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2018年07月15日
結婚式の撮影するならズームレンズ?それとも単焦点レンズ?
今回は結婚式で写真撮影するときのレンズについて考えたいと思います。
レンズは大きく分けてズームレンズと単焦点レンズがあり、
その中でもそれぞれ広角レンズ、望遠レンズなどがあります。
私が結婚式の撮影を頼まれた場合は、
ほぼズームレンズを持っていきます。
・ズーム機能が断然便利
式場ではある程度自由に動ける場合と、移動範囲が限られる場合があります。
いつもベストポジションを確保できるわけではないので、ズーム機能は大変重宝します。
単焦点だと、アップで撮りたくても近づけない場合、遠くから撮って
あとからトリミングしなければなりません。そうすると画質が低下してしまいます。
逆に被写体と近すぎる場合も、ズーム機能で広角側にして画角を調整できます。
ただ、ズームレンズは単焦点と比べてF値が高めなものが多く、明るさでは単焦点レンズが勝っています。
私がおすすめするレンズは、キヤノン EF24-70mm F2.8L II USMです。
広角側から望遠側までF値が2.8と比較的明るく、
フリンジ(逆光などで被写体と背景の境にでるパープルやブルーのノイズ)が出にくく
とにかく画質が良いのでおすすめです。
少々高額なので、なかなか手は出しにくいですが、
これ1本あれば様々なシチュエーションで活躍してくれます。
ズームレンズでもう1本おすすめなのが、
キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USMです。
こちらも広角側から望遠側までF2.8と明るく、画質も申し分ないです。
望遠が200mmまであり、結婚式では十分だと思います。
望遠側だと背景の圧縮効果もあり、ボケも大きくなりますので、
被写体をより引き立ててくれます。
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24-70mmと70-200mm。この2本があればまず間違いないでしょう!
日中の日差しが強い時の写真撮影について
先日岐阜県郡上市にある「ダイナランド」というところで「ゆり園」が開園されており、
写真撮影に行ってまいりました。
ダイナランドは冬はスキー場として人気があり、オフシーズンはゆり園など様々なイベントが開催されています。
当日は猛暑で最高気温38度と予想されていましたが、山の上なので思ったより涼しく感じました。
到着したのが正午近く、晴天で直射日光でしたので、撮影には不向きでしたが、
せっかくなので色々撮ってきました。
というわけで、今回は日差しが強い時の写真撮影について、私がしているちょっとした工夫など
ご紹介できればと思います。
そもそも、日差しが強い日に正午の時間に撮影すること自体考えた方がいいとは思いますが、
自然のことなので必ずしも万全の状況で撮影できるとは限りませんので、
悪条件のもとでも少しでも良い写真が撮れればと思っております。
【日差しが強い時のポートレート】
・順光では顔に直接強い光が当たりますので、くっきりとした影ができ、美しい光とはいえません。
しかも眩しいので表情もしかめっ面になったり、眉間に力が入ったりして良い表情も作りにくいですね。
・逆光の場合は顔全体に影ができ、顔を明るくしようとしてIOS感度を上げたり、シャッタースピードを下げれば
背景が白とびしてしまいます。
<対処法@>
順光ではやはり眩しくて表情も硬くなり、光が美しくないので、逆光で撮ります。
ただ逆光では顔が真っ暗になってしまいます。
そこで、
・日中シンクロを使う
簡単に言いますと、影になっている部分にストロボの光を当てて撮影することです。
これにより被写体が明るくなり、背景の白とびも防げるというわけです。
ただし、光を当てれば良いというわけではなく、やわらかい光にしなければ不自然な印象になってしまいます。
おすすめなのは、ストロボにアンブレラやソフトボックスの組み合わせです。
レフ板を使うことも一つの方法です。
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日中は大変明るいので、感度を下げてもシャッタースピードを速くしないと白とびしてしまいます。
