きのの3人育児にっき

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3歳長女が、お昼寝の後に食べようねと約束していたぷちっとくだものを、自分ではさみを使い開封し、勝手に食べました。

隠しながら食べていましたが、もぐもぐにやにやしており、開封した切れ端がすぐそばに落ちていたので一目瞭然でした。


さあ、どうする・・・？


・約束を破った

・勝手に食べた

・ばれない様に振舞っている（つもり）


この3歳児に適した指摘と指導とは。


約束を守れる人間になって欲しい。

嘘をつかない人間になって欲しい。


どこに焦点を当てて指導するか、悩みました。

悩んだ結果、今回は「約束」に焦点を当てることにしました。


お母さんは約束を破られて悲しい。怒っている。


と、長女に言いました。

そしてヒートアップしてしまい、

約束を守らない人間はお母さんはお世話しないよ！

と、自分だけお昼寝前の歯磨きを始めました。

長女は、ごめんなさい、歯磨きして、と泣きました。

なんだか、うまくいっている気がしませんでした。

約束を守ることが大切だよ、とうまく伝えられていなかったと思います。

どう言えば良かったのか・・・。

今も、考えています。


「制裁を与えられるからルールを守る」というのは、その場しのぎの表面的なことであって、長女の心に響いたとは思えませんでした。

今回は、自分の気持ちにもブレがありました。




約束を守れる人間になって欲しい。

嘘をつかない人間になって欲しい。


でも、逞しく生き抜く強かさも培って欲しい。

この3歳長女の貪欲さ、強引さに生きる逞しさを感じており、嫌いではない。

この思いがあったからです。

「いう事を聞くイイコ」になってくれたら楽ですけど、「言われたことを守るだけの人間」にはなってほしくありません。

「自分の価値観で正しいことを判断して決定する、見極める」ことのできる、「自分で考える」人間になって欲しいのです。


でも今回の「約束を守る」ことはやっぱり人間として大切なことですよね。





反省しました！

人喰いモナリザの回も、夫と５歳長男と３歳長女で見ていて、これは私もラストの方だけ見ました。

怖い怖いと言いながらも、子どもってこういう話が好きなんですね。

結局最後まで見てしまいます。

人喰いモナリザが、ぬ〜べ〜達の前に姿を現し、巨大化していました。

そのモナリザを鬼の手でやっつけていました。

バトルシーンが少なくて物足りなかったのはさておき、モナリザの見た目がぞっとする怖さで、子ども達は良く平気でいるなあと思いました。

見終わった後、３歳長女がふいに言いました。


長女「うちにもある」

私「なにが？」



長女「うちにも、むなりじゃ（モナリザ）ある」


私「え？」


長女「お母さんのとこにむなりじゃある！」



・・・どういうこと？

胸がざわざわします。

今、人喰いモナリザを見たばかりで、モナリザ怖い！！

それが、「お母さんに関係するどこか」にあると、長女は言うのです。

私「どこにあるの？」

長女「ここ！」

そう言うと、長女は真っ直ぐキッチンへ向かい、壁を指さしました。

私は背筋に悪寒が走りました。

キッチンの壁・・・そう、そこはマグネットがくっつく壁になっており、貼ってあるレシピの紙の影にモナリザのマグネットが貼ってあったのです。

長女は、それを覚えていて教えてくれたのでした。

家にも、モナリザあったー！

人喰いモナリザを見ていなければ何とも思わないであろうモナリザの視線が超怖い。

長男が、どうしようと怯え始めます。

私も怖い・・・！！
でも、ここで怯えたら長男がもっと怖がってしまう。（長男はお化けの類が実在すると信じています）

モナリザのマグネットを引き出しにしまうと、私は言いました。

私「大丈夫だよ、このモナリザは小さいし、お母さん技でやっつけてあげるし」

長男「でもモナリザ巨大化したじゃん」

私「・・・そうだったね・・・。でも、お母さんがやっつけるから」（本当は勝てる気はさらさらしない）

長男「お母さん技なんて出せないじゃん！」

私「出せるよーほら」

と、私は子供の頃に覚えた忍者の印を結んで見せました。

前回の話で書いた、子どもってなんでこんなこと覚えるんだろうというやつです。

子育て中に使えるなんて・・・何でも覚えておくものですね。

長男「何も手から出て無いじゃん！」

私「悪者相手だと出るんだよー」

そんな会話をしながら、モナリザの件はうやむやになりました。

でも・・・それから数日経ちますが、モナリザのマグネットはまだ引き出しから出せずに・・・います。

この妖怪ブームで妖怪に興味を持った長男が見始めました。

私はこの回は見ていないのですが、５歳長男と３歳長女は、お父さんと怖い怖い言いながら見たようです。

昔から怖い話によくあるパターンですが、赤・白・青から好きな色を選ばせて、選んだ色ごとの死が待っているという話のようでした。

５歳長男が教えてくれました。


赤を選ぶとね、血まみれになって殺されて、白を選ぶと、体中の血を全部抜かれて殺されて、青を選ぶと、水に引きずり込まれて殺されるんだよ。

と。

無邪気に淡々と教えてくれたけど、なにそれ超怖い。と思いました。

子どもはなぜか、この設定がとても好きみたいで、赤は〜青は〜と、日が変わっても話題にのぼってきます。


３歳の長女は、私に質問してきます。


長女「赤は？」

私「・・・血まみれになって殺される」

