が睡眠不足であったかどうかの確認は、まだ実施されていません)
適正睡眠とアルツハイマー発症率のデータ
睡眠時間とアルハイマー発症率の関係を追跡したデータ「3000名以上(3年間)」があります。その結果、普段の生活で、睡眠時間が(6〜8時間)で居眠り(30分以内)の人達は、アルツハイマー発症率が、通常の1/5と少ないことが判りました。
その他、アルツハイマー予防に効果があるもの
良い睡眠がアルツハイマーの予防になることは判りましたが、脳神経を活性化させることも大切です。TV番組に出演した研究者は、脳神経を活性化させるため、「有酸素運動」「おしゃべり等のコミュニケーション」「知的活動」「指を使う“あやとり”等」も予防効果があると言っていました。
さらに、バランスの良い食事や、血管の健康を良くするために減塩は重要だそうです。(脳の活動には血管の健康が必要不可欠です)
尚、アミロイドβの蓄積は、アルツハイマー発症まで25年間もの長い期間を経ているそうです。つまり、65歳で発症する人は、既に40歳の時から蓄積が始まっています。
このことの意味は、
@ アミロイドβの蓄積量を確認すれば、将来アルツハイマーになるのかどうかの判定ができる
A アルツハイマーは、お年寄りだけの問題ではない
ということです。
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