ただ、シャッタースピードを速くすると普通のストロボではシャッターと光るタイミングが合わず、
光が当たってない写真になってしまいます。そんな時は
ハイスピードシンクロ≠ェできるストロボが必要です。
以下はお手軽に始められるハイスピードシンクロ対応のストロボです。
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アンブレラ・ソフトボックスもお手軽に始めるなら以下がおすすめです。
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<対処法A>
・レフ板を使う
レフ板を使うにあたっては、レフ板の当て方が重要です。ただ当てれば良いわけではなく、
角度や被写体からの距離、レフ板の材質など考える必要があります。
極端な例を言いますと、レフ板を下から当てている方をみることがあります。
懐中電灯を顔の下から当てるとホラーになるように、不自然な印象になります。
目的にもよりますが、基本的には正面から当てて、影をやわらかくします。
レフ板を扱うには一人では難しいので、アシスタントがいるとありがたいですが、
一人の場合は何かに固定したほうが撮影し易いです。
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レフ板が無い場合、身近なものがレフ板代わりになることもあります。
・建物の白い壁などを利用する。
被写体に白い壁の方に向いてもらい、反射した光を利用します。
・木の木漏れ日を利用する。
木の下は葉っぱがソフトボックス代わりになり、直接光が当たらず、やわらかい光になります。
(そんなに都合よく壁や木はありませんけどね^^;)
白い画用紙や厚紙でも十分レフ板になりますよ。
私は物撮りでよく使ってます。
【日差しが強い時の風景撮影】
日差しが強いと陰影が強くはっきりと出て、コントラストが強すぎてしまいます。
暗い部分を明るくしようとすれば、明るい部分が白とびし、
明るすぎる部分を抑えようとすれば、暗い部分は黒潰れしてしまいます。
風景においてもやはり時間帯や天候を考えて撮影に挑むべきですが、
日中の日差しが強い時でもある程度綺麗に撮影する方法を考えたいと思います。
<対処法@>
・PLフィルターを使う
「PLフィルター」とは、強すぎる光をコントロールするためのレンズフィルターです。
水や植物などに反射した余計な光を抑え、本来の色味を表現できます。
実際は青空でも撮影すると白っぽく写ってしまうことがありますが、
PLフィルターなら青空を表現することもできます。
ただ、あまり光を抑え過ぎると、返って不自然になってしまうので、コントロールが必要です。
PLフィルターは、よく「余計な光をカットするもの」と認識されがちですが、
あくまで「光をコントロールするためのもの」として扱っていただき、
思い通りの写真に近づけていただければと思います。
以下私が使っているPLフィルターです。
低価格で品質もよくおすすめです。お使いのレンズのサイズに寄ってお選びください。
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<その他の方法>
・撮影する方角を変える。
花や植物の場合、順光で撮影すると光が反射して本来の色味が出せないことがあります。
逆光側に回り込んで撮影したほうが色味は綺麗に写ります。
今回は日差しが強い日の撮影について考えてみましたが、いかがだったでしょう。
色々な方法はあるものの、可能であれば時間帯を選んだり、天候をあらかじめ調べたり、
雲がかかるのを待ったり…良い写真を撮る為にはやはり準備や忍耐が必要ですね。
今回もご覧いただきありがとうございました!
2018年07月13日
お子様の誕生日や七五三の記念にプロカメラマンの写真撮影はいかがですか?
最近ようやくアクセス数が伸びて参りまして、大変嬉しく思っております。
ブログ開始当初はアクセスゼロだったので、ただの独り言になっておりましたが、
見ていただいていると分かると更新する励みになります。
また、私は一人でカメラマンとして活動しており、知識も独学ですので、皆さんのご意見をいただけると
大変ありがたいです。
では、前置きが長くなってしまいましたが、今回のテーマ
「誕生日や七五三の写真撮影」について考えたいと思います。
