2015年01月18日
震災時において光電話はまじでオススメできないよ!
最近、本当に寒いですね。でも、晴れてはいるんですけどね・・・ 今日も商品紹介しようかなって思ってますけど、まずはあまり関係ない事を話そう!話させて頂こうではありませんか!の嵐が私の中で吹き荒れています。
光電話って安くて人気ですけど・・・
昨日、色々光回線サービスについて調べていたんです。そうしたら、あーた、光電話ってどこの光回線業者にもあるんですね!フレッツだけかと思ってました。そんで、光回線がめちゃめちゃお得!とか書いてありました。バガこけぃ。
光電話とかひかりでんわ、フレッツ光とか全部ですけど、光電話はオススメできません。
震災時にはアナログ回線が最強伝説!
私は仙台市に住んでいるんですけど、2011年3月11日に起こった大地震によって、大規模な停電が数日続きました。多くの人たちが親戚や友達と安否確認できない中、うちは出来ました。なぜなら電話回線がたまたまアナログだったからです。うちはADSLなので、電話回線はまだまだアナログなのです。メタリックというんでしょうか。いわゆる昔ながらの電話回線です。
たぶん知らない人は知らないでしょうけど、アナログ回線って、「停電になっても信号を送ることができる」んです。だから、うちは叔母さんと安否を確認することができました (停電なのに!電気通ってないのに!)。それからしばらくして父の友人からもバンバン電話来ました。それでお互いに安否を確認する事ができました。それでも、やはりみんなかけ合っているせいか、こちらからかけると「ただいま混み合ってます」と言われましたが、受けは問題なくできました。※ 呼び出し音がいつもと違うのがウケるけど!
それで、うちの親戚でひかり電話にしていた人が居るのですが、あとで聞いたら、まったく使えなくて困ったそうです。
自宅の電話をメインに使っている人ほど光電話はあかん。
震災とか地震ってどこで起こってもおかしくないですからね。例えば、家の電話を頻繁に使う年配のご両親のご実家までもひかり電話にしました、とかいう方は考えなおした方が良いと思います。携帯もスマートフォンもほとんど使わないのよねぇ・・・という人とはまじで連絡取れなくなります。
それと、スマートフォンがあればOK!と思っている方もいるかもしれませんが、スマートフォンって電池すぐなくなりますからね。昔のガラケーと言われる携帯電話なら1週間くらい持つものもあるけど・・・ それでも街に行って、無料で充電しますよーっ!っていう人たちが現れることを願うしか無いんですよ。
PHSも実は災害時はあまり期待できないのよ・・・
あと、話しはそれますけど、PHSのWillcom、現Y!mobileでしたっけ?あれもダメです。地域に寄るんでしょうけど、Y!mobileって電波弱いんですよね。ふつうの携帯電話(docomoとかauとか)なら近場の鉄塔のアンテナが停電してても、遠い鉄塔まで電波を取りに行くんだけど、Y!mobileって電波弱いんで遠くまで取りにいけないの。だから、災害時は街のどまんなかに住んでいる人なら良いけど、ちょいと郊外に住んでる人はアウトです。私がそうでした。揺れてから5分後に「圏外」になって停電が復活する3〜4日後まで一切使えませんでした(メールも全部アウト)。
光モバイルバッテリーなんてアホらしい。
最近ではNTTも色々考えてきたようで、「停電時でもひかり電話は使える!」みたいなキャンペーンしてきましたけど、ちゃんちゃらおかしいですよ。その対策として、光モバイルバッテリーを使ってください!買ってください!なんですけど、それがあーた、3時間しか「待ち受け」できないんですよ?
震災が3時間で終わると思いますか?仙台市内で津波被害もない、家屋崩壊もほとんどない、比較的被害が少ないエリアですら、3〜4日ずーーーっと停電してたんです。3時間待ち受けできればOKと考えているのは、まじで、停電なんて起こらなかったルンルン気分の東京の発想だと思います。
光回線にしたとしても、光電話オプションは付けずにアナログのままが良いです。
だから、うちはずっとアナログ回線のままです。フレッツ光の代理店とかから、「フレッツ安いですよ!ひかり電話も安いですよ!」という勧誘が多いのですが、いつも、ひかり電話と震災時の地獄について説明して、お断りさせて頂いております。
まぁ、フレッツ光にしても良いけど、電話だけはアナログのままの方が絶対に良いです。もしくは、家はアナログ電話&モバイル回線サービスに入った方が良いです。最近は、安い光回線サービスもあるようです。nuro 光ってやつで、フレッツよりも安いです(戸建てで月額4000円台です。関東エリアだけですけれどね)。それにも光電話サービスあるけど、それも停電時には使えないと思うので、その光電話オプションには入らない方が良いです。
停電時に使えない電話もあるから気を付けよう。
あと、電話選びも色々考えたほうが良いです。最近の機種って電気がないと一切動かない、という機種が少なからずあります。ちょっと昔の電話機ならたぶん大丈夫だと思います。だから、昔の電話とか捨てないで取っておいた方が良いと思います。
例えばパナソニックの電話機だと、安いのだと1000円くらいからあります。FAXは裏にバッテリー搭載しているタイプもちらほらありますけど、う〜ん・・・それも数時間しか使えないのがほとんどだし。だから、予備として安くても良いので、通話しかできないシンプルなものを用意しておいた方が良いと思います。
停電時でも使えるパナソニックの電話機一覧(パナソニック公式サイトより)
https://jpn.faq.panasonic.com/euf/assets/images/panasonic/answer_images/phone/shutoff.pdf
ほとんどが使えますね。停電時は子機は使えませんが、親機の方を使って電話を受けたり・かけたりという事ができます。(その時は音質は少し悪いですけど、でも、停電時はそんなもんです)。
買うのめんどくさいって方は、もし物置とか押入れに昔の電話機あれば、それを使えば良いですし。
まとめ
長くなりましたけど、まとめとして・・・
- ひかり電話にだまされるな・ひかり電話は契約しちゃだめ
- 安くても良いので昔のシンプルな電話機を用意しておこう
- 地域によって災害時はY!mobileは役に立たないことがある
あとは震災が起こったら、遠い県に逃げた方が良いです。うちはずっと家に居たのですが、今考えると、停電してない西日本に行ってれば良かったなって思います。食べ物も手に入らないし(近所のスーパーがなぜかパニックを怖れて閉店!売りもしない!)、ほんと死ぬよりなんぼもマシです。餓死する恐怖が結構ある。行政の支援はまず遅い。
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