長女「白は？」

私「全身の血を抜かれて殺される・・・」

長女「青は？」

私「・・・水に引きずり込まれて殺される」（もう勘弁してくださいという心境）

全部言わせた長女は、どこか満足げでした。




そんなこと覚えてどうするの〜ということって、子ども達は覚えるのが大好きなんですよね。

かつて自分もそうだったので、わかります。


でも、怪人赤マントは、ちょっともうお腹いっぱい・・・なのです。

子どもは、ご飯の仕度の時間などお構いなしに、遊びや抱っこをせがんできます。

５歳長男は落ち着きましたが、今は３歳長女がその全盛期を少しすぎたところです。

０歳次男くんをお世話しながらの夕食作り、大概はおんぶをしています。

そこに３歳長女がやってきて「抱っこ」といいます。

背中に８キロの次男くん、前に１４キロくらいの長女。

２０キロ以上の負荷が身体にかかります。

でも、少しぐらいならそんなに負担ではありません。

抱き付いてもらえれば２０キロの米袋を担ぐよりもずっと楽です。

それよりも、切りかけの野菜、場合によっては火にかけたままのフライパンなどの方が気になります。

料理を中断されることの方が、気持ちの上で負担になります。

しかし、ハンバーグをこねている時など、どうしても駄目な時以外は、少しでも抱っこをするようにしています。

抱っこを断られるのって、辛くて悲しいので・・・。

抱っこが好きな３歳長女とごっこ遊びをしている時に、自分は赤ちゃん役だったので、お母さん役の長女に「抱っこ」と言いました。

そうしたら長女は、

「今忙しいから、あとでね」

と私そっくりな口調で言いました。

断られて初めてわかった、やり場のない寂しい気持ちでした。

それからは、少しの時間でも抱っこをするように心がけています。








で、何が「お約束」なのかと言いますと、そんなこんなで散々家事を妨害しておいて、子ども達は



お腹空いた！眠い！！と言い出します。


これが、子どもの「お約束」です。
基本的に自己中で理不尽なのです。


あんたたちが抱っこだのなんだの言うからご飯が遅れたんでしょうがー！！




と日々思いますが、これは長男の時に散々経験（痛い目にあった）したことなので、長女の要求を呑むのは自分にあまりストレスのかからない程度にしたいと思っています（希望）。

幼稚園から帰ってきた５歳長男に、ガチャポンで妖怪メダルを出そうとしたが外れてしまい、良くわからないものが出た旨を告げました。

長男の反応は

「残念だったね」

と、穏やかでした。

「おれもそのガチャポンの機械見たかったな〜」

と言っていました。

そして、ハズレたガチャポンを一緒に開けてみました。

それは、プラスチックでできたおもちゃでした。

幼稚園で工作で作ってきたもののプラスチック板です。

どういうものかと言いますと、牛乳パックを長方形に切り、真ん中で折って輪ゴムをクロスでつけるよう加工したら、開きながら逆に折り畳み、ゴムの力でぴょんと跳ねる、あのおもちゃです。

うちで呼んでいる名称は「カエル」です。

ハズレプラスチック板の「カエル」の面には、カードゲームに良く出てくるような攻撃力なんかを書いたバトルキャラが描かれていました。

本当に全く妖怪ウォッチとは関係のないものでした。

テンションの下がっている私。

しばらくプラスチック板「カエル」で遊んでいた長男は言いました。

「おれ、外れて良かった」

「だって今までになかったものが手に入るし」

「妖怪メダルがあったって、時計が無いからどうせ遊べないし」

・・・そうです、うちには妖怪ウォッチはありません・・・。

しかも、メダルを集め始めたのもつい最近の話で、持っているメダルはかりパックン一枚のみ。

完全に、ブームに乗り遅れていたわが家です。

そんな中でも前向きなコメントをしてくれた長男。




今日ほど彼がまぶしく見えた日はありませんでした。

デパートに行ってきました。

妖怪メダルが欲しかったのですが、メダル付きの食玩は、どこも売り切れています。

ガチャポンで妖怪メダルがあると聞いたので、ガチャポンコーナーへ行ってみました。

２００円、当たればメダルが出るとのこと。



なんだって？

当たらないと全く別のガチャポンのおもちゃが出るって？



・・・この時点で、もやっとしました。

どんだけ上から目線なんだ妖怪メダル！！


５歳長男は幼稚園に行っていて、下の子２人を連れていました。


もし、妖怪メダルを出すことができたなら・・・。


５歳長男の、満面の笑顔が頭をよぎります。


やって、しまいました。

２００円を入れて、レバー？をまわします。



外れました！！


全く違う内容の良くわからないものが出ました。




とぼとぼと、次に用事のある売り場に向かいながら、３歳長女が、

くっそー。くっそー。

と連呼していました。

私は、穏やかにこう言いました。

「◯◯、女の子はくっそーなんて言わないんだよ」と。

しかし心の中では




ちっくしょぉおおおおおおおおッッッツ！！！！！！！




と、思っておりました。

まんまと踊らされてしまった自分が悔しい。







余談ですが、妖怪ウォッチのキャラデコクリスマスケーキについているメダルは、メダルだけでネットで５０００円近くで売られているのも見ました。
勿論ケーキは、どの店舗やサイトのお店でも、かなり前にに完売してます。




・・・もっとメダル作ってくださいバンダイさん。

お願いします。

本当にお願いします。