先日、お客様から「子供の1歳の記念に撮影をお願いしたい」とご要望いただき、
ご自宅と近くの公園で撮影してまいりました。
撮影は朝10時頃から開始し、午前中は自宅で撮影し、お昼頃から公園で1時間程撮影し、解散しました。
お客様は4人家族で、ご夫婦と1歳と3歳のお子様でいらっしゃいました。
私の場合、自分のスタジオを持っておりませんので、いつもご自宅に伺ったり
近くの良い雰囲気の場所を見つけて撮影しています。
実際の撮影の大まかな流れは以下の通りです。
@事前打ち合わせ
事前打ち合わせは、実際にお会いすることもあれば、メールでやりとりする場合もあります。
どちらかはお客様のご都合に合わせます。
・ご要望の確認(どんな写真を希望されているか、サンプルがあれば見せていただく)
・必要な小物などの確認(お客様にご準備いただくことが多いです)
・日程調整
・撮影時間の確認
・納品方法の確認(私はSDカード、またはDVDでお渡ししています)
・納品する写真データの枚数の確認(基本時にはデータ全てお渡しです)
・費用の確認
A撮影当日
・ご要望に合わせてポーズやシチュエーションを指示します。1歳のお子様が指示通りにしてくれることはないので、こちらで工夫する必要があります。ぬいぐるみを使ったり、名前を呼んでカメラに視線を向けてもらいます。 (親御さんがほっぺをつついたりくすぐったりして笑わせてくれたりして、いろいろとご協力いただき大変助かりました^^;)こういうときアシスタントがいるといいなあ…と思いながら一人で頑張ってます。アシスタントを雇うとお客様負担もどうしても大きくなるので、悩ましいところですね…
・お子様はあまり長い時間の撮影は疲れてしまうので、様子を見ながら切りあげることも大切です。疲れてしまうと機嫌も悪くなり、なかなかいい笑顔も引き出せません…プロとしてはいかに少ない撮影で良い写真を沢山撮れるかが、腕の見せ所ですね。
・様々なバリエーションで撮っておくことも大切です。家族みんなでそろった写真、お子様だけの写真など、組み合わせによってそこに様々なドラマが生まれます。
・ストロボを使うこともあります。被写体の背後から光を当てて、被写体の輪郭を出したり、雨が降っていればいい感じに雨が止まって写ります。自宅の中では、日中であれば白いレースカーテンがディフューザーの役割を果たし、やわらかい光を作ってくれますので、特にバウンス撮影(ストロボを直接当てず、天井や壁にストロボの光を反射させる手法)などしなくても自然で美しい写真が撮れます。
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↑ハイスピードシンクロや後幕シンクロなどは使えませんが、とにかく光ればいいという方には安価で丈夫なのでおすすめです。
・屋外での撮影では、天気で撮影方法が変わります。今回は曇り空だったので、光がやわらかく、順光で撮影しました。 晴天の場合は、光が強く、顔にくっきりと影ができ、コントラストも強すぎますので、逆光で撮ります。ただ、逆光で撮ると顔が暗すぎることがありますので、晴天の時こそストロボを使うことがあります。ストロボはそのまま使うわけはなく、ソフトボックスやアンブレラと呼ばれる光を拡散してやわらかくするものを使います。
以下、私が使っているソフトボックスとアンブレラです。
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B撮影終了後
ひと通り撮影が終わったら、その日は一旦解散し、後日納品やお支払いの手続きをします。
納期は打ち合わせの段階で説明します。私の場合は撮影から納品まで1週間程いただいています。写真の仕分けや現像処理が終わったら、データをSDカードかDVDに移し、直接手渡しします。(個人情報なので郵送だと不安がありますので…)お支払いは納品時に現金払いか、振り込みとなります。(振り込み手数料がかかるので現金がおすすめです)
今回はお子様の1歳記念の撮影の流れを記載してみましたが、いかがだったでしょう。
あまり細かいところまでは掘り下げておりませんので、他にもっと気になることがあればお答えしたいと思いますので、撮影を依頼したい方も、これから撮影をしたいと思ってみえるカメラマンさんもお気軽にコメントくださいませ。
今回もご覧いただきありがとうございました。
ではまた次回!
2018年07月01日
写真の加工はする派?しない派?
