感動的だったCAさんの素晴らしい神対応
2017年03月18日
職業別給料ランク
こんにちは、ハニービーンです。
先日、職業別給料ランクの1位がパイロットであるという記事を見かけました。
もとになっているデータは厚生労働省のこちらの統計データのようですね。
もとになっているエクセルデータを自分で集計してみたところ、記事と同じ結果になりました。年収と月収で順位に違いはありますが、多少入れ替わるだけで上位の職種はどちらの順位でも上位になっています。
この記事を目にしてすぐに、出張で飛行機に乗る機会がありました。今回はその時の印象的な出来事を紹介したいと思います。
飛行機内の急病人
私は国内線はいつも特定のエアラインを利用していますが、今回も同じ航空会社でした。
いつものように前の方の通路側の座席を取りました。その方がトイレに行きやすいからです。
飛行機が離陸してしばらくし、機内サービスが始まった頃、近くの女性の乗客の方がうつむいているのに気が付きました。
気分が悪いのでは。。と思っていると、サービスで通りかかったCAさんに「気分が悪いのでトイレに行きたい」と青ざめた顔色で申し出ました。
CAさんは「大丈夫ですか?こちらへどうぞ」と、その乗客の方に寄り添って前方のトイレに案内しました。
すると、乗客の方はよほど気分が悪かったのか、耐えかねてトイレの手前で倒れ込んでしまいました。
CAさんの対応
CAさんは直ちに前方ギャレースペースと客室通路の間のカーテンを閉め、その乗客の方を横にならせて、明るい声で「お客様、大丈夫ですよ〜、はい、息を吸って〜吐いて〜」と声をかけ始めました。
そして別のCAさんを呼び、他の乗客には後方トイレを使わせることと、機内サービスを継続するよう指示していました。
ずっと声をかけながら毛布を敷き、乗客の方の靴と上着を脱がせ、介抱を続けていました。
しばらくすると、乗客の中の医療関係者の申し出を募る機内アナウンスがありました。私は初めて聞きました。
10分後くらいに、一人の男性が名乗り出て、その後はCAさんとその男性の二人が介抱にあたりました。
結局、巡航中の1時間強ずっと介抱は続き、その間CAさんの声掛けが聞こえていました。前方の座席の乗客にはずっと聞こえていたと思いますが、決して不快なものではなく、むしろ機内全体がそのCAさんと具合の悪い乗客を応援するような雰囲気になっていました。
降下のためにシートベルト着用が必要になる段階になってようやくカーテンが開けられ、だいぶ顔色の良くなったその乗客は、横が空席の元とは別の座席に戻ってきました。
そして、飛行機は順調に降下し、予定通り目的空港に着陸しました。
非常時の対応力
CAさんの通常のルーティン業務を見ているだけでは分かりませんが、訓練されている人の非常時に対応する能力は、一般人には及びもつかないものがあると思いました。
機長もおそらくこのとき、引き返すべきか、どのような状況になったらどう決断すべきか、など、飛行機を操縦する能力とは別の能力を使っていただろうと思います。
月並みな言葉ですが、そのような訓練された人たちによって、飛行機に安心して乗ることができるのだということを、改めて感じさせられた出来事でした。
ところで待遇は
ところでこのような人々はそれなりの待遇を受けているのだろうか?と思ったときに、冒頭の記事を思い出しました。
業務にあたる人のモチベーションが低いかも知れないと思ったら、安心して利用することはできません。やはりパイロットの収入はある程度高い方が安心です。
CAさんの待遇の方は、いわゆる鶴亀戦争によって悪くなったものと思っていましたが、記事では10位にランクされていますね。それなりの待遇を得られているのだと思い、少し安心しました。
一方、飛行機の安全を支えるという意味で、航空管制官はどうなのか気になったので調べてみますと、こちらのサイトによると待遇はCAさんと同程度のようですから、悪くない待遇のようです。
しかし、外国では例えばアメリカやイギリスなど、専門職としてかなり高く評価されているようで、日本の管制官のモチベーションに一抹の不安が残ることになってしまいました。
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