写真でいう加工とは、パソコンのソフトを使って、明るさや色合いを調整したり、余計なものを消したりして、写真を自分の理想に近づける作業です。写真を加工することに抵抗のある方の意見としてよく耳にするのが、写真は真実を写すから写真であり、加工してしまったらそれは偽りであり、写真ではない。といったお話を聞きます。
写真は読んで字のごとく、真を写すと書いて写真です。そこで写真の語源を少し調べてみたところ、写真は英語でphotograph、photo=光、graph=描くといった意味だそうです。(詳細ご存知の方いらっしゃいましたらご教授ください)
英語では真を写すというより、光のアートといった印象がありますね。真を写すというのは中国語からきているようですね。うーんまあどちらも間違いではないのかな?^^;
現像とは、パソコンの現像処理ソフトを使い、圧縮していないそのままの写真データを、JPEGなどの圧縮データに書き出しをすることを言います。圧縮する前のデータをRAWデータといいます。(RAW=生のまま、といった意味です。)
一般的にデジカメで写真を撮るときは、JPEGで保存しますが、あとから修正を加えたい方はRAWで撮ります。
RAWで撮ったほうが、情報量が多いので、修正しても写真の劣化を抑えることができます。
この現像処理の時に、明るさや色合いを調整したり、トリミングなどの加工を施します。場合によってはほとんど加工せず、明るさだけを若干調整する程度で終わる場合もあります。カメラマンの中には、この現像処理に時間をかけたくないので、撮影の時にできるだけ理想に近づけて撮影する方もいます。
私はlightroomというソフトを使い現像していますが、このソフトは大変優れ物でほとんどのプロの方も使ってみえます。もともとの写真を全くの別物にしてしまえるくらい様々な加工をすることができます。実際には無い光を足して夕日を表現したり、写り込んでしまった不要なものを簡単に消すこともできるので、なんだかインチキしているような感覚も正直あります。ただ、うまく作業しないと不自然になり、いかにも加工した写真になってしまうので、それなりの技術が必要です。この若干の不自然さが、加工することへの抵抗に繋がっているのではないでしょうか。
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私が撮影する時は必ずRAWで撮ります。なぜかと言うと、あとからじっくり調整し、その時見た感動を表現したいからです。カメラによってやはり若干の個性があり、設定にも寄りますが、青みが強かったり、シャープが強かったりします。これをいかに修正し、本来の美しさを表現できるかが、現像処理にかかっています。撮って出しと言われる、JPEGで撮影すると、修正しようとしたとき、どうしてもデータが劣化してしまいます。したがって私はRAWで撮っています。
ただ、私がよく経験することですが、本来の美しさを表現しようと、どんどん加工を加え、気が付いたときには、加工前のほとんど何も手を加えてない状態が一番良かった、ということがあります。本当に美しいものはできるだけそのままが良い。と感じることも少なからずあります。逆に、ちょっと手を加えるだけで、劇的に良くなる写真もあります。
本題の「加工はする派?しない派?」について、私の見解は「する必要があればする」ですね。これは写真家の撮影スタイルや、写真に何を求めているかによるものだと思います。私の場合は、自分が美しいと思ったり、感動した場面を写真に納めたい。と思っているので、美しいと思った場面が、写真に表現できていれば良いわけで、カメラの性能の違いで、自分が見た光景と違っていれば、それに近づけるよう加工や修正を加えます。人間が目で見た映像と、カメラで写した映像は同じであるはずはないので、その差を埋める作業でもあるかと思います。一方、写真を1つのアートを捉え、実物に拘らず、様々な加工を施し、一つの作品に仕上げる方もみえます。やはり、写真に何を求めるか、どんな撮影スタイルかによって、加工というものに対しての認識は変わってくるのではないでしょうか。
加工をする派もしない派も、人々に感動や幸せを与えてくれる作品こそが、本当の芸術ではないでしょうか。
2018年06月30日
運動会やスポーツを撮影するときのコツは?
只今ワールドカップで大変盛り上がってますね〜。
先日のポーランド戦では、試合終了15分前頃から日本は時間稼ぎをし、
フェアプレーポイントなるものでギリギリ予選リーグ突破を果たしました。
予想通り賛否両論巻き起こりましたね。
私個人的には、西野監督や選手達の決断は称賛に値するすばらしい判断だと思います。
おそらく監督や選手達は、このような流れになることも想定済みで、
当然ブーイングやバッシングを浴びることも覚悟のうえでの判断だったのでしょう。
しかもセネガルが最後の最後でコロンビアに追いつく可能性もあったため、
この決断には勇気が必要だったのではないでしょうか。
…大分話がそれましたが、ワールドカップにちなんで、スポーツを撮影するときのコツを
考えていきたいと思います。
・シャッタースピード
スポーツなので被写体の動きが素早く、ブレてしまうことがよくあります。
そこで、シャッタースピードをできるだけ早く設定する必要があります。
1/500秒〜できれば1/2000秒以上に設定できるカメラがおすすめです。
またスポーツ撮影では、望遠レンズを使うことが多く、望遠になるほど手ぶれも大きくなります。
ただし、シャッタースピードを上げるとその分光を取り込める時間も短くなりますので、
写真が暗くなります。そこで感度や絞りで調整する必要があります。
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・ISO感度
シャッタースピードを上げると暗くなりますので、ISO感度を上げて調整します。
日中で晴れていれば感度をあまり上げなくても、明るさは確保できますが、
曇りや夕方では光が足りず、感度を上げる必要があります。
あまり上げ過ぎるとノイズが目立つので、高感度に強いカメラがおすすめです。
・レンズの絞り
シャッタースピードを早くし、できるだけ感度を上げずに明るさを確保するためには、
レンズの「絞り」も重要な要素です。絞りはF値で表されますが、Fが低いほど絞りが開放され
明るくなります。
・オートフォーカス(AF)
オートフォーカスもできるだけ早いカメラがいいですね。良い場面は突然きて一瞬で終わってしまいます。
マニュアルフォーカスではまず間に合わないですね…
カメラによってAF機能は異なりますが、被写体を自動で追尾してくれる「AFサーボ」機能や
ソニーのα7シリーズでは、瞳フォーカスと言われる機能もあり、自動で瞳を検出してピントを合わせてくれます。
これはキャノンさんも是非導入してほしい機能ですね(笑)
・連写機能
これもスポーツ撮影では欠かせない要素ですね。一瞬を取り逃さないためには、やはりできるだけ早い連写で
撮影すれば、後から選別することもできます。連写精度は1秒間に何回連写できるかで表されます。
・その他
スポーツは大事な一瞬をいかに撮り逃さないことも重要だと思いますので、
カメラのオート機能や絞り優先モードなどを活用することで、設定に戸惑ることなく撮影に専念できます。
写真のクオリティに拘りたい方にとっては悩ましいところではありますが、記録を目的にするのであれば、
オート機能も選択肢の一つかと思います。
今回はワールドカップにちなんで、運動会やスポーツ撮影のコツについてまとめてみました。
私自身、あまりスポーツを撮る機会がないものですから、スポーツ撮影を本職とされている方がみえましたら
是非ご意見いただけるとありがたいです。
ワールドカップ決勝トーナメント、日本対ベルギー戦は7/2です!
皆さんも是非応援しましょう!
一眼レフカメラで暗い場所でも綺麗に撮影する方法。
今回は暗い場所でも綺麗に撮影する方法について考えたいと思います。
先日、石川県の「越前松島水族館」へ行ってきました。
館内はやはり暗い場所が多く、フラッシュも禁止されているため、
撮影は非常に難しかったです。
暗い場所でストロボを使わず明るく撮影するには、
@感度を上げる
私はキャノンのEOS6Dを使っていますが、結構高感度に強く、ノイズも抑えられますが、
それでもISO3200〜6400くらいまで上げる必要があります。
シャッタースピードも手ぶれしないギリギリまで下げても、感度はこれくらい上げてました。
Aシャッタースピードを下げる
シャッタースピードを下げれば当然光を取り込める時間も長くなりますので明るくなりますが、
これにも限界があり、手ぶれしないシャッタースピードの限界は1/100秒ほどだと思います。
三脚を使えばさらに下げれますが、三脚禁止だったり、魚は結構動いてますので、せっかく撮っても
魚がブレブレになってしまうかと思います。
B現像するとき調整する
撮影するとき、保存データを「RAW」にしておき、あとからパソコンで現像処理をします。
そのとき明るさを調整したり、ノイズを除去することができます。
撮影した段階では多少暗くても、現像処理で明るくすることができます。
明るく調整するとノイズが出てきますが、現像処理ソフトの「photoshop」や「lightroom」では
ノイズを除去する機能もあります。ただ、あまりやり過ぎるとのっぺりした印象になりますので注意が必要です。
いかがだったでしょう。今回は暗い場所で綺麗に撮るコツを書いてみました。
少しでも参考になればと思います。
使ったカメラとレンズは私愛用の以下のものになります。
EOS6Dはセンサーがフルサイズで高感度にも強く、ノイズを抑えられますのでおすすめです。
レンズは明るさが欲しかったのでF1.4〜1.8の単焦点レンズを使いました。
以下はおすすめのレンズです。
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今回もご覧いただきありがとうございます。
単焦点レンズ1本で紫陽花を撮ってきました。
(あじさい祭りが開催されていましたが、本日6/30で閉園となります。)
風景写真は広角レンズで撮ることが多いですが、今回はポートレートも兼ねておりましたので
キャノンの50mm、F1.4の単焦点レンズ1本のみで撮ってみました。
ほとんど絞り開放(F1.4)で撮っていますので、どこにピントを合わせるか悩ましい場面もありました。
中央のライトブルーのあじさいに良い光があたってましたので、周辺をアンダー気味にして中央を引き立たせました。 |
こちらも一輪のあじさいだけに木漏れ日があたってなんだか素敵だったので撮りました。 |
こちらは紫陽花とうちの嫁です(笑)紫陽花の奥行き感を出しリーディングラインを使って嫁に視線が行くよう撮影しました。 |
こちらは絞りをF8ぐらいで撮ってます。F1.4ですと背景が何か分からなくなりましたので(笑)ちなみにここはあじさいの里ではなく、近くのドライブウェイからの写真です。 |
ドライブウェイの休憩所の紫陽花とパシャリ。前ボケを使って奥行き感を出しました。 |
いかがでしたか?今回は単焦点レンズの明るさとボケ味を生かしてほぼF値開放で撮ってみました。
被写界深度が浅いのでピント合わせがシビアでしたが、何を主題にするかを明確にすれば
どこにピントを合わせるか迷うこともないかなと思います。
今回使ったレンズはこちら。
焦点距離50mmはやっぱり使いやすいですね!実際に見た距離感に近いので、被写体との距離感も掴み易いです。
もう少しお手軽に50mm単焦点を楽しみたい方はこちら。
ちなみに使ったカメラはこちら。
やはりフルサイズなのに軽量の一眼レフは6Dがおすすめです。
予算に余裕がありましたらmarkUもおすすめです。
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|
今回もご覧いただきありがとうございました!
2018年06月24日
ポートレート撮影でのレンズの焦点距離は?
撮りたいイメージに合わせてレンズを選ぶことができます。
ではポートレートを撮るならどんなレンズが向いているのか?
について考えたいと思います。
@標準レンズ(焦点距離50mm前後)
一般的に焦点距離50mm前後のレンズが標準域と呼ばれています。
50mmは実際に人が見た距離感に近く、被写体との距離感も掴み易いです。
(センサーサイズによって若干変動あります)
A広角レンズ(焦点距離14mm〜24mm前後)
数値が小さい程、広い範囲を写真に収めることができ、風景の広大さを表現したい場合などに重宝されます。
ただし、像の歪みも大きくなりやすいので、必要であれば現像処理などで修正します。
また、被写体に寄って撮ると、中心部分が大きく写ることも特徴です。
B中望遠〜望遠レンズ(100mm〜400mm前後)
広角とは反対に、望遠にするほど被写体の歪みが小さくなります。
また、背景が圧縮され、ボケも大きくなりますので、被写体をより浮び上がらせることができます。
…と、簡単にレンズの特徴を書いてみましたが、
この他にもきっと特徴はあると思います(笑)
「で、結局どれがポートレートに向いてるの?」
はい、ではシチュエーション別に考えてみましょう。
・広大な風景をバックにポートレートを撮りたい!
ということであれば迷わず「広角レンズ」でしょう。
ただし、範囲が広い分余計な景色も写り込み易いので注意が必要です。
・風景の一部分をバックに撮りたいのであれば、中望遠〜望遠がおすすめです。
余計な景色をカットし、ボケも大きくなりますので被写体を強調できます。
ボケが大きくなる分、背景が何か分からなくなることもあるので、「絞り」を調整してみましょう。
望遠になるほど、被写体と距離をとる必要があるので、室内など狭い空間では向いていません。
スナップ写真でまず望遠レンズはおすすめできません。
常に被写体から遠くに離れる必要があるため、実用的ではありません。
カフェや買い物などで気軽に撮れる焦点距離としては、
35mm〜50mmでしょう。
被写体に近づける分、臨場感も増します。
望遠と違い、背景の圧縮効果はあまり期待できませんので、
余計なものが写らないよう、工夫が必要です。
ポートレート撮影でベストな焦点距離は?
答えは、一概には言えません!(答えになってませんね…)
結局被写体と一緒に何を撮りたいか?どんな場所で、どんなシチュエーションで撮りたいか?
によって、選ぶ焦点距離も変わってくるということですね。
今回は焦点距離に絞って書いてみましたが、
レンズはズームレンズか単焦点レンズかによっても特徴が違いますし、
F値によっても明るさやボケ具合が変わります。
過去の記事で、単焦点レンズやズームレンズ、F値のことについても書いていますので、
是非ご覧ください。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
2018年06月23日
プロのカメラマンに撮影を依頼した時の費用は高い?
撮影や現像に関しては失敗は許されず、責任感を持って仕事に臨んでおります。
お金を頂戴している以上、妥協はできませんし、正直楽しむ余裕もありません。
まずプロとアマの違いはそこではないでしょうか。
「カメラが趣味なので、友人から無料で結婚式の写真撮影を頼まれる」という話をよく聞きます。
頼んだ友人からしてみれば、プロではないし無料なのでクオリティーや撮影枚数など
サービスの質に大きな期待はしておらず、納得いく写真でなくとも妥協できるでしょう。
頼まれた側としても、費用が発生していない分気楽ではないでしょうか。
(それなりに緊張はするかと思いますが…)
撮影費用の相場ですが、はっきり言ってピンキリですので一概には言えません。
(安くて15000円〜数十万円…といったところでしょうか)
また、撮影費用は撮影ジャンルによっても違います。ブライダル撮影はとく高額になる印象です。
よくネットで見かける「出張撮影1時間15000円〜」
安いですね…
個人事業主としてこれだけで運営するのは正直厳しいです。
おそらくですが、ネットをチラチラ見た所、15000円で撮影してくれる人は
本業は他にあり、カメラが好きなので副業としてやっておられるか、
これからプロを目指す方が経験を積んだり、集客を図るためにやっておられるのでは?
と推察しております。
これも憶測ですが、たとえこの15000円の仕事を失敗しても、
登録制のカメラマンなので、他の出張撮影の会社に移ることもできます。
登録カメラマンと会社がどういった契約を結んでいるかによりますが、
撮影に納得いかなかったり苦情がある場合は、会社の方に問い合わせがあるはずです。
そうなれば会社は他の登録カメラマンに依頼しますし、カメラマンは他に移ることもできます。
撮影する側にとってあまりリスクがないというのも、安さの理由ではないでしょうか。
私の場合、個人事業主です。私の評価が下がれば依頼が来なくなり、それで終わりです。
あとがありません…
(かと言っていつも追いつめられているかというと、私は楽観的なので
「なるようになるさ」の精神でがんばっております。)
ではリスクがあるから高いのか?たしかにそれもあるかと思いますが、
それだけではありません。
私が初めて撮影費用を設定したときは、かなり低価格でした。
自分の技術にまだまだ自身がない。経験値が少ない。満足してもらえないかもしれない。
そんなことが頭をよぎり、安くすることで、予防線を張っていました。
私の感想ですが、15000円の写真と、数十万円の写真は
全然ちがいます。どう違うか。
技術と経験とセンス。ストロボの使い方のバリエーション、加工・現像の技術など、
写真一枚にカメラマンの撮影スタイル全てが注ぎ込まれています。
高価な機材を使えがば良い写真が撮れる訳ではありませんが、
美しい写真を撮るためにはそれなりに良い機材が必要になり、
メンテナンスや買い替え等も必要になり、機材費もかかります。
そういった機材の維持費含めた価格設定になっているかと思います。
例えばSDカード1枚にしても、データが消えてしまっては仕事になりませんので
信頼性のあるできるだけ良いカードを使います。
バッテリーも予備バッテリーをいくつも持っていくことがあります。
やはりお金を出してくれるお客様がいる以上、失敗は許されず、
失敗しないためには、やはりそれなりにお金がかかるということです。
風景写真家も山へ撮影に行く時、「壊れないカメラ」を持っていくことが大前提となります。
多少の衝撃にも耐えられ、防塵、防水性能の高いカメラは、やはりそれなりに高価になります。
プロのカメラマンに撮影を依頼したいけど、ちょっと高いな〜と思っている皆さん。
なぜ高いのか?私なりに考えを羅列してしまいましたが、いかがでしょうか。
写真に限ったことではありませんが、大事なのは費用対効果ではないでしょうか。
いくら高くでも感動したり、想像を超える素晴らしい写真が出来上がれば納得できませんか?
(安くて良い写真ができればそれに越した事はありませんが笑)
私も皆様に納得いただけるよう、責任を持ち、技術の向上に努めてまいります。
2018年06月10日
ポートレートで笑顔を引き出す方法。
笑っているところを撮ることはできても
笑わせて撮るって…お笑い芸人じゃないんだから…
今は次から次へと色んなお笑い芸人さんが出ては消え…
いえ、消えるというかテレビでは見なくなるって言った方が正しいですね。
営業で忙しく飛び回ってる方もいらっしゃいますから…
プロの方でも笑わせることは難しいのに、私なんぞが人を笑わせるなんて
もっての他でございますよ。
良い笑顔を撮影するには、カメラの技術とお笑いンスを持ち合わせていないといけないのか…
こう考えるとハードルがどんどん高くなってまいりました。
大笑いでなくても、小笑い程度なら何とかなるかな…
大人と子供どっちが笑顔を撮るのが難しいか。
どっちかっていうと意外に子供の方が難しいですかね…
だって子供って人見知りな子ですと、最初はまったく心を開いてくれませんので、
笑うどころか、純粋に変な人を見る目で見てきます。
なので、笑わせる以前に、まずは警戒心をといて、リラックスしてもらうことから始めないといけません。
そのために何をすればいいのか。
@スキンシップ
私の場合は、普段の声より高めの優しい声でそっと近づき、
(なんか危ない人みたいになってますが…)
名前や歳を聴いたり、好きな食べ物やアニメなどを聴き、
少し慣れてきたら頭を撫でたり、ほっぺをつついたりします。
(いきなり触るとギャン泣きしますので気を付けて下さい)
そこから「思いっきりジャンプできる?」と聞くと
喜んでジャンプしてくれたりするので、そこですかさず褒める!
「すごいね〜」みたいな感じで…
そうするとそこから延々ジャンプを見せられる訳ですが…
まあ生きいきとした躍動感のある写真が撮れるので良しとしましょう。
ジャンプは大人にも有効ですよ、一回飛んでもらうとなにかふっきれたような感じで
リラックスしてもらえます。
大人の女性は笑顔が上手な方が多いです。
鏡見て練習してるんですかね…なので女性の場合は普通に「笑顔でお願いします」で
ほとんど大丈夫な気がします。
大人に有効な言葉(私の主観です)
・「ではいつもの作り笑いお願いします〜カシャ」
・「はいチーズ!と言ったら撮りますね〜カシャ」
・適度に褒める(わざとらしいとドン引きされます)
あとはその場でのアドリブが多いです。
(ほんと芸人さんて大変だな…)
Aネガティブなことを言わない
どうしても写真を撮っていると、「ピントが合ってない」とか「暗くなっちゃった」とか言ってしまいます。
そういったネガティブな事を言うことによって、相手は「自分が動いたからいけなかったのかな…」と
思ってしまうかもしれません。そうすると当然表情は固くなり、笑顔もぎこちなくなってしまいます。
カメラの設定に関しては被写体には関係ないので、あまりそう言ったネガティブ発言は
言っても意味がないと思います。撮影者側の問題なので
もし上手く撮れていなくても、「OK〜ありがとう!」と言ってあげましょう。
OK→設定が間違っていることに気付けた。だからOK!
ありがとう→気付かせてくれて、そして撮らせてくれてありがとう!
いつも被写体に感謝の気持ちを忘れないこと、相手を楽しませることを考えることが大切だと思います。
(なんだかお笑い芸人に通じるものがありますね…)
いかがでしたか?笑わせるって考えると非常に難しいことのように感じますね。
いくら面白いことを言っても、警戒心を持たれていたり、嫌な気分にさせてしまったり、
カメラマンが嫌われてしまうと、ますます笑いのハードルは高くなります。
お笑い芸人も好感度が大事なように、、まずは始めが肝心です。
しっかり挨拶をする。感謝を忘れず、敬意を持って接する。
当たり前のことですが、信頼関係ができて初めて
素敵な笑顔が生まれるのではないでしょうか。